川原湯温泉・足湯(で温泉卵)
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川原湯温泉・高田屋旅館の砂塩酵素風呂に一度入ってみたいと思っていた。
電話をすると日帰りもOKということで行ってみた。
日帰り温泉入浴+砂塩酵素風呂+共同休憩場で休憩(館内利用は2時間)で10~15時が2625円。15~17時が3150円。この日は午後3時前で2625円だった。
ホームページによると、砂塩酵素風呂は、銀イオンセラミックと原塩と酵素の働きにより全身の血気の流れを正し、凝り固まった筋肉をほぐし、身体の新陳代謝をはかることにより、成人病、胃腸疾患、神経痛、リュウマチ、腰痛、五十肩、脳卒中後麻痺、骨折、冷え性、こわばり、自律神経失調症、糖尿病、痛風、肥満、便秘、心身症、アトピー性皮膚炎、美容などによいとされている。
浴衣だけを羽織って、約45度の砂に入る。白いきれいな砂だ。砂をかけてもらい、15分”入浴”する。
底は鉄板が敷いてあるのかと思ったが木の板の下に70℃くらいの温泉が流れているとのこと。
係の人が顔を冷たいタオルで拭いてくれる。気持ちがいい。
しばらくすると顔がかゆくなってくる。手が使えないので係の人に言うと、汗が出てきたためで、自然にかゆみはとれるという。
だんだん背中、尻が熱くなってくる。顔は依然、かゆかったが、背中の熱さで気にならなくなってしまった。これは快適というより苦行だ。う~熱い。
係の人に尋ねると3分で我慢できずに出た人もいるそうだ。
じっとしていると熱いので、係の人に再び聞くと、手を上げたり、寝返りをしてもいいそうだ。しかし、もう14分過ぎていた。もっと早く言ってほしかった。
汗と砂をシャワーで流し、外に出ると、こんな文句が。やはり涙を出す人が多かったのか。
体は相当温まり、しばらくぽかぽかしていた。もう温泉に入らなくてもいい気分だったが、せっかくなので温泉にも入った。
源泉は川原湯温泉「元の湯」と「新湯」の混合泉。泉温は71.6℃(調査時の気温 25.5℃)。泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)。無職透明で、硫化水素臭がある温泉だ。
療養泉分類の泉質に基づく適応症は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症。
源泉の温度が高いため、加水している。衛生管理のため循環ろ過装置を使用、塩素系薬剤で消毒している。
ただ、湯花が浮いていて、塩素臭もせず、かけ流しに近い感覚の温泉だった。
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合併で高崎市になったばかりの旧倉渕村の相間川温泉(群馬県高崎市倉渕町水沼27、027・378・3834)に行った。入場料は大人500円(3時間)。
せせらぎの湯はナトリウム・カルシウム・塩化物強塩温泉(中性高張性高温泉)。内湯は循環ろ過で透明だが、露天風呂の色は茶色に赤がかなり混ざった色。やまぶき色という感じ。群馬では見たことのない種類の温泉だ。
内風呂は「機械設備への負荷軽減のため加水しております」「入浴に適した温度に保つために加温しております」「衛生管理のため循環ろ過をしております」
露天風呂は「特に気温が高いときのみ加水しております」「特に気温が低い時のみ加温しております」「衛生管理のため循環をしております」
どちらも「保健所の指導により、週1回全部の浴槽の湯を抜き、浴槽内を高圧洗浄しております。毎日微量の塩素系薬剤を投入して消毒を行い、レジオネラ等の滅菌をしております。薬剤名:スパクリーン90TH及び60GS 製造会社名 有限会社バースケア」
鉄分が多いのか石にはさびのようなものが付着していた。
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夜はお子様たちを家に置いてM君と馴染みのカラオケスナックに行った。
NON5(ノン・ファイブ)。前橋市千代田町4-1-19パル千代田ビル4階にある。電話番号が027・234・6789で、5がない(1もないけれど(^_^;))ことからNON5と命名したらしい。前橋で18年も営業しているという。
前橋市では人に連れられていくつかのカラオケスナックに行ったが、やはり職場の前任者から引き継いだ”ホーム”の店が一番落ち着く。
