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絶品!せきざわ(群馬県箕郷町)のそば

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 すばらしいそば屋さんが群馬県箕郷町にあった。せきざわ(027・371・7084)だ。
 前橋からだと県道6号線(前橋箕郷線)を箕郷市街に向かっていき「西明屋東」信号を左折すると、セブンイレブンの向かいにある。あるいは県道10号線(前橋安中富岡線)→県道28号線と行けば左手に店がある。
 そばは長野県栄村の畑で自家栽培。土づくりから行っている。刈り入れの10月には店を休む。手刈りし、天日干しをするという。そばの実は、手作業で不良な粒を丹念に除き、毎日使う分だけ製粉する。
 三昧そばがお薦めだ。「冷たい三昧」の三昧そばは1300円。
 「温かいおそばが付く三昧」もあり、そのなかの、茜(あかね)三昧(1700円)を注文した。
 そばは一度に出てこない。少しでもおいしいゆで立てを食べてもらおうと、一つずつ順番に出てくる。
 まずは生粉打ちそば。写真を撮ろうとながめていると、おかみさんに「のびないうちに早く食べてください」とせかされる。
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 そば粉をつなぎをいれず水でこねたそば。それなのにみずみずしくてなんとうまいことか。
 つるつると生粉打ちそばを平らげると、食べ終わるころを見計らって変わりそばが出てくる。今回は「谷中切り」。更科そばに葉しょうがを練りこんだそばだ。しょうがの香りがとてもいい。
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 「早く食べて」と言われ、写真はいい加減に撮って、すぐに食べる。うまい!
 そして温かい荒挽きの田舎そばは鴨の肉入りだ。
 薬味付き。
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 う~ん、温かいそばもおいしい。
 そばにも正しい食べ方があるのだなと思った。
 土から、粒からこだわったそばの、まさにできたてを食べる。
 本当においしかった。
 そば菓子(350円)もおいしそうなので頼んだ。
 そば焼酎でつくった梅酒のお菓子だ。
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 そばのフルコースを堪能してしまった。
 これまで食べたそばではそばきりのそばが一番上品、繊細で好きだったが、せきざわがNO.1だと思う。

 と、ところが・・・箕郷町のせきざわは10月11日に閉店してしまう!
 長野県の小布施町に店を移すそうだ。新店のオープンは12月中旬。
 前橋市の「草庵」で修行し、群馬県に店を開いていたが、40歳を過ぎると畑と店の間を往復するのがつらくなってきた、というのが店移転の理由。往復で5時間もかかるそうだ。
 原料からお客に食べさせるまで、手を抜かない最高のそば屋さんが群馬から移転してしまうのは残念だが、10月まで、何回か訪ねようと思う。時間をかけても行く価値のある店だ。
 金曜日定休。営業時間は11:30-14:30、17:30-19:30。

(追記1)
 9月1日にせきざわに行った。今度は天もり(1700円)を頼んだ。
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 おいしそうな天ぷらが先に出てきた。ゴーヤーやみょうがの天ぷらもある。写真を撮ろうと構えていると、「冷めないうちに、先に塩で食べてください」と言われる(笑)。
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 天ぷらを結構食べてから、真打のそばが出てきた。
 天もりを頼むと、天つゆがなく、塩も見当たらないこともある。そばのつゆをつけて食べろということだろう。
 けれど、つゆはそばだけをつけたほうがうまい気がする。
 そばが主役のこの店は、天ぷらとごちゃ混ぜでなく、メーンディッシュとしてそばが出てくる。
 天もりを頼んでますますこの店が好きになった。そばは生粉打ちそばだ。
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 きょうのお菓子は「むらくも」。そば粉入り蒸しようかんだ。
 「半分食べたらブランデーをかけてもう一つの味を味わってください」と言われる。ブランデーをかけると洋菓子のような味になる。すばらしい。

(追記2)
 先週、先々週も週末、来たが、今日9月17日も来てしまった。ゴルフが終わったのは3時半。早すぎて帰りは寄れないと思ったが、途中、梨狩りをしていたら、ちょうどよい時間になった。
 今日は「そばもち」というものを食べたくなって、そばもちが最後に出てくる「草平三昧」(1600円)を頼んだ。
 最初は恒例の生粉打ちそば。そして2番目が「更科生一本」。
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 店の人はいつも忙しそうなので詳しくは聞けないのだが、手で石臼をひいて、白い胚乳の部分だけをていねいに取り出して粉にした更科そばのようだ。「生一本」というネーミングに気合が感じられる。
 そして、そば粉とそばの実を入れたそばもち。揚げた餅が熱々のだし汁で出てくる。
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 風味のある餅。はふはふ。おいしい。
 何回来ても楽しい店だが、群馬の店の閉店が迫ってくる。

(追記3)
 また、今週も来てしまった。9月23日。今日は「醍醐三昧」(1550円)を頼んだ。冷たい蕎麦3品のうち最後が辛味蕎麦だ。
 二品目は今日は葛のなかでも最も高級な吉野葛を練りこんだそば。細やか。
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 辛味大根おろしの入ったつゆで食べるのは生粉打ちそばだった。最初と2度、生粉打ちが食べられる幸せ。辛味大根も良いものを使っているのだろう。上品な辛さだった。
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 今日はそば菓子でなく、「ハンドピック手挽きのそばがき」(1000円)を頼んでみた。
 ハンドピックとは蕎麦の実を手で拾い厳選しているという意味。手で石臼を挽いて作ったそば粉を使ったそばがきとのことだ。
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 みそをちょっとつけるか、醤油をつけて食べる。そばがきだけでもおいしかった。そばがきも逸品だ。
 せきざわに何人かで行ったら、まず、そばがきを注文し、次に野菜の天ぷら、そして三昧そば、そば菓子と頼むのがベストのような気がする。

