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さよなら群馬~前橋城車橋門跡

 宇都宮、川越、忍(現行田市)と並んで関東四名城と言われた前橋城の車橋門跡が前橋市大手町2-5-14の日本経済新聞社前橋支局の裏にある。群馬暮らし最後の日、”前橋城”に別れを告げた。
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 前橋市観光協会のホームページによると、車橋門は前橋城の門の中でも重要な門の一つ。前橋城の門の址が残るのはここだけ。この門ははじめは、二本の柱の上に横木を渡した冠木門(かぶきもん)であったものを酒井忠清の時代に通路をはさんだ二つの石積みの基台の上に、渡櫓(わたりやぐら)をのせた渡櫓門にあらためられたといわれる。再築前橋城でもこの形の門として作られた。
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 今残されている門は基台のみだが、西の基台は東に約8m移動されている。以前は幅六間(10.5m)の通路をはさんで建てられていた。
 昭和63年に西の基台の基部と石垣が発見された。現在日本経済新聞社の地下に建物の設計変更をして保存されている。一般公開はしていないが、事前に同新聞社の許可を得れば、見ることができる。

 2年間、前橋に住んだ。群馬のいろいろな良さを知り、人間的な暮らしもできた。
 東京は刺激もある半面、ストレスの多いところだ。
 たまには群馬に遊びに来て人間性を回復したいと思う。

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あづま養魚場(吾妻郡東村、川魚料理)

 群馬の川魚料理はおいしい。
 今日はあづま養魚場(吾妻郡東村箱島1002、0279・59・3621)を訪ねた。
 1983年(昭和58)、赤城国体が開かれたときに実施された郷土料理コンクールで「県知事賞」を受賞したという名物料理「ます丼」(700円)を食べるためだ。
 「群馬も最後なので名物のます丼を食べに来た」と女将さんに言うと、それならば「ソースフライ丼」(600円)も食べていってといわれ、「ます丼」と「ソースフライ丼」(手前)半分ずつの特別メニューをいただくことになった。
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 ます丼はますを開いてたれをつけて焼いたもの。うなぎの蒲焼のます版だ。
 ソースフライ丼は現代的な味。地元の小学校では給食で出されているという。
 食堂はつりぼり営業中の午前9時から午後6時までの営業。無休。
 事前に宴会などの予約をすれば夜も対応してくれる。
 ヤマメ、イワナ、ギンヒカリなどを養殖しており、さしみなども出してくれるようだ。
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 近くの箱島不動尊の御実神木の根元から湧き出す清水は日本名水百選に選ばれた湧水。あづま養魚場は、この名水を使って川魚を養殖している。
 6月下旬から7月はほたる見物の名所になる。
 ほたるを見ながら、川魚料理を食べたいものだ。

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ETC導入

 東京に戻っても群馬にたびたび来たいと思い、割引サービスが受けられるETC(Electronic Toll Collection System)をクルマに付けた。
 前橋インター近くのスーパーオートバックスMAEBASHIで、DENSOの車載器DIU-3900薄型音声タイプが取り付けなどすべて込みで20,000円だったのでこれを買った。
 ETCカードの発行も店頭であっという間にできたので、もう使えるようになったのだが、当分高速を走る予定がないので、ゲートを通るだけでバーが自動的に開閉する体験はまだ味わっていない。スピードを出しすぎてバーを折ってしまうのではないかという恐怖を持ちながら、ETCを初めて使う日を待つ。
 ETC、早く導入すればよかった。マイレージサービスもある。
 時間帯割引はうまく使えば相当おトクだ。
 以下の3種類の割引は研究しておく必要がある。
●通勤割引―大都市近郊区間を除いた地域において、朝夕の通勤時間帯(6~9時、17~20時)が5割引になる(100km以内の利用距離に限る)。
 「大都市近郊」というのは、関越道ならば練馬-東松山間。
●早朝夜間割引―大都市近郊区間の早朝夜間時間帯(22~6時)が5割引になる(100km以内の利用距離に限る)。
●深夜割引―東/中/西日本高速道路株式会社の3社が管理する全ての高速自動車国道を深夜時間帯(0~4時)に走行した車両に対して、利用区間の通行料金を3割引する。
 まだ、よくわからないのだが、100km以内で、二つの割引が使える時は割引率の高い方が全体に適用されるようだ。100kmを超えると深夜割引くらいしか適用されなくなるので、途中で降りて乗り直すといったテクニックが必要だ(ホームページなどを読んだだけでそう判断しているので間違っているかもしれないが)。
 便利なサイトを見つけた。「ハイウェイナビゲータ」。
 料金のシミュレーションができる。
 いくつか代表的なルートを調べた。
前橋-練馬2,750円
1,950円(深夜)
1,400円(早朝夜間)
2,000円(通勤) 92.1km
100km以内ならば問題ないが、
沼田-練馬3,450円
2,400円(深夜) 125.8km
100kmを超えると深夜割引のみになる。
その場合は前橋で一度降りるか
沼田-前橋1,050円
750円(深夜)
550円(通勤) 33.7km
東松山で一度降りれば安くなる。
沼田-東松山2,400円
1,700円(深夜)
1,200円(通勤) 86.4km