なんといっても写真中央のママ、くま子さんの気さくで元気なキャラクターが魅力。ママを囲む若手は右から理恵さん、ひかりさん、なみさん。
追記)2009.6.13 6月末で閉店すると群馬県に住む友人のKさんから電話があり、谷川岳登山の帰り、前橋に立ち寄り、NON5に行った。
デジカメが最後のロープウェイの写真を撮影後、壊れてまったく操作できず、ケータイでくま子さん(最近前橋市になったところの出身)、理恵さんの写真を撮った。
不況で定額制の飲み放題のカラオケスナックが最近は多くなったそうだ。カラオケの世界もパケ放題。酒放題か。NON5のような一人ひとりに対してしっかり接客する店には厳しい環境変化だ。
しかし、NON5も3月から閉店の6月まで、4000円の定額での飲み放題で“最後のご愛顧”。
ただし、ビール、ワインはないので、飲みたい人は持ち込んでほしいそうだ。だから、髭男爵のようにワイングラス片手に入店してもいいそうだ(笑)。
21年も営業した店だ。なくなってしまうのは悲しい。
不況だけでなく、前橋中心市街地の地盤沈下も影響して店の経営が厳しくなってきたようだ。
14日に、JR前橋駅近くのダイハツ車体の工場跡地にできたKEYAKI WALK MAEBASHI(アピタと150の専門店)を見てきた。紀伊国屋書店、ユナイテッド・シネマ前橋に近い駐車場は10時過ぎに訪れたときはいっぱいで、アピタ側はガラガラだった。映画館がお客を引っ張っており、その恩恵が他の店に及んでいるかはわからない。
紀伊国屋書店の広さには驚いた。専門的な本ならAmazonでも買える。地方都市でこんな大きな店が成り立つのかと思った。全体のつくりはほかの大規模ショッピングセンターと変わらないが、個々の店、特に飲食店は魅力に乏しい。
カラオケスナックなど夜の店も含め、猥雑で雑多なところが魅力の中心市街地。これに対して100年後にはあるかどうか分からない底の浅いショッピングセンター。今の便利さは大事かもしれないが、これからのまちづくりは100年後にも残るものをつくる、という視点も大切だ。その土地に根をはらないものは本当には愛されない。
Kさんは同じ年齢。Kさんの選曲をうけて次の曲を選ぶというように、リレー形式で深夜まで歌いまくった。
結局30曲も歌ってしまった。カラオケボックスより安い。
NON5と、その閉店を教えてくれたKさん、ありがとう。
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四万温泉の日向見地区に新しい共同浴場「御夢想の湯」が完成した。。旧御夢想の湯が建築後38年たち、老朽化したため隣接地に新たな共同浴場を造った。
大江山の鬼退治で有名な源頼光の家臣碓氷貞光がこの地で夜もすがら読経していた時にどこからともなく童子が現れた。貞光は「あなたの読経の誠心に打たれたので四万の病悩を直す霊泉を授けよう」という童子の神託を夢うつつに聞いたが、 目が覚めると本当に温泉が湧き出していた、という伝説がある。この湯が御夢想之湯と呼ばれた。また「四万の病悩を直す霊泉」から四万温泉の名前がつけられたという。
新・御夢想の湯は湯屋造りの建物。午前9時から午後3時まで観光客にも開放する。
石をくりぬいた浴槽。
浴槽は大人2人がやっと入れる広さ。しばらく脱衣場で待たなければならなかった。
すでに入っていた年配の男性は長湯をして、なかなか出ない。湯船の端に腰掛けていたが、急にぐらっとなり、湯船へ。顔をつけて浮いている。脳梗塞か脳内出血かと思い、あわてて湯から引き起こした。
幸い意識が戻っって、この人は「私は何をしていたのでしょう」とぽつりと言った。
何事もなくてよかった。のぼせるとたまに起こる意識障害だったようだ。意識を失い、おぼれて死ぬ人も多いというから気をつけなければいけない。
温泉を出てから、四万温泉協会にすぐに電話。「入浴上の注意を浴槽に貼るなどした方がいいですよ」と忠告した。
年配の人が、寒い脱衣場で服を脱いでから急に熱い湯に入ったり、冬の露天風呂に入ったりするのはやめたほうがいいという。意識を失うなど万一の場合を考えて、共同湯などは一人で入らないほうがいいかもしれない。
起きてからすぐの朝湯も危険。中高年になったら、無理はせず、体がすっかり起きてからゆっくりぬるい湯につかるのが良いそうだ。
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群馬生活も残り1ヵ月。まだ行っていない気になる温泉などには行っておきたい。
