宝川温泉その3 子宝の湯
般若の湯を通り過ぎ、橋を渡ると子宝の湯=写真=がある。広さは200畳。
柱や岩が多く、混浴の露天のなかで一番抵抗感が少ない湯だ。最もカップルが多かった。
宝川温泉には伝説がある。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国征伐の折、武尊山(ほたかやま)に上り、病に伏せってしまい、困っていると、遙か下界より白い鷹の飛び立つのを見つけた。その地に立ち寄ってみると、温泉が湧いており、そのお湯につかると、病が治り、旅を続けることができたという。そのため宝川温泉はその昔、『白鷹の湯』(はくたかのゆ)と呼ばれていた。
宝川温泉は造りが俗っぽいと言えば俗っぽいが、自然と温泉がすばらしい分、熱海系大旅館の温泉とは対極にある。こういう俗っぽさは嫌いではない。
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