東松山-練馬1,400円
1,000円(深夜)
700円(早朝夜間) 39.4km
富岡-練馬間は理想的な距離。富岡カントリークラブは行きやすい。
練馬-藤岡JCT-富岡2,900円
2,050円(深夜)
1,450円(早朝夜間)
2,050円(通勤) 98.7km
軽井沢までとなると、一度富岡で降りたほうがいい。
練馬-藤岡JCT-碓氷軽井沢3,550円
2,500円(深夜) 131.1km

富岡-碓氷軽井沢1,000円
700円(深夜)
500円(通勤) 32.4km

 安さを追求するのも大変だ。

(追記)2月26日朝6時前に前橋インターでETC入り口から高速に乗る。練馬インターまで1400円だった。もう少し早く導入すればよかった。

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富岡カントリークラブ(富岡市)

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 群馬暮らし最後のゴルフは、一昨年に早朝ゴルフをした師匠のSさんらとラウンドした。
 富岡カントリークラブ(富岡市星田814-1、0274・63・1100)に行った。
 立派な設備のゴルフ場だった。 
 コースも変化があって面白かった。何より、暖かかったのがよかった。
 インスタート。インは3250ヤード(パー445343544)、アウトが3136ヤード(パー443534445)。
 いきなりドライバーがよく飛び、2オン確実と思われたがなぜかサンドの2打目が右に。ワンペナで+3。イン最後の18番もつまらないミスで2打目OBで+3。我慢のゴルフだった。
 インのスコアは+3+1+3+1+1+1+1+1+3=+15で51。
 後半は自分で運転してこなかったため、ビールなどを飲んだのが災いし、当初メロメロ。後半挽回したものの遅かった。
 アウトのスコアは+5+2+3+2+1+1+3+0+1=+18で54。
 パット数はインが332222222。アウトが313213222。
 師匠のSさんは力強い正確なショットでインが39、アウトが38。
 師匠、だめな弟子で申し訳ありませんでした。
 写真は浅間山が左前方に見える9番ホール。
 群馬では23ヵ所のゴルフ場を回った。

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ゴルフ早朝練習(前橋・モダンゴルフ80)

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 今日は群馬暮らし最後のゴルフ。
 ゴルフ練習場のモダンゴルフ80(前橋市)のまだ使っていないプリペイドカードがあり、早朝練習に行った。朝5時から10時まで打席利用料(400円)が取られない。
 5時過ぎに行った。さすがにお客は3人しかいなかった。準備体操をして、明けの明星に向かって球を打った。
 たくさん打った。アイアンはまずまずだったが、ドライバーは距離が出なかった。
 群馬でのベストスコアは91。今日は90を切る目標を実現する最後のチャンスだが、まあ100を切れば上出来だろう。
 

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なかや桑風庵本店(富士見村、そば)

 鍋割山の帰りに桑風庵本店(027・288・4120)の前を通ったので立ち寄った。桑風庵は馬事公苑店田島店には行ったことがあるが本店は初めて。
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 そば7合(3人前、2520円)を頼んだ。
 太めの独特なそばは個性的。毎日食べると飽きそうなそばだが、たまに食べると、その食感がなかなかいい。
 営業時間は午前11時から午後3時ごろまで(そばがなくなり次第閉店)、年中無休。