2年前、法師温泉でばったり会ったM君が遊びに来たので、一緒に、温泉めぐりをした。
M君、今度は、娘さんだけでなく、息子さんも連れてきた。まさに子連れ狼。
まず行ったのは榛名湖温泉・ゆうすげ元湯(榛名町榛名山846-3、027・374・9211)。
榛名湖は昨年2月の血まみれのわかさぎ釣り以来だ。
湖面は凍っていた。寒い。
泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウムを含んだ硫酸塩温泉(中性低張性温泉)。伊香保のまだ参加していない黄緑色っぽい源泉に似ていた。
日帰り入浴は1回2時間で大人600円。
凍りついた体を温めるのには最適。
凍った湖が見える露天が良い。
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富士重工業群馬製作所本工場(太田市スバル町1-1)の正門からみて右手に「スバル最中(もなか)」の看板を掲げた伊勢屋(太田市東本町24-23、0276・22・2858)がある。
創業昭和9年。昭和36年にスバル360をかたどったスバル最中を発売したという。
その後スバル360はレオーネに”モデルチェンジ”し、昨年4月、レガシィB4に切り替えた。
2000年にスバル360のお菓子も復活してほしいとの要望にこたえ、スバル360(サブロク)焼も発売した。小麦粉に練乳、砂糖、バターで作った生地に白あんを入れた”洋風和菓子”だ。19年前にレオーネが出たときに瓦せんべい風「THEスバル」も発売。
360焼、最中、THEスバルをセットにしたアラカルトもある。3種類のスバルブランド菓子はどれも105円。
スバル最中は10個入り1155円、16個入り1837円、20個入り2310円と、詰め合わせをPRしているが、実は箱詰めもその場で行っており、大きさが同じ360焼と最中ならば4個と6個、半分ずつとか、自由に詰め合わせを依頼できる。二つを組み合わせたときはかけ紙を360、包装紙を最中にするなどの工夫をしてくれる。
最中などはすべて手作りで、あんこがぎっしり詰まっている。朝150個くらい作り、売れ行きをみて午後また作る。最中、360焼の夏季の賞味期限は1週間、THEスバルが3週間。でも、新しければよいというものでもないらしく1週間くらいした最中が一番風味が良いと、店を切り盛りする奥さんが言っていた。
クルマも最中も金型で作る。
スバルファンは”スバリスト”と呼ばれ、今でも360を連ねて太田にやってくることがあるらしい。そんなスバリストには包装紙も魅力だ。
初代スバル最中の包装紙。
詰め合わせを買った。歴代スバル車を紹介する「スバルの歩み」を同封してくれる。
お菓子は素朴な味。太田土産としてお薦め。
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太田市は富士重工業発祥の地。大正6年に故中島知久平氏が航空機の研究所を創設したのが始まりだ。
富士重工業群馬製作所矢島工場にあるスバルビジネスセンター(太田市庄屋町1-1、0276・48・3101)を訪ねた。
スバルビジターセンターは平日と第2、第3土曜日に開館しており、事前に見学の申し込みが必要だ。
開館時間は午前9時から午後5時まで。
スバルビジターセンターは2003年7月15日にオープン。工場見学などで矢島工場に来訪する人にスバルの歴代の車などを紹介する。
1958年3月3日、発売された「スバル360」。航空機技術が随所に生かされた軽量のモノコック構造をユニークな卵型スタイルで包み込んだこのクルマは「世界水準をいくミニカー」と絶賛された。「てんとうむし」というニックネームで呼ばれ、愛される存在だった。
1969年8月、スバル360の後継車として発売された「スバルR-2」。新時代のミニ・セダンとして、発売後2週間で2万6000台受注した。
1966年、FF(フロントエンジン、フロントドライブ)方式+水平対向エンジンというメカニズムを持つ「スバル1000」が誕生した。
前輪駆動方式は優れた操縦性と走行安定性を持つことで、技術者の間では注目されていたが、当時の前輪駆動方式はステアリングが重くなる、振動が伝わりやすいことなど技術的問題も抱えており、実用化に成功したメーカーはなかった。
