富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館(富岡市)
富岡市に行く用事があり、ちょっと時間ができたので、富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館(0274・62・6200)を訪ねた。
富岡市上黒岩・黒川地区の丘陵地にあるもみじ平総合公園内にあり、向かい側には県立自然史博物館もある。1995年8月8日の開館で、10周年企画展「ヨーロッパ絵画展~バロックから近代へ」が開かれていた。
人口5万人の市の美術館とは思えないほどの立派な美術館に驚いた。
新国立劇場や東京都現代美術館を手がけた建築家の柳沢孝彦氏の設計で、アーチ状の屋根は山の頂の連続を表現しているという。
作品が飾ってある部分の撮影はできないので、建物の写真になってしまうが、堂々とした造りの美術館で、バロックの絵画ととてもマッチしていた。
アーチ状の屋根からは自然光が取り入れられていて、展示も見やすい。
内壁の打ちっ放しのホワイトコンクリートは出目地になっていて、いくつかのブロックを重ねたような感じだ。
よく見ると木目がうっすらと見える。白い木の板を使っているようにさえ見えてきた。単なる打ちっ放しにはない温かみがある。
休憩スペースでのんびりしたかったが時間がなかった。
富岡市出身でシュールレアリズム作品などで有名な福沢一郎氏の記念美術館も兼ねており、「福沢一郎展示室」では30点ほどが紹介されていた。
開館時間は午前9時半から午後5時まで。月曜日と年末年始が休館。観覧料は通常一般200円。
富岡製糸場を訪ねたついでに是非訪れたほうがいい美術館だ。
| Permalink | 0
The comments to this entry are closed.
Comments