磯部温泉・磯部館
アプトの道を歩いた帰り道、JR磯部で下車し、磯部温泉(安中市)を訪ねた。
JR磯部駅前から10分ほど歩くと、”雀のお宿”と銘打つ磯部館(027・385・6411)に着く。
なぜ、雀のお宿なのか、が一番気になっていた。
磯部館は代々名主をつとめた旧家で、江戸時代から旅館業を営んでいるが、当時、周辺はうっそうと竹が生い茂り、その中にたたずむ旅館がまるですずめのお宿のようだと村人たちが話していたという。この話を、磯部館に滞在した巌谷小波が童話にしたとのことだ。
風流な旅館だが温泉の日帰り入浴料は1200円。他の温泉より、ちょっと高い。
男湯、女湯が時間によって交代する仕組みなので、この日は碓氷の湯=写真=に入った。
室内の湯は、もともと温度が低く、沸かしているという。
個性があるのは露天に引いている湯。最近出たというナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉。ちょっとぬるぬるするお湯だった。昔、このあたりは海の底だったらしく、磯部という地名もそこから由来するという。
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