(追記4)
 10月10日、またせきざわに来た。8月末から毎週のように来たが、ついに明日でこの店は閉店。せっかく伊香保からもすいすい行けるようになったのに・・・。
 最後に一番高いメニュー、花衣三昧(2400円)を頼んだ。写真は、車えびをそば粉で揚げた「花衣」。さくさく。お上品。美味。
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 この1ヵ月半、そばだけで随分楽しませてもらいました。ありがとう。

(追記5)
 せきざわの長野県の店が12月2日、オープンしたようだ。
 住所は上高井郡小布施町中松872-9
 電話は026・247・5652。水曜定休。当面は昼の時間のみの営業。
 新店を紹介しているブログがある。

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Comments

そうなんですよ。
群馬にとって余りにも痛すぎるせきざわさんの閉店。
そばはもちろん、季節で変わるお菓子も魅力的にこのお店。
引き止め工作をしたいくらいに残念でなりません。
あとひと月半ですか、私も通い詰めなくては。

Posted by: 三束雨 | 2005.08.24 at 12:50 AM

お久しぶりです。
こんなに行き届いた店は少ないですね。
長野まで行くしかない。

Posted by: フーテンの中 | 2005.08.24 at 01:21 AM

行きたい! 行きたい! 行きたい! 金曜日からまた行くから、金曜日前橋で飲んで、土曜日温泉遊びができる週末を連絡されたし。なくなるまでに、ぜったい行きたいぞ。

そばはせいろもいいけど、熱いかけになんかそばの極意があるように思っちゃうのはそば通からは邪道に見られるかな。

Posted by: 賽目日乗 | 2005.08.24 at 04:13 AM

そばの後、榛名湖の温泉でも行きますか。

Posted by: フーテンの中 | 2005.08.24 at 06:42 AM

行きましょう。温泉も久しく行っていないなあ。

Posted by: 賽目日乗 | 2005.08.24 at 07:17 AM

うわ~!行ってみたい!
今週末に行ってみようと思います。
最近、美味いそば食ってないからなぁ~。

Posted by: 二代目 | 2005.08.26 at 12:04 AM

600円のもりや1700円の天もりでもいいかもしれませんが、次々出て来るコースのような楽しみを味わえるのは三昧そばです!

Posted by: フーテンの中 | 2005.08.26 at 09:45 AM

え、せきざわさんの閉店!知りませんでした。最近ご無沙汰していたから・・・・・それを聞いたら行かなくちゃ!私もせきざわさんの三昧シリーズは好きでよく頼んでいました。というかそれしか頼んだことがないきがします。どれもこれも食べたくてよくばってしまうんですよね。あー本当に長野まで行かなくちゃ。でも、そばきりも確かに美味しいですよね。またちょっと感じが違うけど。

Posted by: ミナ | 2005.08.27 at 10:59 PM

せきざわに行ってきました。
ブログの中でリンクさせていただいたので報告します。&TBさせていただきました!
美味いものを食べると幸せな気分になりますね。

Posted by: 二代目 | 2005.08.28 at 09:48 AM

いてもたってもいられず、思わず行っちゃいました。^^
うーん、やっぱり旨い!

Posted by: 三束雨 | 2005.08.28 at 08:41 PM

うわっ!「むらくも」いいっすねぇ。
僕も来週の日曜日に行く予定をたてました。
「むらくも」食べてみます。
天ぷらも食べます(宣言)。塩で食べさせて頃合いをみてそばが出てくるなんて・・・やばすぎる!!

Posted by: 二代目 | 2005.09.06 at 01:45 AM

偶然、こちらで「せきざわ」さんを知り、ラストぎりぎりの9日、はるばる桐生より行ってまいりました。(どうでもいいけどこの日は結婚記念日でした)
私は茜三昧、夫は醍醐を注文。
実は、桐生人っていうことで、おうどん派の私なのですが、なんだか、芸術を味わった気分でした・・・!
いつまでも余韻に浸りたくて、もう何も口にしたくないような気分でした。
今度は、草庵に行ってしまいそうです。。。

こちらの地元にも、美味しいお店がいろいろありますので、機会がありましたら、ぐんぐんぐんまサン、お越しくださいませ。

Posted by: 秋桜 | 2005.10.15 at 07:00 PM

 桐生って、本当においしい店が多そうですね。ガソリンも安い!
今まで行ったところは
武山本(桐生市、うどん・そば) 2005.07.28
茶古里(桐生市、銘酒) 2004.09.30
藤屋食堂(桐生市、ソースカツ丼) 2004.09.09
芭蕉(桐生市、洋食) 2004.09.02
第三山本(桐生市、カレー南蛮) 2004.05.04
藤屋本店(桐生市、カレーうどん) 2004.04.28
川野屋本店あいおい(桐生市、カレーうどん) 2004.04.09
です。
 お薦めあれば教えてください。

Posted by: フーテンの中 | 2005.10.15 at 08:10 PM

トラバしていただきありがとうございまいた。
こちらからもトラバさせていただきました。

天もり、仲間仲間~♪お写真拝見するかぎり器は変わったようですね。
じつは最初、しばらく天ぷらしか出てこなかったので「えっ?おそばは??まさか…」とちょっと不安だったのは内緒です…(笑)
私の友人は茜三昧を注文しました。暖かいおそばもとーってもおいしそうで対面の私にとってはちょっと生殺し状態でした。
近日中に再度行ってみようと思ってます。

Posted by: フドウ | 2005.12.15 at 04:01 AM

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