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牛肉のミルク鍋

Gyunikunomilknabe
 牛乳のスープで肉や野菜を楽しむ「牛肉のミルク鍋」を作った。
 牛乳1ℓと水カップ3杯を鍋に入れ、「ローリエ1枚、赤唐辛子、固形スープの素1 1/2個、塩小さじ1/4、黒こしょう少々」を加えた後、ソーセージを入れて10分ほど温める。これにバター大さじ1~1 1/2を入れ、その後、キャベツ、かぶ、じゃがいも、マッシュルーム、かぼちゃ、グリーンアスパラガス、ブロッコリーなどを入れて煮込む。これらの野菜は事前に適宜下ゆでしておく。
 野菜が煮えたら、しゃぶしゃぶの肉をしゃぶしゃぶのようにスープにくぐらせてから食べる。
 こってりしていて体によさそうな感じの鍋だった。

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アンヂェラス(東京・浅草、喫茶)

Angelus
 昭和21年創業の浅草の代表的な喫茶店、アンヂェラス(東京都台東区浅草1-17-6、03・3841・9761)に行った。浅草オレンジ通りにあり、欧風ケーキ(約30種類、294~578円)が人気。この日はアンヂェラスの名のチョコレートケーキを頼んだ。
 飲みたかったのは「梅ダッチ」(683円)。ダッチコーヒー(水出しコーヒー)に梅酒をブレンドして飲む。ミルクをいれて飲むコーヒーとはまったく違う華やかな味だった。
 ケーキは、とてもポピュラーな味。昔は大人気だったのだろう。
 月曜定休。営業時間は10:00~21:30。

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並木藪蕎麦(東京・浅草、そば)

 東京メトロ銀座線・浅草駅から雷門交差点に向かい、仲見世通りと反対側に曲がり、しばらくいくと、右側に並木藪蕎麦(東京都台東区雷門2-11-9、03・3841・1340)がある。
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 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、

 現在(2005年時点)では、「かんだやぶそば」「並木藪蕎麦」「池之端藪蕎麦」が「藪蕎麦御三家」とされている。
 「かんだやぶそば」は神田須田町にあり、1880年に創業。
 「並木藪蕎麦」は、明治末期に創業し、1913年に浅草雷門前に移転。
 「池之端藪蕎麦」は、1954年に並木藪蕎麦からのれんわけで創業。上野池之端。
 藪蕎麦系列の特徴は、江戸の風情を強く残す、からいそばつゆである。江戸っ子の蕎麦の食べ方は「つゆをちょっとだけつけて食べる」とされているが、そういった食べ方に適している。特に並木藪蕎麦のそばつゆはこの特徴が顕著である。

 とある。
 店に入って、まず蕎麦前(お酒)を注文する。
 お酒は菊正宗の樽酒。熱燗を1本。それと、板わさ、焼海苔、わさび芋(どれも650円)を頼んだ。
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 群馬県にいるときはクルマでの移動が多く、そば屋でお酒を飲むことはほとんどなかったが、東京ではJRや地下鉄で動いたほうが便利。お酒も飲める。
 寒くなってきたので、熱燗が体にしみる。蕎麦味噌付き。板わさ、焼海苔、わさび芋(とろろいもにわさび)とともに味わう。このシンプルなつまみがいい。
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 体が温まって、つまみもなくなりかけた頃合に「ざるそば」(650円)を注文する。「かけそば」にも引かれたが、濃いつゆでそばを食べたくて、ざるそばを頼んだ。わさびをそばに少しまぶし、ちょっとだけつゆをつけて食べる。この日は北海道産。「十割そば」だという。
 そば湯を入れても濃いそばつゆで食べるそばは格別。店にいたのはわずかな時間だが、ふだんとは別の時間が流れ、くつろげた。
 木曜定休。営業時間は11:00~19:30。

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眠庵<瞑庵>(東京・神田、そば)