1954年、かねて自動車工業界への進出を意図していた富士重工業は、中島飛行機時代の高度な航空機技術を生かして、「スバル1500」(試作時の呼称は「P-1」)を完成させた。モノコックボディやウィッシュボーンタイプの独立式サスペンションなど画期的な先進機構を採用していたが、諸般の事情で発売されず、「幻の名車」として後世に伝えられた。そこで培われたクルマづくりの経験は後の「スバル360」に引き継がれた。
スバル360の石膏原寸モデル。
矢島工場は写真撮影禁止のため、紹介できないが、トイレットペーパーのように巻いた自動車用鋼板がプレス、溶接され、だんだんクルマになっていく様子は面白かった。
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2004年2月4日に「ぐんぐんぐんま」を書き始めた。群馬各地を回り、写真を撮り、リポートをしてきたが、仕事の関係で群馬暮らしも2月末までとなった。
こうしたブログは更新をやめたとたん、腐ってしまう。
そこで、「ぐんぐんぐんま」を「ぐんぐんぐんま~とうとう東京」に名称変更し、2006年3月からは「群馬県民が楽しめそうな東京情報をたま~に紹介」することにした。
東京に戻っても群馬県は故郷にしたい。たまには温泉や、山登り、ゴルフに訪れるつもりだ。だから、「ぐんぐんぐんま」のままでいいのかもしれないが、メンテができそうにないので「群馬県民が楽しめそうな東京情報」提供という形で「ぐんぐんぐんま」を衣替えして継続しようと思う。
2月末までは、群馬県内の気になっているところを優先的に回ろう。
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富弘美術館(勢多郡東村大字草木86、0277・95・6333 )は、わたらせ渓谷鉄道神戸駅から東村営バスで10分のところにある。
星野富弘さんは、1946年、群馬県勢多郡東村生まれ。1970年に群馬大学を卒業し、中学校の教諭になるが、クラブ活動の指導中、頸椎を損傷、手足の自由を失う。しかし、1972年、群馬大学病院入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始める。
そんな富弘さんの作品を集め、富弘美術館が1991年、生まれ故郷の勢多郡東村に建設された。
昨年4月には「新富弘美術館」が開館した。
クルマで国道122号を進んでいくと、右手に、建築家のヨコミゾマコト氏が設計したモダンな美術館が見えた。草木湖のほとり。富弘さんが愛した東村の自然と一体になった建物だ。
シャボン玉をイメージしたという正方形の建物は、円筒状の大小33の部屋にあつまった廊下も柱もまったくない造りになっている。時計回りとは反対にサークルを回っていくと、展示室1→2→小展示室→展示室3→展示室4→小展示室2、とひと通り展示が見られる。各展示室の壁や床は作風に合わせて少しずつ変えており、照明は、作品保護のため、紫外線フィルターや照度の低い中でも作品を見やすくする色温度補正フィルターなどを使用しているという。
館内は、美術館の許可を得て撮影させてもらった。
一つひとつゆっくり作品を見る。この感動は一体何なのだろう。絵と言葉が心に直接語りかけてくる。
小菊(1980年)の詩が気に入った。
愛
よろこびが集ったよりも
悲しみが集った方が
しあわせに近いような気がする
強いものが集ったよりも
弱いものが集った方が
真実に近いような気がする
しあわせが集ったよりも
ふしあわせが集った方が
愛に近いような気がする
富弘さんのいくつかの詩に感動して、ミュージアムショップで星野富弘全詩集Ⅰ、Ⅱを買ったのだが、活字を読むよりも、富弘さんの直筆と絵による表現は直接心に響く。富弘さんが一つの作品を仕上げるのにだいたい10日から15日かかる。どんなに無理をしても2時間くらいしか筆をくわえられないという。
そんな絵や文字には力がある。人を押さえつけるような力ではなく、人の心の奥深くに直接語りかけてくるような力だ。詩の内容はもちろん、すばらしいのだが、そのビジュアルの力の強さを感じる。
キダチベコニア(1985)の詩も好きだ。
見ているだけで
何も描けず
一日が終った
こんな日と
大きな事をやりとげた日と
同じ価値を見出せる
心になりたい
いのち(1986)
いのちが一番大切だと
思っていたころ
生きるのが苦しかった
いのちより大切なものが
あると知った日
生きているのが
嬉しかった
思わずポストカードと額も買ってしまった。
ぜひ、絵と詩を間近で見て、富弘さんと語り合ってほしい。
県内のいくつかの美術館に行ったが、すばらしい空間に、力のある作品が展示された富弘美術館は別格だ。
