八塩温泉・神水館その2
内湯に行った。男湯は<青鬼>。
八塩温泉(神水館源泉)は昔から「塩の湯口八ヶ所」と呼ばれる名湯で、「第三期(6,500万年~200万年前)の海水(化石海水)が地中に閉じ込められていて、それが現在湧き出しているといわれている。塩分濃度が非常に高く、全成分の約70%をナトリウムイオンと塩素イオンが占めているという。
泉質は含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(中性高張性冷鉱泉)
泉温は17.3℃(調査時の気温24.2℃)
適応症(浴用) 【一般的適応症】は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進。【この温泉固有の適応症】は、高血圧症、動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
内湯は二つ。露天風呂も含め、説明書きがあった。
八塩の温泉(鉱泉)は湧出温度が低いため、浴場内の大きい湯船は加熱(温浴用)、小さい湯船は湧出温度そのまま(冷浴用)の湯船です。温浴、冷浴を交互に行うことにより、温泉の効果が増します。
温泉(鉱泉)の成分により、浴槽内が茶色く濁り結晶が浮いたりしますが、汚れではございませんのでご了承ください。
※大浴場内の温浴用の湯船は温泉(加水)を循環加熱、及び群馬県藤岡保健福祉事務所の指導により、塩素(次亜塩素酸ナトリウム)を添加し、殺菌を行っております。
※大浴場内の冷浴用の湯船は源泉から湧き出た温泉そのままです。
※露天風呂の湯船は温泉(加水) を循環加熱、及び群馬県藤岡保健福祉事務所の指導により、塩素(次亜塩素酸ナトリウム)を添加し、殺菌を行っております。
これだけ明確に書いてあれば親切だ。
ちょっと前ならば冷浴用には「こんな水風呂入れるかっ!」と無視し、泡風呂もある奥のあたたかい浴槽にだけ浸かっていたかもしれない。
今回は塩素が残留するので洗い流したほうがいいという松田教授のアドバイスを聞いて、温浴はさっさとすませ、シャワー。もっぱら冷浴を楽しんだ。
手前の冷浴のお湯は茶色で濁っている。循環風呂は無色透明。
人間に無色透明の善人がいないように、無色透明の温泉のほうが不自然だ。
初めて冷浴にありがたみを感じた。
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