 群馬県のそばはおいしかったが、東京人もそば好きだ。
 そばの名店を、少しずつ訪ねてみようと思う。
 神田の眠庵(正式には<瞑庵=ねむりあん>、神田須田町1-16-4、03・3251・5300)に行った。
 住所だけ見てもなかなか分からない。地下鉄神田駅、須田町交差点の近くということだが、近辺をぐるぐる回っても見つからない。店に電話をかけ、「フルーツパーラーの万惣の裏」と聞いて、ようやく分かった。といっても一度は通り過ごしたが。
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 なにしろ入り口がこんなに狭い。
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 路地を奥まで行くと民家があり、「瞑庵」の表札。扉を開けると店だった。
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 そばのメニューはもり(840円)、二種もり(1160円)、そばがき(840円)の3種類のみ。違う産地のそばが楽しめる二種もりを頼んだ。
 この日は栃木と福井の2種類。20種類くらいの産地のそばを用意しており、日によっていろいろな組み合わせが楽しめる。
 まずは栃木産のそばが出てきた。
 2種などというと2種類いっぺんに出す店が多いが、せきざわのように、ゆで立てが出てくる。そばを本当に楽しませてくれようとする店だ。
 群馬県でもそうだったが、そばを店主自らが打つような小さな店のほうがそばはおいしい。職人芸の世界だと思う。
 10割そばだがみずみずしい。味と香りを堪能した。
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 福井産のそばはやや太めだった。そばの味がする。
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 こうなるとそばがきも食べたくなる。注文した。
 そば粉に熱湯をかけて混ぜ、粘りがでた状態のものを食べる「椀がき」タイプのそばがきだった。
 塩かしょう油をつけて食べる。
 これでちょうど2000円。そばがき、二種もりの組み合わせで注文する人が多いので、ぴったりの額にしたのかもしれない。
 
 そばのメニューは3種類だが、夜のつまみメニューがおいしそうだった。
 自家製豆腐320円、牛肉と大根のバーボン煮580円、わさび漬け210円、岩のり210円。
 蕎麦前(お酒)は静岡のお酒を揃えている。
 萩錦 安倍川の恵み ひやおろし(特別本醸造原酒)
 杉錦 特別純米 生もと仕込み(静岡県産山田錦全量使用)
 小夜衣 特別本醸造
 志太泉 本醸造生原酒 蔵出しいちばん(H17BY)
 君盃 特別本醸造 木枯の森(生)
 磯自慢 別選・本醸造 山田錦
 喜久酔 特別本醸造
 初亀 普通酒 にごり酒(生)

 夜1人来て、ちびりちびりと飲んでも楽しそうだ。
 日曜・祝日定休。
 営業時間は12:00~14:00(月・水・金の昼は休み)
 17:30~21:00

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かにクリームコロッケ

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 ふんわり(ぼんやり)した写真だが、出来ばえもふんわりした感じのコロッケになってしまった。
 かに缶詰2缶分、縦に薄切りしたマッシュルーム10個をバター大さじ1を入れて炒めた後、ホワイトソース2カップを加え、塩・こしょう、パセリ、生クリーム(1/2カップ)を加えて弱火で混ぜ合わせながら、しっかりととろみがつくまで煮て、たねをつくる。このたねは3時間も冷蔵庫に入れて冷す。
 ところが冷しても、あまり固まらず、液体のコロッケを作っている感じになってしまった。
 それでもなんとか揚げられたが、箸で強くつかむと割れてしまうほど、やわらかいコロッケだった。
 味はよかったが、難しくて手間のかかる料理だ。

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海水でゆでたにんじんのサラダ

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 鍋に1ℓの水を入れ、海塩30gを加える。にんじんを丸ごと入れて弱火にかけ40分ゆでる。粗熱がとれたら1.5cm幅に切って皿に盛り、Ex.オリーブ油適量、赤ワインビネガー(なぜか赤はスーパーになく、白ワインビネガーで代用)、黒こしょうをかける。甘みが出て、とてもおいしいにんじんだった。

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銀座 鳥繁(東京・銀座、焼き鳥)

