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道後温泉本館・神の湯

 道後温泉本館は、神の湯の歴史がいちばん古く、完成したのは明治27年。明治時代の温泉施設が、きれいに残っているのはまれで、平成6年12月には、近代和風建築としてのすばらしさと保存状態のよさから、国の重要文化財に指定された。
 さて、道後温泉といえば、朝風呂。一度体験したいと思い、6時15分前に本館前にたどりついた。2、3人しか人はおらず、ゆっくり朝風呂につかれると思った。
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 その考えは甘かった。ここには毎朝一番風呂に入ろうと、時を告げる太鼓の音を待ち構えている「朝湯会」のお年寄りや市民たちがいた。6時には大勢が集まった。一番前にいたにもかかわらず太鼓がなるとお年寄りたちが我先にと走り出す。
 神の湯は2階席にするとすぐにお湯に入れないと思い、階下(400円)の入浴のみのコースを選んだが、それでもお年寄りには勝てなかった。早足で脱衣場に入ると、あっと言う間に東の湯はいっぱいになった。西の湯はすいていたので西の湯にゆっくりつかった。
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 壁画もあって、なかなか良い。
 道後温泉本館は日本で一、二を争う温泉施設だと思う。
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 外へ出ると、もう日が差していた。
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 北側から見た本館。明治時代は、こちらが正面玄関だった。左が又新殿。
 振鷺閣の上で羽を広げるシラサギも、北を向いている。神の湯の塔屋にあたる部分が振鷺閣。中には太鼓がつり下げられていて、朝6時、正午、午後6時の1日3回打ち鳴らされる。

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