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赤城山・鍋割山

 最高峰の黒檜山、そして駒ヶ岳、長七郎山、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴が岳などの総称が赤城山。
 冬なので最も登りやすい鍋割山に登った。
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 7:00前橋市中心部発。赤城山に向かう。富士見村箕輪バス停近くに大きな駐車場があり、駐車場の脇に「荒山高原入口」と書かれた道標がある。7:52ここから登った。
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 雪道だが、アイゼン(登山靴の底につける、とがった爪をもつ滑りどめの金具)はつけずに登る。山登りの師匠、Mさんが、山登りの基本的な登り方をすれば大丈夫という。確かに、一歩一歩踏みしめて、下りはかかとから地に足をつけるようにすれば滑らない。道具に頼らない登り方を教えてもらった。
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 8:35荒山高原に到着。右は鍋割山、左は荒山。
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 鍋割山。
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 荒山。
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 20分ほど休んでから鍋割山に向かう。
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 尾根に出ると、浅間山がよく見える。真っ白でとてもきれいだ。
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 尾根伝いにアップダウンを何度か繰り返す。
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 振り返ると電波等が集る山もある。
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 最も南にあるのが鍋割山。
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 9:40山頂に到達。標高1332m。
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 前橋が一望できる。美しい。爽快。
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 県庁や高崎市役所も見える。
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  赤城国際カントリークラブも見える。
 10:17下山開始。正午に登山口に戻った。

 鍋割山は赤城山の中でも初級コースだが、展望は抜群。群馬生活最後の山を堪能した。
 ありがとうございました、Mさん。
 東京に戻っても、たまに群馬に山登りに来ますから、また付き合ってください。

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史跡金山城跡(太田市)

 史跡金山城跡に行った。金山城は、標高235.8mの金山山頂の実城(みじょう)を中心に、四方に延びる尾根上を造成、曲輪とし、これを堀切・土塁などで固く守った戦国時代の山城。
 車を降りて15分ほどで山頂に行ける。
 説明書きには次のような解説があった。
 金山城跡は、岩松(新田)家純が文明元年(1469)に築城したものが基礎となっています。その後、下剋上によって実質的な城主となった横瀬氏改め由良氏の時代に全盛となりました。上杉氏、武田氏、小田原北条氏、佐竹氏など戦国時代の雄に取り囲まれた中、その攻略によく耐え抜いてきましたが、天正12年(1584)、小田原北条氏に捕われの身となった城主由良国繁と、その弟長尾顕長(あきなが、館林城主)の帰還を条件に開城し、小田原北条氏の家臣が城番として配置されました。
 天正18年(1590)小田原北条氏の滅亡と共に廃城となりました。
 江戸時代には金山「御林」として徳川幕府直轄地となり、現在に良好な遺跡遺構を遺す結果となっています。
 昭和9年(1934)には、歴史的価値の高さと遺構の残存状況が良好なことから、県内では初の城跡として「史跡」の指定を受けました。廃城後約400年を経過し、遺構の多くが樹木や竹・下草で覆われ、城の面影は失われていましたが、調査の結果、大規模かつ複雑な虎口形態を持っていたことや、さらに、曲輪斜面の石垣、石敷通路や土塁石垣など、随所に石を多用している山城であったことが明らかとなって来ました。往時(中世末)における関東の山城としては、きわめてめずらしい「石垣の城」という様相が明らかとなりつつあります。
 太田市では、この貴重な文化遺産を護り、難攻不落の堅固な金山城の姿を可能な限り再現し、市民の「憩いの場」「歴史学習の場」として広く活用されることを願っております。
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 山の尾根筋を意図的に分断し、敵の侵攻を防ぐための「堀切」
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 あちこちに堀切があった。
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 石垣や石敷きを多用。
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 物見台。
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 太田市役所も見える。
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 頂上に向かう道。当時の面影を(たぶん)上手に再現している。
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 日ノ池。15m×16.5mのほぼ円形の池。山の上ではまれな大池であり、金山城における象徴的な場所の一つ。単に生活用水を確保した場所ではなく、戦勝や雨乞などの祈願を行った儀式の場所であったと考えられている。
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 頂上でもゆっくり展望を喜しむ人たちが数多くいた。
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 なぜか富士重工業の前身、中島飛行機の中島知久平氏の銅像もあった。
 山城はほとんど往時の模様を再現したものだが、それでも十分見ごたえがあった。太田に来たらまず訪ねたい観光地だ。