銀座  鳥繁(東京・銀座)
 銀座・すずらん通りにある老舗焼き鳥屋「銀座 鳥繁」(中央区銀座 6-9-15、03・3571・8372)に行った。
 保立繁之助が妻・なかとともに昭和6年(1931年)、銀座の屋台から身を起こし、孫たちの三代目まで引き継がれたという。
 同じすずらん通りにある「やす幸」もそうだったが、おでん、焼き鳥といった庶民的な食べ物の店なのだが、銀座らしい垢抜けた感じがとてもいい。
 季節限定メニューの松茸コース(5040円)を頼んだ。
 合鴨と松茸をあわせた一品はおいしかった。アスパラの焼き具合がいい。最初にエシャロットともろみみそ、大根おろし、つけもの、たけのこなどが出てくるが、これら野菜が焼き鳥にとても合う。
 飲み物は八海山の地ビール「八海山・泉ビール」があったのでそれを頼んだ後、八海山の吟醸酒を飲んだ。
 最後に食べるドライカレーがユニーク。お茶漬けかおにぎりという固定観念にとらわれないところが、70年以上続いている秘密かもしれない。
 営業時間は平日が17:00~22:00(ラストオーダー21:30)。土曜日が16:30~21:00(ラストオーダー20:30)。
 第2・3土曜と日曜・祝日定休。

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社内コンペ(おかだいらゴルフリンクス)


 秋の社内コンペが春と同じおかだいらゴルフリンクス(茨城県稲敷郡美浦村大山後田1059、029・840・0066)で開催された。
 天気が悪く曇り時々雨。晴れ男の異名のある私は群馬では傘をさしてラウンドしたことなどはなかったが、仲間がホールインワンを達成して以来、神通力がなくなってしまったのか、今日は何度か傘をさしてのプレーだった。しかし、なんとか18ホールできてよかった。
 スコアはインが+3+1+1+2+2+1+1+1+3=+15で51。パット数が222213211。
 アウトが+1+3+0+0+3+2+3+1+2=+15で51。パット数は222223222。
 最近好調だったドライバーが左方向にドライブするような球が多く、最後の2ホールあたりまで調子がでなかったのが残念。しかし、我慢のゴルフで前回(アウト、インとも57)より12打スコアが改善。ハンディがまだ多いため、3位に入賞できた。
 なかなか100が切れないものの、スコアは徐々によくなってきている。
 平均スコアは107.24。かろうじて、昨年より上回っている。
 群馬に転勤したのを機に、3年間、一生懸命ゴルフをした。ボールが右に左に飛んで、球探しに時間がかかるようなゴルフでは続けられないと思い、実戦練習を重ねた。うまい人と回ってもそんなに迷惑をかけないレベルにはなったと思う。来年からは数よりも質を重視。安いゴルフ場で2回ラウンドするならば良いゴルフ場を1回、回りたい。90切りは実現しなかったが、来年は「常時90台後半」を目標に、大人のゴルフをしたいと思う。

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博多風鶏の水炊き

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博多風の水炊きは、鶏のスープで鶏肉を煮たものを指すと言う。

(1)鍋に鶏ガラスープ(8カップ)を入れて強火にかけ、煮立ったらぶつ切りの鶏骨付き肉1kgを入れ、再び煮立ったら中火にしてアクを取り除き、塩小さじ1/4と酒1/2カップを入れる。鍋にふたをしてそのまま中火で1時間煮込む。
(2)土鍋などに鶏肉とだしを適量入れて豆腐や白菜(1/4)などの具を加える。白菜はしんなりするまでゆでて水を切り、巻きすの上に葉と軸を交互に重ねて手前からギュッと巻き、水気を絞って4cmの長さに切る。

鶏がやわらかくて鶏がらスープの味がしみこんでとてもおいしい。もみじおろしとポン酢で食べる。もみじおろしは大根に菜箸で穴を開け、種を取ってぬるま湯でやわらかく戻した赤唐辛子を差し込んですりおろす。

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多古久(東京・上野、おでん)

多古久
 夜、1904年創業というおでんの店、多古久(東京都台東区上野2-11-8、03・3831・5088)に行った。地下鉄湯島駅から不忍池方面に行き、仲町通りを入って左側にある。古い建物だ。この通りは古い建物か風俗かといった感じだ。
 関東風のおでん。大根、トロのネギマ、コンニャクなど、味がしみていて、とてもうまい。おばちゃんも味がある。
 時間がとまったような、とても楽しいひと時を過ごせた。
 月曜定休。営業時間は午後6時から午前零時まで。

