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猿ヶ京温泉・まんてん星の湯その1

 三国街道沿いの猿ヶ京、湯宿、法師、川古、赤岩の6つの温泉を「猿ヶ京三国温泉郷」という。
 この中では法師に3度行っただけで、最も規模の大きな猿ヶ京には来ていなかった。
 江戸時代に「笹の湯・湯島温泉」と呼ばれた温泉街が猿ヶ京の前身。名湯としてにぎわったこの温泉は、昭和33年、ダム建設のために赤谷湖の底に沈んだ。そこで温泉街を移し、名前を改めたのが猿ヶ京温泉だ。水没前は自然湧出の温泉だったというが、移転後はボーリングによりいくつかの源泉を確保した。そんな歴史があるだけに、なんとなく「本物ではない」というイメージがあり、訪ねるのが後回しになった。
 しかし、国道から関所跡のある信号を右折して入っていくと予想以上に感じの良い温泉街が続く。
 まずは新治村が2002年に造った日帰り入浴施設「まんてん星の湯」(新治村猿ヶ京1150-1、0278・66・1126)を訪ねた。
 「まんてん星の湯」は、施設敷地内に咲くドウダンツツジ(満天星躑躅)と、輝く満天の星空から名付けたという。
 「3時間券(大人600円)と5時間券(同800円) がありますが、とちらにしますか」と入り口で聞かれ、3時間券を買った。1日券(同1300円)まである。そんなに長くいる人がいるのかと思ったが、3時間は十分すごせるだけの充実した施設だった。
 レストランはオリジナルのお酒や八穀宝膳(八穀飯・鰻などの膳・1200円)などのおいしそうなメニューもある(今回はソフトクリームしか食べなかったが)。大広間や個室でゆっくり休めるし、マッサージルームもある。物産コーナー、観光案内コーナーもあり、さすが観光に熱心な新治村の日帰り入浴施設、と感心した。
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