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茂林寺その3

 本堂の見学は拝観料300円。
 分福茶釜が飾ってあるというので、展示してある場所に直行した。
 当然、釜からタヌキの手足が出ているものがあるものと思っていたが、あるのは由緒正しそうな茶釜。
 分福茶釜
 金質 紫金銅
 周囲 1.2メートル
 重量 11.2キログラム
 容積 21.8リットル
 口径 24.5センチメートル
 とある。
 パンフレットによると、
 当寺開山大林正通禅師に従い、応永三十三年伊香保から来て代々の住職に仕えた守鶴和尚は、元亀元年夏七世月舟和尚の代に千人法会があり喫茶の用に供する湯釜がなくて寺で困っていた際、一夜の中に何処からか一つの茶釜を持ってきて、茶堂に備えた所が不思議に常に汲んでも湯は尽きなかったので、衆人は其の無尽蔵の妙術に驚かないものはありませんでした。和尚は自らこの茶釜を紫金銅分福茶釜と称しました。其の後十世天南和尚の代まで百六十一年間当山に居りましたが天正十五年二月二十八日漂然と寺を去って行方がわかりません。後世守鶴和尚は狸の化身だと伝えるものがあり、遂に皆様ご存知のお伽話となったものでしょう。
                                                       青竜山 茂林寺
とある。 
 われわれが知っているのは童話の分福茶釜。巌谷小波(いわやさざなみ)作とのことだ。
 むかしむかし、茂林寺というお寺の裏山にたぬきの親子が住んでいました。ある年、いつになく寒い冬がやってきて、たぬき親子の食べるものが全然なくなってしまいました。そこで、お父さんたぬきがお母さんたぬきに言いました。「わしが茶釜に化けるで、それをお母さんが人間に化けて売ってくることにしようや」。そうして道具屋の店先に並んだ茶釜はさっそく茂林寺の和尚さんに買い取られていきました。ある日、和尚さんがその茶釜でお湯を沸かそうとして火にかけたところ「あっちっちっ」という悲鳴とともに茶釜から尻尾と手足が生えてきてたぬきが現れました――といった話だ。
 巌谷小波といえば磯部温泉では舌切り雀を著したという。
 群馬でもう少し脚光を当ててもいい人だ。
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