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猿川温泉・水沼温泉センター

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 わたらせ渓谷鐵道の水沼駅には温泉施設が併設されている。水沼温泉センター(桐生市黒保根町水沼字早房120-1、0277・96・2500)だ。わたらせ渓谷鉄道の運行は1時間に1本程度だが、温泉があれば、ゆっくり温泉につかって次の列車を待つこともできる。
 今日は、清滝でギンヒカリ料理を食べた後、クルマで水沼駅に向かった。
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 「せせらぎの湯」。大浴槽、露天風呂、サウナがある。源泉は、赤城山東麓に流れる猿川沿いにあり、「猿川温泉」の名で呼ばれている。泉質は含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(弱酸性低張性冷鉱泉)。泉温が19.6℃と低いため、加温している。また、循環ろ過装置を使用、塩素消毒もしている。
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 この付近は河童伝説があるようで、土産物売り場に河童の置き物があった。それで、せせらぎの湯のほかに、センターの奥に「カッパの湯」があることに気づいた。危うく、知らずに帰るところだった。
 カッパの湯の前に河童の像があった。
 説明書きによると――。
 温泉センターのある付近から渡良瀬川の上流200mのところに、釜が淵と呼ぶ渕があります。
 昔、この地方では家に人寄せをして振る舞うとき会席膳を使用する風習がありましたが、貧しい家ではこの膳椀が買えませんでした。
 ある時、正直者の村人が思案にくれて釜が渕を眺めていると、突然河童が出てきて、この村人の欲しい数だけ膳椀を出してくれました。そのおかげでこの村人は、無事に人寄せをすますことができ、使った後、河童にお礼を言ってすぐに返しました。
 この話を聞いた村人たちもこの渕に来て膳椀を借りるようになり、多くの人が便利をしましたがあるとき、欲張りの不心得物が膳椀を借りたまま返さなかったそうです。それから後、この渕から膳椀は出てこなくなったという伝説があります。(地方によっては河童膏薬伝説などがあります。)
 往古から、河童像にお湯をかけ、願いをかけると、家内安全、水難防災、縁結び、安産のほか、とくに足腰の病気に御加護があるといわれております。河童の頭にたっぷりお湯をかけ、大願成就を祈念してください。
 平成3年3月吉日 建立
 デザイン 漫画家 牧野圭一先生
 制作 マキノプロダクション
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 大きな露天風呂はくつろげる。
 センターは入館料500円。営業時間は午前10時から午後9時まで(冬期<12月から3月まで>は午後8時まで)。毎月25日と12月29日~12月31日は休館。
 個室を利用してくつろいでいる人もいた。広間ではカラオケ大会が繰り広げられていた。

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