芭蕉(桐生市、洋食)
桐生市の中心街に、木に囲まれた古い建物の洋食屋「芭蕉」(桐生市本町5丁目345、0277・22・3237)がある。この一角は時間がとまったような静かな空間だ。午後2時過ぎに訪れると、電気が消えていた。客がいなかったためで店に入るとつけてくれた。土壁、民芸品、木のいすやテーブル。とても凝った造りだ。
昭和12年1月1日の創業。
地元の人によると「小池魚心」氏が店を開いた。坂口安吾もこの店をよく訪れたという。
自慢の「印度かりー」(850円)を注文した。おいしい。ポタージュスープ、サラダ付きのコース(1700円)もあるが、印度かりーだけで十分満足だ。
オニオングラタンスープを作るとき、たまねぎを30分以上じっくり、色が茶色になるまで炒めるが、そんな感じのたまねぎのなんともいえないおいしさがベースになったカレー。
正午から午後8時40分までの営業。火曜定休。
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