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道後温泉本館・霊の湯

 夜、道後温泉本館(松山市道後湯之町5-6、089・921・5141)に行った。道後温泉本館の営業時間は午前6時から午後11時まで。これだけ長時間入れる共同湯は無料の共同湯を除くと、群馬ではなかった。
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 共同湯の王様はやはり道後温泉本館だと思う。かつて松山にいた時、道後では本館にしか行ったことがなかった。旅館の湯に入ろうとはまったく思わなかった。だから伊香保温泉で温泉の偽装表示問題が起きたとき、「道後温泉本館のような立派な共同湯があれば、泊まる所は温泉を引いていなくてもいいのではないか」と感じた。
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 この日は霊の湯(たまのゆ)に入った。
 2階席は1時間以内で1200円。浴衣を貸してくれるので着替えて、風呂場へ行く。タオルも貸してくれる。
 
 道後温泉の泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)。適応症は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進。
 最近では塩素殺菌で有名になってしまった。風呂場にも「道後温泉本館では、毎日の換水及び清掃等の徹底により、これまで、レジオネラ症等による事故は一度も発生しておりません。しかしながら、愛媛県条例『公衆浴場設置等の基準等に関する条例』(平成15年10月1日施行)を受け、入浴客の安心・安全を最優先に、塩素系薬剤による消毒を行っておりますが、今後、塩素以外でより適切な方法があれば、検討いたします。」という断り書きがあった。
 ただ、塩素臭くはなく、昔と同じ気分を味わえた。
 塩素臭は雑菌などと反応してあの臭いがすると聞いたことがある。清掃をきちんとして、少量の塩素を使えば、そんなに塩素臭くはならないものだ。
 霊の湯は浴槽に庵治石や大島石、壁には大理石を使うなど、つくりは贅沢。596年に聖徳太子がつかったという道後温泉。さすがに風格があった。 
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 風呂上りの後、お茶とせんべいを食べながらゆっくりできる。むかしは神の湯の2階席でもせんべいではなく坊ちゃんだんごだったが、今は霊の湯3階個室(1500円)だけが坊っちゃん団子。ちょっと残念。
 ただ、皇族用に明治32年に造った「又新殿」の見学もでき、満足できた。

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