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大白大豆100%の尾瀬ドーフ(片品村)

 片品村の尾瀬ドーフにはじめて行った。尾瀬ドーフのざる豆腐はとても好きで前橋でも食べていたが、片品村に来ると、なるほど、この自然の中で作った豆腐はうまいはずだと思った。
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 その尾瀬ドーフが、品質をさらに向上させたという。
 これまでは大白大豆の生産量が間に合わないため、国産大豆(群馬産、北海道産)と片品産大白大豆をブレンドしていたが、05年は自家農場も8町歩となり、片品村の生産者も100軒以上になったため、2006年1月から全ての商品を片品産大白大豆100%に切り替えた。片品産大白大豆特有のあまみ、まろやかさが味わえるようになったという。 
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 ざる豆腐M(700円)、豆乳入りなめらか豆腐小(150円)、おおじろ豆乳0.2ℓ(150円)を買った。
 なめらか豆腐は豆乳がそのまま豆腐になった感じ。ざる豆腐はつまみに最適。
 ファクス0278・58・3409で注文すればクール宅急便で届けてくれるようなので東京でも食べられる。  

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そば道場「ゆたき」(片品村)のどぶろく

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 「どぶろく」特区・片品村で、どぶろくを造っている「そば道場ゆたき」(片品村花咲627、0278・58・2972)に行った。まずはもりそば(750円)を注文した。そば打ち体験(1人2000円、2人2800円)もできる店で、そばはおいしかった。どぶろくは2月19日からの尾瀬国体あたりから正式メニューになるとのことだったが、店主の佐藤清さんにお願いすると、飲ませてくれた。
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 普通の米で造っているというが、おいしい。米粒がそのまま残っており、食べる酒という感じ。甘みもあるがアルコール度数が12度と高く、キリッとした感じ。
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 最後の方は、米粒だらけだった。
 営業時間は午前11時半から午後5時まで。月曜定休。

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新田乃庄・寒山亭(太田市、郷土料理)

 ほうとうと群馬の最高級ニジマス 「ギンヒカリ」を出す店として有名な新田乃庄・寒山亭(太田市寺井町896-1、0276・37・4711)に行った。
 ギンヒカリ御膳・和み(2100円)を注文した。
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 ギンヒカリの刺身、寿司などが食べられる。改めて食べてみると、やはりサケに近い。
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 自慢のほうとうも楽しめる。
 年中無休で営業時間は午前11時から午後10時まで。

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大光院(太田市)

 太田の観光地で最も有名な大光院に行った。
 太田市のホームページによると、大光院は、慶長18年(1611)春、徳川家康によって一族の繁栄と始祖新田義重を追善供養するために開かれた浄土宗の寺で、開山には芝増上寺の観智国師の門弟で四哲の一人といわれた呑龍上人が迎えられた。
 大光院に入山した上人は、看経・講義・説法などに力を尽くしたため、上人の徳を慕う学僧が大光院には多数集まり、周辺農民も上人の教えを受け入れたので、寺運は栄えた。一方、乱世後の人心は乱れ、天災等の影響で生活は困難を極めていたため、捨て子や間引きなどの非道が横行していた。上人は、その非道を憂い、捨て子や貧しい人々の子供を弟子という名目で寺に受け入れ、寺の費用で養育した。このため、「子育て呑龍」と呼ばれた。
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 案内板によると、吉祥門は元和元年(1615年)に中門として建立されたと伝えられている。名前の由来について次のような言い伝えがある。この山門が上棟された日に大阪城が落城し、徳川方にとってめでたく記念すべきことであったので、徳川家康により吉祥門と名付けられたという。
 吉祥門は間口3間、奥行き1間の切り妻造り、桟瓦葺である。比較的簡素にできているが、瓦の葺き替え・袖垣の修理のほかはほとんど当時のまま保存され、古式をよく残している。大光院創建期の姿を伝えているといわれる本堂内陣・大方丈、小方丈・庫裏とともに、太田市における数少ない近世初頭の建築物として重要なものである。
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 左手の開山堂は昭和9年の築造。
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 正面の本堂は創建以来の建物。
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 太田市には「上州太田七福神」めぐりコースがあり、大光院には弁財天が祀られていた。
 古来インドで水の神として祀られ、水の演でる調べから音楽芸能の神として、またよどみなく流れる水の姿から流暢な弁舌才智を司る神として信仰されている。七福神中唯一の女神である。