 夜の仲町通りは、店を出てからが大変だ。日曜日の昼間は閑散としていたが、夜になると客引きが多い。ママ自らが客を引いていたりするので、美人の客引きも多い。同僚のKさんは慣れたもので、まったく店に入る気はないのに、客引きの女性との会話を楽しんでいる。彼はこの通りを通過するのに通常30分はかかるそうだ(笑)。
 
 上野は本当に不思議なところだ。周りが風俗店だらけになっても、古い店が堂々と営業を続けている。本当にいい店は周りがどうなろうと、景気がどうなろうと、強い魅力で人を集めるようだ。

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ころころ鍋

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 ころころ鍋は3種類のだんごの鍋。
 肉だんごの作り方はボウルにひき肉300gを入れて軽くほぐし、玉ねぎみじん切り1/4個分、卵1個、パン粉1/4カップ、牛乳大さじ1、塩小さじ1/3、こしょう少々を加えて、手で粘りが出るまでよく練り混ぜた後、16個のだんごを作る。
 エビだんごの作り方はムキエビ300gを包丁で細かくするのが料理本のレシピだが、フードプロセッサーを使い細かくした。これに卵白1個分、しょうがみじん切り小さじ1、パン粉大さじ2~3、塩小さじ1/4、こしょう少々を加えてよく練り混ぜ、12個のだんごを作る。
 じゃがいもだんごの作り方は、ゆでたじゃがいもをつぶし、小麦粉1/2カップ、水大さじ2~3、塩小さじ1/4を入れて練り混ぜ、12等分してだんご状に丸める。
 鍋に昆布と削り節のだし(6カップ)を入れて火にかけ、煮立ったら酒大さじ3、塩小さじ11/3、砂糖小さじ1、うす口しょう油少々で調味して、各だんごを適量入れる。このほか、まいたけ200g、たけのこ(ボイル)小1本、京菜(なかったので水菜)などを入れる。
 煮えばなを取り分け、ポン酢じょうゆで食べる。
 3種類のだんごの組み合わせが絶妙だった。

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正岡子規記念球場(東京・上野)

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 正岡子規が東京都台東区根岸の子規庵に住んでいたことは知っていたが、「野球(のぼーる)」という雅号を用い始めた子規が上野の山の原っぱで野球をしていたのは知らなかった。そんなよしみで、この夏、野球場が改修された時に「正岡子記念球場」と命名されたそうだ。
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 「春風やまりを投げたき草の原」という句碑もある。

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上野のトーテムポール

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 上野動物園に行く途中には上野ライオンズクラブが寄贈した動物のトーテムポールもある。
 動物園や美術館、東京文化会館に、春は桜と見どころが多い場所だけに、こうした地味な存在は見逃しがち。
 上野は奥が深い。

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上野大仏(東京・上野)

 上野の森美術館で「ダリ回顧展」でも見て、シュールになろうかと思って上野公園に行ったのだが、この混雑。
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 ダリはあきらめて、散歩をした。
 意外な収穫が、この上野大仏。
 上野精養軒の近くに、顔だけの大仏があった。
 上野に大仏があるとは・・・。知らなかった。
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 上野大仏略記によると、寛永8年(1631年)越後の国村上城主堀丹後守直寄公旧自宅内のこの高台に、戦乱に倒れた敵味方の将兵の冥福を祈るために土で釈迦如来像を造立した。
青銅大仏
 明暦・万治の頃(1655~60年)木食僧浄雲師により銅佛に改められた。
仏殿
 元禄11年(1698年)露座の大仏に仏殿が建立された。
改鋳
 天保12年(1841年)火災に遭い、天保14末孫堀丹波守直央年大仏が大仏を新鋳しまた仏殿を再建した。

