サッちゃんち(伊勢崎市、もんじゃ)
伊勢崎には伊勢崎駅(JR、東武)を中心に21軒のもんじゃ(もんじゃ焼)の店がある。伊勢崎商工会議所青年部がいせさきもんじゃをまちの名物にしようと3年前から「いせさきもんじゃまつり」を開いたりしているが、ついにもんじゃのキャラクター「もじゃろー」も登場するなどブレークする気配になってきたので、いせさきもんじゃを食べにいった。
↑もじゃろー
青年部のホームページによると、伊勢崎のもんじゃは明治43年に開通した東武伊勢崎線(伊勢崎~東京・浅草間)で東京の下町から伊勢崎にもたらされたものらしい。
小麦粉を水で溶いて鉄板の上で文字を書いたりしながら焼いて食べることから「文字焼」と呼ばれ、それが「もんじゃ焼」になまったというのが有力説。伊勢崎には「もんじやき」として店を構えているところもあるから信憑性が高い。
伊勢崎出身の人によると、伊勢崎のもんじゃは、「子供の頃、駄菓子屋さんの店の片隅にあったもんじゃコーナーで食べた」というのが共通体験らしい。伊勢崎の子供たちは毎日小銭を握りしめて出かけ、お店のおばちゃんに仕切られながら七輪で熱くなった鉄板で焼かれた「もんじゃ」をおやつとして食べたという。
そんな雰囲気が残っている「サッちゃんち」(伊勢崎市寿町208-3、0270・23・7835)を地元の人に紹介してもらい、食べに行った。駄菓子屋で、奥に鉄板がある。
子供向けの120円のもんじゃがある。
具沢山のもんじゃもあるが、伊勢崎の伝統的なもんじゃ(220円)を食べた。
「甘辛もんじゃ」だ。
いせさきもんじゃは中力粉を水で溶き、ウスターソースベースのソースを入れ、切りいか(乾燥させたやつ) 少々、キャベツ少々、桜エビ 少々、天かすを入れ、隠し味として甘い味を好む場合は「いちごシロップ」!!を入れ、辛い味にしたい場合はカレー粉を入れる。
今回はいちごシロップとカレー粉の両方を入れた「甘辛」にチャレンジした。
う~ん、甘いのは子供向きだと思うがカレー味と混ざると絶妙な味だ。食事には向かないと思うが、「おやつ」ならば結構いけるかもしれない。今まで体験したことのない「甘辛」味に脱帽(笑)。
東京・月島のもんじゃはよく食べたが、いせさきのもんじゃはもっと庶民的で、地元の人にとっては少年時代のノスタルジーもある食べ物らしい。
サッちゃんちの営業時間は正午から午後7時まで。水曜定休。
ほかの店も何軒か回ってみよう。
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