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万座温泉・万座温泉ホテルその1

 万座・鹿沢口駅から臨時の万座バスターミナル行き直行便が出ていた。表万座スキー場に寄らず、40分ほどで万座バスターミナルに着く。以前は万座プリンスホテル行きだったが、すべてバスターミナル行きになったらしい。料金は1310円と変わらなかった。
 バスターミナルに着くと、万座温泉ホテルと万座亭のマイクロバスが迎えに来ていた。2つの宿は至近距離にあるので、どちらのバスに乗っても良いが、万座温泉ホテルのバスに乗った。
 ほとんどがスキー客。この日は吹雪で道路は凍結状態。ホテルの道の途中で立ち往生している車もあった。
 万座温泉ホテルに着き、日帰り入浴をしたいというと、丁寧に応対してくれた。スキーの泊り客も多い中で、入浴料1000円(タオル付き)の客も大切にしてくれる。とても良いホテルだ。
 案内を聞くと「長寿の湯」がホテル内にあり、やや離れた場所に極楽湯(露天)と日進館の鉄湯、ラジウム湯があるという。楽しみだ。湯の特徴を詳しく記したパンフレットをもらって、まず長寿の湯に行った。
 湯気がもうもうとしており、何も見えない。外が零度以下で中が温かいので、湯気でいっぱいになる。これを「湯けむり」というのだろう。
 姥(うば)湯、苦(にが)湯など様々な湯があるので確認したかったのだが、表示は間近までいかないと見えない。
 まず近くの姥湯に入った。パンフレットによると、皮膚病、リュウマチ、神経痛や外傷の後遺症等、さまざまな疾患に効果的とのこと。
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 次に、滝湯、真湯に入る。滝湯は、適度の高さから温泉が落ちてくる湯。肩を滝の下へ持っていくと自然の温泉マッサージで、リウマチ性疾患(肩や腰の痛み)、関節痛、神経痛、肥満症などに効果があり、疲労回復にも効果があるという。真湯は、普通の湯に近いが、酸がいくぶんか含まれているという。
 次に本命の苦湯。 万座最古の温泉の王様で、胃痛、胃炎、神経性胃炎、神経痛、ゼンソク、リウマチに最高の効きめがあるという。苦湯で難病をなおした人は数多く、全国に苦湯のファンが多くいる。故福田首相も苦湯のファンだったという。
 温泉分析表によると、源泉名は姥苦湯。泉温は68.5℃。泉質は酸性・含硫黄―マグネシウム・ナトリウム―硫酸塩・塩化物温泉(酸性低張性高温泉)。浴用の適応症は(1)真菌症(水虫)(2)慢性膿皮症(3)慢性湿疹および苔癬(たいせん)(4)リウマチ性疾患(5)トリコモナス膣炎(6)糖尿病(7)体質改善(変調)(8)難治性潰瘍(9)高血圧症(10)動脈硬化症(11)未梢循環障害(12)慢性中毒症(水銀、鉛、砒素など)(13)皮膚掻痒(そうよう)症(14)脂漏性疾患(にきびなど)(15)凍瘡(しもやけ)(16)運動障害(特に神経麻痺)(17)創傷(18)女性性器慢性炎症(19)月経異常(特に無月経、過少月経)(20)ある種の不妊症(卵管通過障害のないものなど)(21)心臓弁膜症(22)胃腸病
 まさに万病に効く、という感じ。他の温泉にない適応症が多い。
 湯も白濁していて、見た目も効きそうだ。草津は透明な湯も多いが、万座の湯はしっかり白濁していて、硫黄のにおいも強い。
 日帰り入浴の受付時間は午前10時から午後4時まで。

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