 大正12年関東大震災によって佛頭がおち、寛永寺にて保管、その後、佛体は解体され第二次世界大戦時に献納された。
 昭和47年春彼岸、尊顔を旧地に迎えて祀り再建を計る一助とする。

昭和47年春彼岸
 註、「上野大仏略史」は清水観音堂に有ります。

 地震や火災で首が落ち、第二次大戦中に体を失い、今は顔だけに。「もう落ちない」ということで、最近は合格祈願のご利益があると注目されている。
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 横顔を見ると鼻が高い。

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みはし本店(東京・上野、甘味処)

 上野は風俗店あり、ディスカウントストアありで、雑多な街だ。そんな中に隠れた名店があったりするから注意しなければならない。
 上野公園に行く前に、甘味処のみはし本店(東京都台東区上野4-9-7、03・3831・0384)に寄った。
 店のホームページによると、上野広小路は江戸時代に開かれた東叡山寛永寺の領地で、寺への参道を不忍池からの川が横切っていた。3つの橋が架かっていたため、旧町名が三橋(みはし)。そこからこの店名が付いたという。
 あんずクリームあんみつ(630円)を食べた。
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 店のホームページによると、まず、あんにこだわっている。
 「北海道の十勝地方の小豆だけを使っているわけですが、50年来の小豆問屋さんに毎年、十勝に出向いてもらって十勝の中でも良質の小豆を入手してもらっています。現在は機械で選別しているわけですが、従来は手で一粒一粒選り分けていました。それこそ「粒よりの」小豆です。直火で銅釜でじっくり煮、何回も晒(さら)して、よーく絞って時間をおかずに加糖してさらっとしあげる。な――にも特別な事はしていません。日持ちもしますが、新鮮さも大切にしています」
みつにこだわっている。
 「創業よりさっぱりを目指していたみはしのあんみつです。黒みつと白みつの中間です。黒砂糖は沖縄の名産ですが、沖縄から200Km南のある島の黒砂糖を使っています。島によってそれぞれ味が異なる黒砂糖ですがここが一番みはしのあんみつと相性がいいです。(社長の独断ですが) 一見すると岩石のような黒砂糖、つーーんと強い香りは中国産のそれとは全く違うのです」
 寒天にもこだわる。
 「寒天がうまいかどうかは、寒天の質も大事なんだけど ちゃんとカドがあるかどうかが特に大事なんです。カドのちゃんとある寒天は新鮮なんです。カドのある寒天をかむと、新鮮さが感じられるんです。素材は伊豆の三宅島、八丈島、神津島の天草(テングサ) をさらして、これらをブレンドします。島や季節によっても変わる素材をいかにブレンドするかがとても大切です。それによって適度な堅さが歯触りとなって、のりの出方が滑らかな舌触りとなってさっぱりとしたみはしのあんみつと相性がいいわけです。敢えて海草くささを抑えほのかに残る海の香りが信条です」
 赤えんどうにもこだわっているんだ。
 「そうです、あんみつに入っているあのお豆です。一見すると柔な茶色でしわしわの赤エンドウ豆ですが、結構手強いです。皆様の口に入るまで2日の工程です。3時間かけてゆっくりと煮て、翌日に蒸籠にかけて蒸かします。粉を吹いたようなほくほくなお豆になってくれます。

 うまいはずだ。
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 店の前。奇跡的に人の流れが途絶えた瞬間を撮った。
 営業時間 は10:30~21:30(ラストオーダーは21:00まで)。休みは?

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福神漬けの元祖、酒悦

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 蓮玉庵に行った後、鈴本演芸場の前を通って、上野公園に行くことにした。鈴本演芸場の隣を見ると、福神漬けの元祖である酒悦の本店(東京都台東区上野2-7-11、03・5688・5051)がある。
 酒悦のホームページに沿革の説明がある。
 「酒悦の創業者・野田清右衛門は、伊勢山田の出身で、本郷本町に『山田屋』とと号して店を構え、伊勢から仕入れた海産物を商い、後に店を寛永寺の境内である上野池之端に移し、うに・このわたなど、酒の肴になる珍味類も扱うようになりました」
 「又、当時の上流社会の人々がお茶断ちの日に、お茶かわりに飲む香煎も扱い、上野近辺の寺に出入りするようになりました。やがて寛永寺の本坊である輪王寺の御門跡の白川宮から、『酒が悦ぶほどうまいもの』の意として『酒悦』の屋号を賜り、江戸名店の一つとなりました」
  「今日広く知られ、ご愛顧いただいております『のり佃煮』『福神漬』は、15代清右衛門の発明によるもので、江戸末期から明治の始め頃、創製に着手し十数年の歳月をかけて完成した日本伝統の逸品です」

