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楽水楽山(伊香保町、バー)

 老舗旅館の千明仁泉亭が1階にバー「楽水楽山」を開設した。
 東京・銀座で「ひみこ」を経営していた女性バーテンダー、上田尉江(やすえ)さんをスカウト。群馬県でも本格的なバーが楽しめそう。
 上田さんはバーテンダー歴39年。昭和57年に銀座7丁目にひみこを出店。平成元年に兄弟子のバーテンダーでご主人の勉さんが死去。平成13年3月3日にはひみこが全焼、お酒もグラスも灰になってしまったが、6月2日には銀座8丁目で再開するなど、バーに対する情熱は少しも衰えなかったという。
 今年9月17日にひみこを他の人に譲り、ひみこはワインバーに変身。上田さんは、「楽水楽山」に骨を埋める覚悟だ。
 上田さんは千明仁泉亭の千明三右衛門社長が学生だったころからの付き合い。ひみこで伊香保の四季というオリジナルカクテルを提供していた。
 最初に飲んだ「伊香保の初夏」はジンベースのカクテル。ハーブのリキュール「シャルトリューズ」を加えて作る。若草色がとてもきれいだ。最初、ミントのカクテルかと思い、ちょっと抵抗があった(かつて渋谷のホテルのバーでまずいミントのカクテルを飲んだので)が、香りも良く美味だった。
 次に飲んだのが、「伊香保の紅葉」。ブランデーベースで、赤ワイン、木イチゴのリキュール「フランボワーズ」を加えた。まさに、紅葉。味わいのあるカクテルだった。
 そして「榛名湖の雪」。ウオッカベース。ライチリキュール、ヨーグルトのリキュール、グレープフルーツ、ライムの果汁を加え、最後にブルーキュラソーを落とす。白と青のバランスが絶妙。
 最後に「伊香保の桜」。ウオッカベース。グレープフルーツ、レモン、さくらリキュールにグレナデンシロップを加えた。
 伊香保の四季、ぜひとも試していただきたい。
 このほかにもいろいろなカクテルを作ってくれるという上田さん。
 カクテルの価格は1000-1500円。
 前橋のバーは実は4軒ほど行ったが帯に短しタスキに長し。頑固に昔のレシピだけを守っていて面白みのないバー(しっかりした店だが・・・)、意欲はあるが、実力が伴わず、果汁などを使ったカクテルで大人の味が作れないバーのどちらかで、ぐんぐんぐんまでは取り上げなかった。
 群馬ではこの1軒ととことん付き合おう、と思った。
 営業時間は午後6時から午前1時(午前9時から午後6時までは喫茶)。
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