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天神山古墳(太田市)

 群馬県立歴史博物館で、太田市に東日本最大の古墳、天神山古墳があると知った。
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 一度本物を見てみたいと思い訪ねたが、丘があるだけで、古墳という感じではない。
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  史跡と書いた碑があり、天神山古墳に間違いないようだが、たき火を禁ずるだけで、上に登るのは自由だった。
 子供の頃訪ねた大阪府堺市の仁徳天皇陵は立ち入り禁止だったので、だいぶ扱いが違うと思った。
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 トタンの安っぽい建物があった。だれか住んでいるのかと思い近づいてみると、神社のようだった。
 かつて見た神社の中で、最も安っぽい神社。本当に神社かどうかも定かでない。
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 鳥居も傾いていた。近くに案内板はあったが、東日本最大の古墳にしては、悲しいくらい整備されていなかった。古墳のある土地の一部を売らない地主があり、市が一体的に整備できないらしい。困った地主だ。
 案内板にはこう記されていた。
 史跡 天神山古墳
●所在地 太田市大字内ヶ島字天神1606ほか
●指定年月日 昭和16年(1941年)1月27日
 別名男体山とも呼ばれ、東日本最大、全国でも27、8位の規模を誇る大前方後円墳である。
 墳丘の全長210m、後円部直径120m、同高さ16.8m、前方部前端幅126m、同高さ12mである。
 周囲には二重の周堀が巡らされ、墓域は長さ364m、幅288mに及ぶ。また北東と西に陪塚を持つ。
 墳丘は三段築造で、表面を渡良瀬川系の川原石で葺き上げている。
 主体部は竪穴式であるが、既に盗掘を受けており、後円部南裾付近に大型の長持形石棺の一部が露出している。
 墳丘部及び中堤帯には円筒埴輪が、また後円部墳頂には器材埴輪が樹立していたと考えられている。
 建造時期は5世紀中頃と推定され、被葬者は畿内大和政権と強いつながりを持っていた毛野国の大首長と考えられている。
 平成元年3月31日
 太田市教育委員会

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猫々亭(前橋市、カラオケスナック)

 猫々亭(前橋市千代田町4-4-7、027・231・5309)は「にゃんにゃんてい」と読む。
 前橋の芸伎組合の一員である桑田群子さんが経営するカラオケの店。一見さんは入店できず、紹介が必要。
 営業時間は午後6時から11時まで。日曜、祝祭日は休み。
 昭和58年の創業。
 桑田さんによると、昔は前橋には350人くらいの芸者さんがいたそうだが、今は7人。貴重な店だ。
 芸者さんは人をもてなす基本を知っている。猫々亭ファンは多い。
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宇都宮カンツリークラブ(宇都宮市)

 今年はじめてのゴルフは宇都宮カンツリークラブ(栃木県宇都宮市上戸祭町3100番地、028・624・7221)。
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 宇都宮市内にありながら、変化に富んだ丘陵コースで、面白かった。芝目が強く、考えて攻めないと、グリーンで苦労する。こんな名門コースが近くにある宇都宮の人がうらやましい。
 コースは北、中、南があり、古くからある北と中でラウンドした。
 北は3160ヤード(パー453444354)。中は3120ヤード(パー443534454)。
 ドライバー、極端に左に飛んでしまい、苦労した。右の脇がしまっていないと指摘された。
 スコアは北が+1+0+3+3+1+1+5+4+1=+19で55。中が+1+3+1+1+1+2+3+4+4=+20で56。
 パット数は北が214222132。中が132222332。

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小松(前橋市、料亭)

 料亭などは高嶺の花だったが、前橋には東京の高いすし屋より身近な料亭がいくつかある。
 「小松」(前橋市千代田町4-5-4、027・231・4140)はなかなか良い料亭だった。
 昭和24年創業。夕方から営業している(日曜祭日は休み)。
 一見さんでなく、まずは誰かの紹介で訪ねたほうがいいと思う。
 その後は「このくらいの予算で」とお願いすると、やりくりしてくれる。
 小野田ミナ子さんは2代目の女将。
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