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武山本(桐生市、うどん・そば)

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 桐生の地元の人がおいしい、といううどん屋に行った。武(たけ)山本。
 桐生市錦町3丁目、「市役所入り口」とあるがちっとも市役所に近くない交差点近くにある店だ。電話番号はわからない。
 三代目の主は変人らしいが、味は良いという。
 「おしながき」はかつて使っていたのだが、今は使っておらず、みな、うどんやそばだけを食べている。天ざるなどと注文してはいけないそうだ。気分で作ってくれることもあるそうだが、たいていは作ってくれないという。
 もり(400円)、ざる(550円)、あいもり(600円)のどれかを頼む。うどん、そばをそのままで味わってほしいという店なのだ。
 そばとうどんのあいもりを頼んだ。桐生ではあいもりを食べるのが割と普通らしい。
 そばとうどん、一緒に食べてもあまりうまくないような気もするのだが、ここのあいもりは、そばとうどんの関係がしっくりいっていて、どちらもとてもうまかった。
 なぜうまいのか、店主に何も聞けないのでわからないが、打ちたて、ゆでたてというのは間違いない。
 午前11時半ごろから午後2時ごろまでの営業。
 連れて行ってくれた人は桐生のうどん店で一番うまいかもしれないという。私もそう思った。

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