眠庵<瞑庵>(東京・神田、そば)
群馬県のそばはおいしかったが、東京人もそば好きだ。
そばの名店を、少しずつ訪ねてみようと思う。
神田の眠庵(正式には<瞑庵=ねむりあん>、神田須田町1-16-4、03・3251・5300)に行った。
住所だけ見てもなかなか分からない。地下鉄神田駅、須田町交差点の近くということだが、近辺をぐるぐる回っても見つからない。店に電話をかけ、「フルーツパーラーの万惣の裏」と聞いて、ようやく分かった。といっても一度は通り過ごしたが。
なにしろ入り口がこんなに狭い。
路地を奥まで行くと民家があり、「瞑庵」の表札。扉を開けると店だった。
そばのメニューはもり(840円)、二種もり(1160円)、そばがき(840円)の3種類のみ。違う産地のそばが楽しめる二種もりを頼んだ。
この日は栃木と福井の2種類。20種類くらいの産地のそばを用意しており、日によっていろいろな組み合わせが楽しめる。
まずは栃木産のそばが出てきた。
2種などというと2種類いっぺんに出す店が多いが、せきざわのように、ゆで立てが出てくる。そばを本当に楽しませてくれようとする店だ。
群馬県でもそうだったが、そばを店主自らが打つような小さな店のほうがそばはおいしい。職人芸の世界だと思う。
10割そばだがみずみずしい。味と香りを堪能した。
福井産のそばはやや太めだった。そばの味がする。
こうなるとそばがきも食べたくなる。注文した。
そば粉に熱湯をかけて混ぜ、粘りがでた状態のものを食べる「椀がき」タイプのそばがきだった。
塩かしょう油をつけて食べる。
これでちょうど2000円。そばがき、二種もりの組み合わせで注文する人が多いので、ぴったりの額にしたのかもしれない。
そばのメニューは3種類だが、夜のつまみメニューがおいしそうだった。
自家製豆腐320円、牛肉と大根のバーボン煮580円、わさび漬け210円、岩のり210円。
蕎麦前(お酒)は静岡のお酒を揃えている。
萩錦 安倍川の恵み ひやおろし(特別本醸造原酒)
杉錦 特別純米 生もと仕込み(静岡県産山田錦全量使用)
小夜衣 特別本醸造
志太泉 本醸造生原酒 蔵出しいちばん(H17BY)
君盃 特別本醸造 木枯の森(生)
磯自慢 別選・本醸造 山田錦
喜久酔 特別本醸造
初亀 普通酒 にごり酒(生)
夜1人来て、ちびりちびりと飲んでも楽しそうだ。
日曜・祝日定休。
営業時間は12:00~14:00(月・水・金の昼は休み)
17:30~21:00
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