カフェの自家製シフォンケーキ(400円)と水出しコーヒー(400円)もおいしかった。
入館料は大人500円。開館時間は午前9時から午後5時まで。4月~11月末日までは無休。12月~3月までの月曜日、12月26日~1月4日までは休館。
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わたらせ渓谷鐵道の水沼駅には温泉施設が併設されている。水沼温泉センター(桐生市黒保根町水沼字早房120-1、0277・96・2500)だ。わたらせ渓谷鉄道の運行は1時間に1本程度だが、温泉があれば、ゆっくり温泉につかって次の列車を待つこともできる。
今日は、清滝でギンヒカリ料理を食べた後、クルマで水沼駅に向かった。
「せせらぎの湯」。大浴槽、露天風呂、サウナがある。源泉は、赤城山東麓に流れる猿川沿いにあり、「猿川温泉」の名で呼ばれている。泉質は含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(弱酸性低張性冷鉱泉)。泉温が19.6℃と低いため、加温している。また、循環ろ過装置を使用、塩素消毒もしている。
この付近は河童伝説があるようで、土産物売り場に河童の置き物があった。それで、せせらぎの湯のほかに、センターの奥に「カッパの湯」があることに気づいた。危うく、知らずに帰るところだった。
カッパの湯の前に河童の像があった。
説明書きによると――。
温泉センターのある付近から渡良瀬川の上流200mのところに、釜が淵と呼ぶ渕があります。
昔、この地方では家に人寄せをして振る舞うとき会席膳を使用する風習がありましたが、貧しい家ではこの膳椀が買えませんでした。
ある時、正直者の村人が思案にくれて釜が渕を眺めていると、突然河童が出てきて、この村人の欲しい数だけ膳椀を出してくれました。そのおかげでこの村人は、無事に人寄せをすますことができ、使った後、河童にお礼を言ってすぐに返しました。
この話を聞いた村人たちもこの渕に来て膳椀を借りるようになり、多くの人が便利をしましたがあるとき、欲張りの不心得物が膳椀を借りたまま返さなかったそうです。それから後、この渕から膳椀は出てこなくなったという伝説があります。(地方によっては河童膏薬伝説などがあります。)
往古から、河童像にお湯をかけ、願いをかけると、家内安全、水難防災、縁結び、安産のほか、とくに足腰の病気に御加護があるといわれております。河童の頭にたっぷりお湯をかけ、大願成就を祈念してください。
平成3年3月吉日 建立
デザイン 漫画家 牧野圭一先生
制作 マキノプロダクション
大きな露天風呂はくつろげる。
センターは入館料500円。営業時間は午前10時から午後9時まで(冬期<12月から3月まで>は午後8時まで)。毎月25日と12月29日~12月31日は休館。
個室を利用してくつろいでいる人もいた。広間ではカラオケ大会が繰り広げられていた。
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群馬県の旅館や飲食店で、川の魚を刺し身などにして出せないか。そんな狙いから、群馬県や群馬県養鱒漁業協同組合などが開発した魚があるという。「ギンヒカリ」だ。
ギンヒカリを食べさせてくれる食堂があると聞いて、桐生市の郊外に足を運んだ。
つりぼりを経営している「清滝」(桐生市川内町5-8452、0277・65・8452)の食堂だ。
前橋からわたらせ渓谷鉄道の大間々駅近くを経由して約1時間でつりぼりに到着した。
の~んびりしたムード。
水槽に1.5kgまで成長したギンヒカリがいた。
食堂では釣った魚を調理してくれるほか、ニジマス塩焼き(300円)、ヤマメ塩焼き(400円)、イワナ塩焼き(500円)、ニジマス刺し身(1000円)、イワナ刺し身(1000円)などを食べさせてくれる。メニューにはないが、頼めばギンヒカリの刺し身も出してくれる。電話で予約すればギンヒカリのコースも食べさせてくれる。この日は2500円のコース(写真はその一部)を予約しておいた。
マリネを食べた。臭みはまったくなく、程よい脂身がおいしい。赤身の刺し身も海の魚に負けないおいしさ。寿司は卵(イクラ)まで出てきた。
お吸い物、フライにしたギンヒカリはサケのようだった。魚のフライはあまり好きではないが、ソースをつけなくてもおいしかった。調理が上手なのかもしれないが、これならば、どの料理も旅館で出しても十分通用する。
