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法師温泉・長寿館その2

 どこかで見た顔の男がいる。所沢に住む飲み友達のM君ではないか!! 小学4年生の娘さんを連れて先頭に並んでいる。
 とてもウマの合うヤツで、群馬で飲もうと話していた。けれど彼は忙しく、娘さんによると、日曜日もほとんど家にいないとのこと。本当に久しぶりの家族サービスらしい。ようやく休みがとれ、朝、思い立って、法師温泉に来た。奥さんと息子さんはすでに別の用事が決まっていて、二人で来たと言う。
 それにしても何の約束も話もなしに秘湯で出会うとは驚く。「浮気はできないな」と笑う。
 列の先頭に入れてもらい(^.^)、部屋で休憩(午後2時まで)し、食事も付くコースを頼んだ。食事は山菜丼、お吸い物、漬け物で、3000円。部屋は5つのテーブルがある宴会場だった。
 日帰り客は男女混浴の「法師の湯」と女性専用風呂に入れる。
 法師の湯の写真はまだ誰もいないときに撮ったが、あっという間に「満員御礼」の状態になった。
 男女で脱衣所は分かれているが、風呂は混浴。湯舟は8つに分かれており、奥がぬるめ、手前が熱め。各湯舟に4-5人がつかっていた。
 ほとんどが男性で、女性は男性の多さに圧倒されて、しばらくは女性はM君の娘さんだけだった。けれどもたまに、男性と一緒に来た女性が入ってきた。混浴はちっともいやらしくなく、ほのぼのとしていいと思う。
 湯舟は8つに分かれていると書いたが、実際は4つで、それぞれの湯舟の真ん中に丸太が置いてあり、一つの湯舟が2つに仕切られている。フルムーンのCMでは高峰三枝子が手前にいて、上原謙が丸太の向こう側にいる。丸太を見ると「ああ、法師温泉だ」と行ったことがある人はわかる。
 お湯は無色透明。湯舟の底に河原にある石が敷き詰められている。石を踏むと気持ちがいいし、丸太に頭を乗せると首のあたりが気持ちいい。手ごろな石をつかって、足や肩をたたくと、これまた気持ちがいい。お湯は飲用も兼ねて外からも足していたが、底からも湧き出している。
 霧積温泉・金湯館は風呂自体はそれほど特長はなく、全体の雰囲気でいい味を出していたが、法師の湯は個性的。木造の天井の高い建物も実に味わいがある。松山の道後温泉本館のような歴史を感じさせてくれる。
 群馬で言うと、四万温泉・積善館の「元禄の湯」が似た味わいだが、総合点では法師の湯が上だ。
 弘法大師巡錫の折に発見されたと伝えられ、"法師の湯 "の呼ばれるようになったという。
 泉質は無色透明のカルシウム、ナトリウム硫酸塩泉(石膏泉)で温度は43℃。適応症はリュウマチ性疾患、動脈硬化症、痛風および火傷、創傷など。飲用効果は慢性便秘、慢性肝、胆道疾患、じん麻疹、肥満症など。
 途中昼食をはさんで午後2時まで2度湯につかった。
 一人での群馬探訪もいいが、飲み友達がいると、楽しさが加わる。
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Comments

いやあ、ばったりお会いして、たしかに驚きましたねえ。山奥、というほどの場所ではないけれども、不思議な場所でお会いしたものであります。温泉であったまったあとのビールがうまかったねえ。週末は混むので、日帰り入浴は平日のほうがいいかもしれません。

Posted by: M | 2004.06.13 01:43 PM

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