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旬彩幸味 楽(東京・池之端、和食)

 旬彩幸味 楽 (しゅんさいこうみ・らく、台東区池之端1-1-1 池之端ビル地下1階、03・3836・0417)という和食の店に行った。
 ミスター・スタンプス・ワインガーデンはおいしいフランス料理が出されるが、フランス料理を食べに行くというよりも、「おいしいワインを飲みに行く」場所だ。ワインは料理によって味わいが変わる。だから、ワインを楽しむためにはおいしい料理が必要だ。でもワインが主役だ。
 楽も、お酒を最大限に楽しむために料理が作られている店のような気がする。
 ご主人の長谷川晋一さんは、「SSI認定利酒師」「ANS認定ソムリエ」で、置いているお酒がおいしそうなものばかり。
 料理(旬のおまかせ料理)は5000円(天神)、7000円(味彩)、1万円(楽味)、1万5000円(四季彩、予約のみ)の4つのコースがある。5000円の料理を頼んだが、これでも庶民は、量、質ともに十分満足できる。
 お酒を大切にしているということは、生ビール(エビス)を見れば分かる。きめ細かい泡。なかなかビール専門店に行ってもこんなきめ細かな泡のビールは飲めない。
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 前菜の後のお造りは、この日はコチ、オニカサゴ、ヒラメ、金目鯛、アジなど。
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 お造りが出たあたりで日本酒を頼もうと思ったが、ワインもあると知って、ハウスワイン(白)を頼んだ。
 なるほど、白ワインは刺身に合う。
 茶碗蒸しは今まで食べたことのないような味わいだった。具ははいっておらず、こしょうがかかっているのだが、店の人に聞くと、3種類の鶏で出汁をとっており、20種くらいの野菜類も使って、贅沢な味わいを出しているという。
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 日本酒はご主人にお薦めを出してくださいと頼んだ。出てきたのは、「呼友」。「久保田」で有名な新潟県長岡市の朝日酒造が出している純米大吟醸(1合1400円)。簡単には入手できない酒のようだ。う、うまい。
 焼き魚はシンプルで、これが日本酒に合う。
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 ゆっくりくつろげる空間も魅力的。常連になるとカウンター席で、ご主人のうんちくが聞けるのだろうが、そこに行くにはやはり1万5000円コースか!?
 日曜・祝日定休。営業時間は18:00~23:00。

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メンチカツ考―ふくのや(東京・神田、洋食、喫茶)=ふくのやは閉店

追記)2016年12月28日で閉店(Rettyの投稿情報)。

 私はメンチカツが好きだ。自分でも作る。子供のころからメンチカツが好きだった。
 でも「私はハンバーグが好き」という人はいても、「私はメンチカツが好き」とあえて言う人はあまりいない。
 途中まではほとんどハンバーグと作り方は同じ。兄弟と言ってもいいくらいなのに、なぜか、メンチカツにはあまり日が当たらない・・・。
 とんかつ和幸の主なメニューを調べると、ひれかつ、ロースかつ、一口かつ・・・。メンチカツは出てこない。
 東京・神田の旭軒はメンチカツを扱っているが、どちらかというと脇役だ。
 なぜ、メンチカツが主役の店がないのだ!
 そう思っていたら、メンチカツが一番の人気メニューである洋食屋さんが神田にあった。
 ふくのや(東京都千代田区神田錦町1-15、03・3291・2998、2978)だ。
 昼時に行くと必ず列ができている。サラリーマンに大人気の洋食屋だ。
  オムレツメンチ、サラダメンチ、オムライスメンチなど、メンチカツを組み合わせた複合メニューがいろいろあり、「大盛り」だけではなく「メンチ追加」もできる。
 この日は、オムライスメンチ(820円)を注文した。オムライスを大盛りにしたうえ、メンチカツを追加してもらった。値段は1000円だった。確認していないが、恐らく大盛りが100円増し、メンチ追加が80円だと思う。
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 大盛りだけアップで撮っても大盛りに見えないが、食べごたえがあった。
 ただ、ぜいたくを言えば、メンチカツはキャベツと白い御飯と一緒のほうがうまい。
 いつも昼時であわただしいため、店の人と話したことはない。
 「ふくのや」という店の名前も今回ブログで取り上げようと思い、初めて認識した(今までは「あのメンチカツ屋行こう」と言えば仲間内で通じるため、店名を知らなかった(^_^;)。
 そんなわけで定休日や営業時間は店では確認していない。インターネットのレストランガイドなどによると、
 日曜・祝日定休。営業時間は平日が8:00 - 20:00、土曜が11:00 - 14:00。

