吹割の滝(沼田市利根町)
旧利根村役場に行ったが、すこし時間ができたので近くの吹割の滝に行った。
「駐車無料。こちらが一番近道」という土産物店や飲食店が経営する駐車場がたくさんあるが、開いている店はほどんどなかった。雪に覆われ、商売にならないのでろう。
車をとめ、滝のほうに歩いていった。凍った雪道で、1度はすべって転ぶだろうと思いながら恐る恐る滝まで歩いた。幸い転ばなかった。
雪どけまでは水量も少ないようで、”東洋のナイアガラ”状態ではなかったが、水量が増えるときっと迫力があるのだろう。
入り口に滝周辺の説明書きがあった。
国指定天然記念物及び名勝「吹割渓ならびに吹割瀑」
「吹割渓ならびに吹割瀑」は、吹割渓または片品渓谷と呼ばれています。凝灰岩とその侵食地形渓谷美に着目して、昭和11年12月16日、天然記念物及び名勝に指定されています。
吹割渓は、溶結凝灰岩と呼ばれる岩石からできています。ごの岩石は、約900万年前に起こった火山噴火に伴って発生した大火砕流が冷えて固まったものです。その後、いろいろの変化がありましたが、この溶結凝灰岩は1万年前頃から片品川の流れにより侵食され、現在の吹割渓へと変化してゆきました。
川の中程には、溶結凝灰岩の割れ目に沿うように、幅20mほどの溝が数十メートルにわたって続いています。この溝に向かって三方から河水が流れ落ち、独特の滝となっています。滝の落差は最大7mにも達し、吹割瀑と呼ばれています。
吹割瀑はポットホール(甌穴)や河岸段丘などを含めた河川に特有な観察できるだけでなく、秋の紅葉期を中心に
個性的な渓谷美を堪能できます。指定地域は利根村大字追貝および大字高戸谷地内約31.8ヘクタールです。
文化庁 群馬県 利根村
また夏に立ち寄ってみたい。
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