そば処なかや桑風庵(富士見村)
評判の良い店でずっと行きたかった店がそば処なかや桑風庵。本店(027・288・4120)はそばがなくなると閉店で、夕方には閉まってしまうので、午前11時から午後8時まで営業している田島店(富士見村引田46-1、027・288・9504)に行った。馬事公苑店(027・288・9503)を加えた富士見村の3店は一緒にそばを打っているとのことで、味は変わらないという。
メニューを見ると、そば5合(2人前)1600円、7合(3人前)2400円、1升(3-4人前)3200円とある。天ぷら付き手打ちそばは5合(2人前)2900円、7合(3人前)4350円、1升(4人前)5800円だが、1人までもいいということで、天ぷら付き手打ちそばを頼む。
海老天、野菜天、本わさび付き。本わさびはうれしい。
群馬県のそばは黒っぽいものが多いが、ここのそばは白っぽい中に黒っぽいものが混ざっているような色。聞いてみると、そばの実の真ん中の白い部分でそばを挽いており、そばの風味を出すために皮の部分をあとで混ぜているとのこと。そばは白い部分だけのほうが甘みもあって上品な味だが、黒っぽい部分にはそばの香りが強く、黒っぽい部分も含め実全部を挽いているところが多い。
桑風庵は白っぽい部分を中心にたくみに香りを出そうと皮の部分を混ぜており、「いいとこどり」だ。
確かにおいしく、天ぷら付きで食べてから、さらにそばだけ1人前を追加した。2300円。大満足。
若いご夫婦もとても感じがよかった。
この店、もとは前橋や高崎で営業していたという。社長が体を壊し、静養をかねて赤城に移り住み、細々とそばを打っていたらしい。ところがこれが評判になり、さらに社長も赤城山の自然のおかげで体調を回復、富士見村の3店で営業するまでになった。
「桑風庵」という名前でかつての従業員たちがまだ前橋や高崎で店を開いている。
群馬町三ッ寺店(027・372・0492)、高崎豊岡店(027・327・8005)がそばの店。前橋上小出店(027・234・4953)、前橋元総社店(027・253・7047)は煮込みうどんの店とのことだ。
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Posted by: kimiko | 2005.01.16 02:39 PM