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栃尾又温泉・自在館その2

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 お弁当も結構豪華=写真=だった。部屋が使えるのは午前10時から午後3時までということだが、すいていれば午後5時ごろまで使っても構わないという。5時までゆっくりすごそうと決めた。
 大浴場は霊泉うえの湯と霊泉したの湯の二つがある。うえの湯は朝5時から午後3時までが男湯で、午後3時半から11時までが女湯。したの湯は逆に朝5時から午後3時までが女湯で、午後3時半から11時までが男湯。
 日帰りの場合ふつうだと男性はうえの湯しか入れないが、午後1時から午後3時までうえの湯、3時半から1時間、したの湯に入った。
 部屋には親切なお風呂や泉質のガイドがあった。

 大浴場のラジウム温泉(一号泉、毎分102l)
 両方の大浴場ともに、35度で自然湧出のラジウム温泉(単純放射能泉)を、加温、加水をすることなくかけ流しています。ぬるい温泉です。
 昔から栃尾又には「長湯」という入浴法があって、それが守られています。「長湯」とはぬるいふろになるべく長く入って(1時間から3時間くらい)上がるときに熱い上り湯にさっと入って、あたたまってから上がるというものです。上り湯は循環加熱しています。
 ぬるいふろでじっとしていると体中に小さな泡がついてきます。昔から、これを大切にしています。
 湯上がりののち、しばらくぬるい温泉が体を芯から温めていたことを感じていただけるはずです。

 ラジウム温泉
 ラジウム温泉(あるいはラジウム泉)と呼ばれる温泉には、金属であるラジウムが直接溶け込んでいるものとラジウムから出るラドンを含有しているものと二つのタイプがあります。
 栃尾又のラジウム温泉は後者のタイプです。
 ラドンは気体であり、水にもよく溶けるため、私たちが体内にうけ入れやすいものなのです。
 入浴していると皮膚や肺からラドンは体に入ってきます。
 ラジウムもラドンも放射性物質です。体内に入ったラドンはα線という放射線を出しながら変化していきます。
 ラドンが出した放射線は私たちの細胞を適度に刺激し細胞内のものを活性化します。
 そのため、新陳代謝がよくなり、自然治癒の力もアップします。
 私たちが本来もっている自分で自らを元気にする力を温泉が後押しするのです。
 一人ひとりがもつ体の不都合をそれぞれ自分の体が治していくのです。

 Q長湯をしていてさむくなることがあるのですが?
 A寒くなったらムリをせず、上り湯であたたまりましょう。そのまま上がるもよし、もう一度ぬるい湯につかるもよし。カゼをひかないことが第一です。
 Qラジウム温泉は何にきくのですか?
 A栃尾又温泉の泉質別適応症として慢性婦人病、慢性皮膚病、高血圧症、胆のう炎、胆石症、動脈硬化症、痛風があります。
 Q熱い湯にくらべ、ぬるい湯はどんな効果があるの?
 A熱い湯が熱による急激な刺激により交感神経を優勢にするのとは反対に、ぬるい湯は副交感神経を活発にします。血管への刺激が急ではないので高血圧症の方も安心です。長湯ができるので水圧を長時間受けることにより、適度に疲れます。食欲が増し、よく眠れます。心身共にリラックス状態になるのです。

 

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