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『前例への挑戦』(清水聖義、学陽書房)

 清水聖義氏は太田市庁舎建設(21階建て、総工費300億円)の見直しを訴え、1995年、太田市長選で当選。12階建てに計画を変更し、総工費を150億円に抑えた。以来、「市民の目線」で行政改革にまい進。市民サービスの向上に努め、1999年には品質管理の国際規格「ISO9001」の認証を全国の自治体で初めて取得した。
 『前例への挑戦』は清水市長が1期目を振り返って、どう改革を進めたのか、なぜ改革が必要なのかをまとめたものだ。

 「企業であるならば製品やサービスを市場に提供し、社会への貢献度が利益という形で表現される。株主への配当は経営者の義務である。行政にはその意識が少ない。与えられた財をどれだけ効率的に運用したか、市民の満足度はどの程度であったかについての検証はない」

 「市民の満足度を高めるには、市民が何を望んでいるかをキャッチしなければならない。前例踏襲や他都市模倣では、自分たちの市民の希望をかなえることはできない」
 
 「お金があればお金を使うことだけを考えてしまう。そのことが仕事だと思ってしまう。なければ知恵を出さざるを得ない。お金は使っただけ減るが、知恵は使えば使うだけ増えてくるものだ」

 「市役所は中小企業」という清水市長の著作は、企業に勤めるものにとっても示唆に富む内容だった。ぐんぐんぐんまの名物市長に注目したい。
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前例への挑戦

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Comments

ご無沙汰してます。
NPO桐生のオボカタです。

8月は6~8日が桐生祭りです。
やはり同じように若い人たちが集まってきます。
まったく違う表情を見せる桐生をお楽しみくださいませ。

Posted by: オボカタ | 2004.07.18 12:40 PM

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