ギンヒカリは群馬県水産試験場川場養魚センターで昭和62年から10年間選抜育種したニジマス。通常のニジマスと異なり成熟に3年を要するため(通常は2年)、通常のニジマスが成熟する時期でも肉質が低下しないという。2年で1㎏程度に成長する。肉質はきめ細かく滑らかで、刺身などでの利用も可能になったという。
群馬県は平成12年度に「群馬のマス」ブランド化推進事業を立ち上げ、調調理師会、観光協会、温泉旅館協同組合、生産者(養殖業者)等で構成するブランド化検討委員会を発足。ネーミング、宣伝、販売、調理方法等を検討し、創作料理レシピ集を作成するとともに、3年成熟系ニジマスを「ギンヒカリ」と命名し特許庁に商標登録出願した。
普及のための準備は整ったが、新しい分野だけにギンヒカリの養殖を始める業者が増えず、まだ一部の食堂や旅館でしか食べられないという。清滝も口コミでギンヒカリを知った客だけに出しているらしい。
大満足。ギンヒカリは数年後には群馬県の名物になることは間違いない。
清滝は遠いが、友人を連れて、また、行きたい。
営業時間は午前8時から午後6時まで。木曜定休。
土産に、骨酒用イワナを買った。
夜、骨酒を作った。う~。極楽、極楽。
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夜遅くまで入れる四万温泉の日帰り温泉施設「四万清流の湯」(中之条町大字四万3830-1、0279・64・2610)に行った。
四万温泉の共同湯はもともと住民の利用が前提のため、観光客は午後3時までしか利用できない。旅館のお風呂も夜になると日帰り対応をしていないところがほとんどだ。
夜、入りたいときに手軽に入れるのが四万清流の湯だ。
四万温泉の入り口、四万川のほとりにある。
男女とも室内、露天の2つの浴槽がある。
加水はしていないが、多くの人が入る湯のため、衛生管理目的で循環装置を利用。塩素消毒もしている。
営業時間は4/1~10/31が10:00~21:00、11/1~3/31が10:00~20:00(休館日は第4水曜日と12/27~12/29)。
入浴料金は2時間 500円。
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伊勢崎には伊勢崎駅(JR、東武)を中心に21軒のもんじゃ(もんじゃ焼)の店がある。伊勢崎商工会議所青年部がいせさきもんじゃをまちの名物にしようと3年前から「いせさきもんじゃまつり」を開いたりしているが、ついにもんじゃのキャラクター「もじゃろー」も登場するなどブレークする気配になってきたので、いせさきもんじゃを食べにいった。
↑もじゃろー
青年部のホームページによると、伊勢崎のもんじゃは明治43年に開通した東武伊勢崎線(伊勢崎~東京・浅草間)で東京の下町から伊勢崎にもたらされたものらしい。
小麦粉を水で溶いて鉄板の上で文字を書いたりしながら焼いて食べることから「文字焼」と呼ばれ、それが「もんじゃ焼」になまったというのが有力説。伊勢崎には「もんじやき」として店を構えているところもあるから信憑性が高い。
伊勢崎出身の人によると、伊勢崎のもんじゃは、「子供の頃、駄菓子屋さんの店の片隅にあったもんじゃコーナーで食べた」というのが共通体験らしい。伊勢崎の子供たちは毎日小銭を握りしめて出かけ、お店のおばちゃんに仕切られながら七輪で熱くなった鉄板で焼かれた「もんじゃ」をおやつとして食べたという。
そんな雰囲気が残っている「サッちゃんち」(伊勢崎市寿町208-3、0270・23・7835)を地元の人に紹介してもらい、食べに行った。駄菓子屋で、奥に鉄板がある。
子供向けの120円のもんじゃがある。
具沢山のもんじゃもあるが、伊勢崎の伝統的なもんじゃ(220円)を食べた。
「甘辛もんじゃ」だ。
いせさきもんじゃは中力粉を水で溶き、ウスターソースベースのソースを入れ、切りいか(乾燥させたやつ) 少々、キャベツ少々、桜エビ 少々、天かすを入れ、隠し味として甘い味を好む場合は「いちごシロップ」!!を入れ、辛い味にしたい場合はカレー粉を入れる。
今回はいちごシロップとカレー粉の両方を入れた「甘辛」にチャレンジした。
う~ん、甘いのは子供向きだと思うがカレー味と混ざると絶妙な味だ。食事には向かないと思うが、「おやつ」ならば結構いけるかもしれない。今まで体験したことのない「甘辛」味に脱帽(笑)。
