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群馬県立近代美術館(高崎市)

 群馬県立近代美術館(高崎市綿貫町992-1、027・346・5560)に行った。
 1974年10月17日の開館で、今年30周年を迎える。1700点を超える作品が収蔵されているという。
 「コレクション・クロニクル(美術館30年の歩みとコレクションの展開)」のパンフレットによると、開館時の400点の収蔵作品はほとんどが群馬県出身作家やその遺族、あるいは県内のコレクターや企業からの寄贈によるものだった。県出身作家の作品が大半を占め、なかでも湯浅一郎、福沢一郎、山口薫の作品群は、質量ともに充実していた。
 開館後は、南城一夫、鶴岡政男、オノサト・トシノブなど、県出身作家の作品がより広く 収集されるようになる。同時に、彼らを日本近代美術の流れのなかに位置づけ、より 系統的なコレクションとするため、安井曾太郎や岸田劉生、佐伯祐三など、美術史上重要 な作家の作品が加えられた。
 1986(昭和61)年、中山公男現館長が就任してからは、特に西洋近代美術の充実が図られ ルノワールやルドン、フジタなどの優品が収集された。これらは、企業局から永年寄託されたモネ、 シャガール、ブールデルの作品とともに、コレクションの核となっている。
 美術館は自然光なども生かした美しい建築で、感動して携帯のカメラを構えたら注意されたので(^^ゞ、許可を得てから写真撮影した。
 モネの睡蓮があった。晩年の作品で目も不自由なときに描かれたものらしい。それだけに内面も描かれたような重い感じの睡蓮だった。
 東京では考えられないくらいすいていて、気分を落ち着かせたいときにゆっくり作品を見て回りたい美術館だった。
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Comments

ここの設計は水戸芸術館やつくばセンタービルと同じ、磯崎新氏なんですよね。彼の70年代を代表する作品でもあります。伊香保の中にあるハラミュージアムアークも彼の作品だったかな。ほかにも群馬には隠れた名建築がいろいろとあります。館林の美術館は渋谷の東京ガスのビルを設計した第一工房で、今年の村野藤吾賞を受賞してます。桐生のシルクホールの設計は坂倉建築研究所だったかな?あれはいけてないですけどねw坂倉準三氏ならあんな設計にならなかった気がする。。ほかにも群馬音楽センターはアントニンレーモンド。あれは壊されちゃうのかな?ちょっとさびしい。

Posted by: おぼっち | 2004.05.04 11:40 AM

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