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NHKドラマ「クライマーズ・ハイ」

 横山秀夫のベストセラー「クライマーズ・ハイ」がドラマ化された。
 12月10日の前編に続き、17日、後編を見た。
 なかなか良い出来ばえだった。佐藤浩市の熱演に引き込まれた。
 報道現場の男たちの熱い戦いと企業組織の中での葛藤、家族とのコミュニケーション。150分の作品だが、原作の雰囲気がうまく伝わっていた。
 1985年8月12日、群馬県の地方新聞社・北関東新聞社の遊軍記者・悠木和雅(40歳)は仕事を早めに切り上げて、販売局員の安西耿一郎とともに谷川岳の衝立岩(ついたていわ)に向かう予定だった。しかし、突然飛び込んできた日航機墜落の一報。デスク年次でありながら県警クラブのキャップ時代に新人記者を自殺に追いやったことから遊軍記者を続けていた悠木は日航全権デスクを任される。
 一方の安西は約束の日にくも膜下出血で病院に運ばれ植物状態に。「下りるために登るんさ」。そんな安西の言葉に引っかかりながら、全権デスクを務める悠木に、次第にその意味がわかってくる。
 登山者が極度の興奮状態になり、恐怖心がなくなることを「クライマーズ・ハイ」という。悠木は日航機墜落事故と向き合うなかでクライマーズ・ハイを味わっていたのかもしれない。 
 17年後、悠木は安西の一人息子、燐太郎と衝立岩に再度チャレンジする。谷川登山と日航機事故が交錯しながら、悠木を取り巻く人間模様が浮かび上がってくる。

 原作に、悠木のデスクワークのシーンがある。
 「まずは不必要な部分をばっさり切った。次いで、危ない箇所を削り、前後を繋げながら文章を整えていく・・・中略・・・最上級の抜きネタに贅肉はいらない。骨格だけをひたすら際立たせるのだ」
 ドラマはまさに削り込んだ原稿のようだった。悠木の子供の頃の体験、安西が倒れた理由、個々の記者のエピソードなどはドラマでは描ききれなかったが、かえって、切れ味鋭いストーリーになったような気がする。久々に良いドラマを見た。
high03


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Comments

初めまして!沼田市出身の東京ヴォードヴィルの石井さんが出ていました。

Posted by: ono | 2006.01.09 at 12:51 PM

 沼田出身の方なんですか。谷川岳もきっと登ったことあるんでしょうね。

Posted by: フーテンの中 | 2006.01.10 at 02:08 AM

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