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県立ぐんま天文台その2

 1993年10月に群馬県の人口が200万人に達したこと、1994年に日本初の女性宇宙飛行士・向井千秋さん(群馬県館林市出身)が宇宙に飛び立ったことなどを記念して、天文台の建設が決まった。全面オープンは1999年 7月21日。
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 階段を上り切るとまず、目に入るのが天文台の本館前の広場にある遺跡のような建物だ。 一番奥にあるのが、季節ごとの日の出、日の入りの位置を示す英国の古代遺跡ストーンヘンジを再現した「ストーンサークル」。手前にあるのが、18世紀のインドで建設された天体観測施設、ジャンタルマンタルを再現したものだ。
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 ストーンサークルは24節気のそれぞれの日の出、日の入りの方角を知ることができるモニュメント。中心に立つと、夏至、冬至、春分、秋分の日に、特定の石柱のすき間から日の出や日没をみることができる。

 下の写真はこの夏至のときにこの位置から西のヒールストーンを見るとちょうど日没が見えるという位置を示している。
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 下の写真は冬至のときに西のヒールストーンを見るとちょうど日没が見えるという位置。夏至の位置と比べると、かなり北側になる。太陽は東から昇って西に沈むというのは常識だが同じ西でも夏至と冬至ではかなり位置が変わることがわかる。
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 ジャンタル・マンタルのなかの「サムラート・ヤントラ」。昼間は日時計として使用する。
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 2時20分を指している。実際は2時4分くらいだったので、不正確と思ったが、明石との差16分を引くとぴったりだった。
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 「サムラート・ヤントラ」以外の観測施設は「ラシバラヤ・ヤントラ」。天球上の太陽の通り道を「黄道」といい、これを12区分したものを「黄道十二宮」という。12基あるラシバラヤ・ヤントラの三角壁は星座宮が南中の位置にあるときに黄道座標上の北極を向いている。黄道座標で測った天体の位置を教えてくれる観測機器だ。
 天文台の本館以外は無料。双眼鏡を持って星を見に来るだけでも面白いかもしれない。

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