東京・月島のもんじゃはよく食べたが、いせさきのもんじゃはもっと庶民的で、地元の人にとっては少年時代のノスタルジーもある食べ物らしい。
サッちゃんちの営業時間は正午から午後7時まで。水曜定休。
ほかの店も何軒か回ってみよう。
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「縁起だるま」発祥の地、高崎市の少林山達磨(だるま)寺(高崎市鼻高町296、027・322・8800)内で、1月6日午前9時から7日午後2時まで、「少林山七草大祭だるま市」が開かれた。1782年に始まる天明の大ききんのころ、達磨寺の東嶽和尚が木型を作り、農民に張り子だるまを作らせたのが縁起だるまの起源で、それ以降、だるま市の方が有名になったが、もともとは北極星信仰の祭り。「通」は、願い事が一番かなうとされている、星の輝きが強い午前2時ごろにお参りすると聞いたので、午前2時前に達磨寺に行った。
入り口に1年間お世話になっただるまを奉納する場所があり、会社にあっただるまを納めた。
お賽銭も入れた。
昼間の達磨寺とは趣きが異なり、荘厳な雰囲気。
階段は上りと下りを仕切っていたが、さすがに午前2時前になると人は少なかった。
ちょうど午前2時に本堂に到着。人類の平和(!?)を祈った。
昨年は6日に16万人、7日に8万人訪れたというから、だるま市は人出でごった返していると思っていたが、さすがに午前2時だと、閑散としていた。高さ14cmのだるまを買った。値札はついていない。「まけて」と言うと、達磨寺で買うと1000円するものを800円で売ってくれた。
達磨寺では300円でだるまに魂をいれてくれる。だるまの左目に墨で点を入れ、「開運達磨大師少林山」のお札も貼ってくれる。
魂を入れていないだるまはただの張りぼてだという。
ん?そうすると会社にあった達磨や、昨年、前橋の初市まつりで買っただるまは何の効力もない張りぼてだったわけか・・・。
縁起だるまやだるま市などについては少林山達磨寺のホームページで詳しく解説している。
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四万温泉の商店街でおいしいそば屋さんを見つけた。川魚料理のくれないに行く途中にある「中島屋」(中之条町四万甲4231-1、0279・64・2400)だ。
おすすめの「きのこそば」(950円)を食べた。
しめじ、まいたけ、なめこなど5種類のきのこを煮込んだ汁に10割そば(嬬恋産)をつけて食べる。
地元の味がした。そばもおいしかった。
四万温泉は旅館一つひとつに個性があるが、お店も個性的。
今年は四万の飲食店をもう少し開拓してみたい。
営業時間は午前11時から午後9時まで。第四火曜日は休みでその他は不定休。
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群馬県庁の正月のイルミネーションの文字は今年は「夢」。昨年の「ファイト」はNHKの番組への協力という色彩もあったが、今年の「夢」は素直に「味な演出」と思った。
敷島公園から県庁に向かってクルマで走ってくると正面に大きく見え、「でっかい夢」という感じ。
今年は大きな夢を持って頑張りましょう!
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「ニューイヤー駅伝」(全日本実業団対抗駅伝)の第50回の記念大会が1月1日、群馬県で開かれた。午前9時5分、前橋市の群馬県庁を出発。7区間100kmで43チームが競い合った。
今年は群馬県で正月を迎えたので、ぜひ駅伝のスタートを見ようと、8時過ぎに県庁へ。
ものすごく寒かったが、まだスタート地点の席は空いていた。スターターの後ろに陣取る。
8時半になるとTBSの中継が始まった。
八木節などが繰り広げられる、場を盛り上げる。
スタート10数分前に、小寺弘之知事と中曽根弘文参議院議員が登場。
知事がスターターを務める。スタートピストルを構える。ヨーイ――。
ドン!一斉にスタート。観客も興奮。
選手はものすごく速く、左を向いたときにはすでにはるかかなたに。
優勝はコニカミノルタ。公式タイムは4時間44分54秒。
ゴールも県庁なので2度楽しめる。観客も大いに沸く。
下位の選手も間近で見ると速い。
カメラに収めようとしても、あっという間に通り過ぎてしまう。
なかなか楽しい正月イベントだった。
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