うのせ温泉・奥利根館
水上温泉郷にはJR水上駅前の「水上温泉」以外にさまざまな温泉がある。
谷川温泉、うのせ温泉、向山温泉、湯檜曽温泉、宝川温泉、湯の小屋温泉、上の原温泉。
水上温泉は熱海や伊東のような団体客中心の温泉というイメージが強いが、谷川温泉はマイナスイオンを感じる山の中のとてもよい温泉地だった。
水上温泉郷を極めないと、水上温泉は語れない。
そこで、まず、うのせ温泉・奥利根館(水上町大穴甲5、0278・72・2311)を訪ねた。
国道沿いの9階建ての建物。
お風呂は殿方大浴場<ダイヤ風呂>、大露天風呂<渓流の湯>、打たせ湯<大利根の湯> 、婦人専用露天風呂<浮舟の湯> 泡風呂<大利根の湯>などがある。
単純泉で、カリウム、ナトリウム、カルシウムなどが含まれ、飲用も可という。
適応症は、リュウマチ・神経痛・運動機能障害・疲労回復ほか。
日帰り入浴は正午から午後6時まで。入浴料は1500円。
登山客が立ち寄るのに便利なのだろう。リュックを背負った入浴客が多かった。
日本秘湯を守る会加盟の宿ばかり行っていたせいか、久々に「もう一方の極にある旅館」を見た気がする。
建物の大きさが問題なのではない。大きな旅館でも趣味の良い旅館はある。
「水上温泉」ではなく「うのせ温泉」なのだが、雰囲気は典型的な熱海系だった。
浴槽は循環風呂のようにみえるのだが、旅館の人に尋ねると「うちは温泉です」。温泉ということは分かっている。掛け流しかどうかという質問なのだが、不快そうなので詳しく聞くのをやめた。
露天、打たせ湯、泡風呂・・・。団体旅行客がいかにも喜びそうな仕掛けはすべてある。
でも、マイナスイオンや温泉情緒は感じられなかった。
1500円は高すぎると感じた。
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