 子供のころから酒悦の福神漬けはよく食べた。「真っ赤な福神漬けは着色料を使っていて体に良くない」と母親に言われ、酒悦の福神漬けを食べているうちにすっかり酒悦ファンになってしまった。
 こんな場所に酒悦があるのは気づかなかった。さっそく土産を買った。
 年中無休(元旦のみ休み)。営業時間はAM10:00~PM8:00。

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蓮玉庵(東京・上野、そば)

 東京に戻ってきてから、街を、あまり歩いていない。初めて訪ねた群馬県のように東京にも、もっと好奇心を持って、いろいろ回ってみようと思う。
 上野に行った。おいしいそばが食べたくなって入ったのが蓮玉庵(れんぎょくあん)。創業1859(安政6)年の老舗だ。
 場所は池之端(住所は東京都台東区上野2-8-7、03・3835・1594)の仲町通り。歓楽街で、昼間は人通りは少ない。風俗店が並ぶ中、安政6年(1859年)以来、6代にわたってのれんを掲げているという古いたたずまいの建物が蓮玉庵だった。
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 歌人の斉藤茂吉も「池之端の蓮玉庵に吾も入りつ 上野公園に行く道すがら」との短歌を詠んだという。
 妙高高原などの高冷地の霧の中で生育する「霧下そば」を主に使っている。そば粉は挽きたてを使い、適量の小麦粉をつなぎにしているという。
 せいろそば600円。天せいろそば1580円。昼限定の「古式せいろそば 別打ち入り三枚重ね」が1000円。妙に高い値段でおいしくもないそばを出す店が東京には多いが、値段も手ごろ。
 この日は雑誌に載っていたオリジナルの「花そば」(840円)を頼んだ。メニューにない商品だった。
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 かつお節とねぎ、生卵、大根おろし入り。そばは北海道で9月に収穫した新そば。つゆを上からかけて食べる。
 とてもおいしかった。
 また来たい店だ。今度は古式せいろそばにチャレンジしたい。
 月曜定休。営業時間は11:30~15:30、17:00~1900。

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赤城国際カントリークラブ

赤城国際カントリークラブ
 前回、112と振るわなかった赤城国際カントリークラブ。
 ドライバーがよくなってきたので期待のラウンド。
 南コーススタート。ドライバーは好調で1番ミドルはパー。2番ロングはバーディー。このまま、プロのようなスコアが続くのではと思ったとたん、ショートが左に飛び、グリーンに乗せようと思った球が向こう側バンカーに。バンカーショットがまた向こう側に・・・ということで3オーバー。ドライバーがよくなると今度はアイアンがだめになる。なかなかうまくいかない。
 今日はドライバーでグリーン近くまで行ってもアプローチやが弱気で少しも寄らず、苦戦した。
 南コースのスコアは0-1+3+1+3+1+2+3+2=+14で50。パット数は211112132。
 西コースのスコアは+1+3+2+3+2+2+1+2+2=+18で54。合計104。パット数は331222222。
 104は赤城国際のベスト。
 平均スコアは107.45。
 難しいコースばかり回ってきたが平均スコアが維持できたので来週のおかだいらゴルフリンクスでは90台を目指したい。

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石狩鍋

Ishikarinabe
 今日は石狩鍋。
 4人分の作り方。
(1)生鮭の切り身(4切れ)は一口大に切ってバットに並べ酒大さじ1、塩少々をふりかけてしばらく置く。
(2)じゃがいも大2個は4等分、玉ねぎ1個は8等分の櫛形切り。キャベツ1/4は5cmほどのざく切り。しいたけ3~4枚は石づきを取って半分のそぎ切り。長ねぎ1/2本は1cmのぶつ切り。豆腐は3cm角に。
(3)土鍋に昆布だし1ℓと酒大さじ3、じゃがいも、玉ねぎを入れて火にかける。煮立ったら中火で煮る。玉ねぎが透き通ったところでキャベツ、しいたけを入れる。キャベツがしんなりとしたら長ねぎを入れる。煮汁でみそ大さじ4~5を溶いてから鍋に加える。
(4)煮立ち始めたら鮭を加え、鮭に火が通ったところで豆腐を入れて一煮立ち。バター大さじ1を落とし入れる。

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はりはり鍋

Hariharinabe
 まぐろの漬け丼だけでは寂しいので、鍋の本「鍋の天下一品」(集英社)を買い、簡単だがおいしそうな「はりはり鍋」を作った。水菜を使った鍋をはりはり鍋という。
 作り方(4~6人分)は、
(1)油揚げ8枚をたっぷりの熱湯に入れ、さっと湯通しして、ザルに上げる。水気を切って、1枚を横3等分に切る。
(2)鍋に水6カップを入れて、本当はこの中に削り節を入れるのだが、だしの素で代用。そこに酒2/3カップ、しょう油1/2カップ、砂糖大さじ4~6、みりん大さじ2を入れ、ひと煮立ちさせる。このだしを土鍋に入れ、そこに油揚げを入れて弱めの中火でじっくり煮る。
(3)油揚げに味がしっとりなじんだところで水菜を適量加え、さっとひと煮して取り分ける。ゆずやすだちをしぼりかける。
 きつねうどんにしたらおいしそうな揚げになった。確かに水菜と合う。

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まぐろの漬け丼

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 今日も丼物にチャレンジ。
 まぐろの漬け丼(2人前)。
 器にしょう油大さじ1 1/2、酒大さじ1、みりん大さじ1/2を合わせ、まぐろを入れて軽く混ぜてなじませ、ラップをして5分くらい冷蔵庫に入れる。
 長ねぎは4cm×2を縦に筋を入れて開き、せん切りにする。水にさらして水気を切る。大葉2枚をせん切りにし、水にさらして水気を切り、長ねぎと合わせる。
 丼に温かいご飯を盛り、まぐろを乗せて、長ねぎと大葉、わさびを添える。炒りごまを振ってもいい。

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親子丼

追記)2017.10.2

ある店で「究極のレシピ」を聞いたのにすっかり忘れていた。メモを見つけたので、書き留めておく。

ご飯200〜250グラム。50ccの割り下で70グラム(皮、筋をとる)くらいの鶏肉を煮る。3分半〜4分半くらい。しょうゆ、みりん、水を1/3ずつ(ふたをしない場合は、蒸発するので水か出汁50cc加える)。甘みが足りない時は砂糖を耳かき程度入れる。卵(3個)はかきまぜず、「切る」感じ。卵をかけてふたをして50秒、強火で。食べているうちに黄みと割り下がこぼれ落ちていく感じ。ネギは入れず、三つ葉を入れる。

Oyakodon

 親子丼にチャレンジ。親子丼は今までほとんど食べず、丼といえばカツ丼が天丼だった。
 しかし、なかなか上手にでき、本当にうまいと思った。手軽にできてこのうまさ。丼はあなどれない。
 
 2人分のレシピは鶏肉100gを一口大のそぎ切りにし、玉ねぎ1/2個は薄切りにする。
 だし汁1/3カップ、酒大さじ2、砂糖大さじ2、みりん大さじ2、しょう油大さじ2 1/2を良くかき混ぜた後、煮立てる。
 そこに鶏肉と玉ねぎを入れて煮る。火が通ったら、卵液(3個分)を外から回しかけ、すぐにふたをする。
 親子鍋の場合は一人前ずつ、フライパンの場合はまとめて作る。
 鍋あるいはフライパンをゆすりながら30秒ほど煮て、ふたを開けて、丼に盛ったご飯の上に移し入れる。三つ葉をちらして出来上がり。

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