 

 さて、話をメンチカツ一般に戻そう。
 Wikipediaでもメンチカツとハンバーグの温度差は大きい。
 メンチカツ
「メンチカツまたはミンチカツは、豚肉や牛肉の挽き肉(ミンチ)に、タマネギのみじん切り、食塩、コショウなどを混ぜて練り合わせて小判型に丸め、小麦粉、溶き卵、パン粉からなる衣をつけて油で揚げた肉料理のひとつ(いわば、加熱前のハンバーグにカツレツの衣をつけて揚げたものである)。メンチの語源はミンチで、メンチカツ、ミンチカツともに和製語である」
「同種の挽き肉生地で丸ごとのゆで卵を包み、同様の衣をつけて揚げたものはスコッチエッグと呼ばれる。
ウスターソースなどをかけてそのまま食べるほか、サンドイッチの具とされることもある」
 これで終わりだ。一方ハンバーグは
 ハンバーグ
「ハンバーグまたはハンバーグステーキとは、挽肉(豚肉や牛肉、またはその他の畜肉等を含めたあわせ挽肉)にタマネギ等の野菜類のみじん切りと胡椒等の香辛料を加え、卵、パン粉を混ぜ、こね合わせたものを楕円形、円形などに整形して焼いた料理」
そして以下のような項目がずらりと並ぶ。
1 概要
2 歴史・変化
3 バリエーション
4 家庭で作るハンバーグ
4.1 加熱
4.1.1 食中毒予防
5 関連項目 

 

 インターネットを調べていたら、マクドナルドも2002年1月26日に「メンチマック」なるものを試験的に発売したらしい。しかし、今はそんなメニューはない。失敗に終わったのだろう。
 思い出せば、メンチカツは母親が作ってくれることが多かったが、肉屋でもコロッケなどと一緒に売っていた。それをおやつ代わりに一つ買ってもらって、肉屋の店先で食べた記憶がある。
 
 肉屋で立ち食いというイメージが強いメンチカツ。一方で、ハンバーグは百貨店の大食堂のお子様ランチにも加えられたりして、お子様が休みの日に座って食べるごちそうとなった。
 中身はほとんど一緒でも、それぞれの舞台装置の違いがブランドイメージの差になったに違いない。

 

 ちなみに私は群馬時代、よく行ったかつ久無庵では、「肉汁手ごねかつ定食」専門だった。「肉汁手ごねかつ」というのがメンチカツ。さすが無庵、おいしそうな名前をつける。

 

 とんかつは勝負の大部分は肉そのものの質で、あとは揚げ方次第。
 でもメンチカツは、玉ねぎやパン粉なども加えふっくらした味わいを実現している。
 ハンバーグはおいしいが、メンチカツはそれにさらに衣までついている。豪華ではないか。ハンバーグとキャベツの千切りはあまり似合わないが、メンチカツとは絶妙のコンビだ。
 私は、メンチカツが好きだ。

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すし処 鮨丸(東京・新宿、寿司)

 新宿にもうまい寿司屋があると聞いて訪ねてみた。すし処 鮨丸(新宿区新宿3-31-6、03・3356・7077)だ。
 刺身の盛り合わせを頼んだ。
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 大分の関あじ、関さば(生姜醤油で食べる)、伊豆稲取の金目鯛、北海道の真だら(塩で食べる)、岡山のさわら、明石の真鯛、長崎のトビハタ、佐渡のブリ・・・。産地直送のネタが並ぶ。まるで日本地図のようだ。
 築地からの仕入れは半分。残りが全国各地からの産直ネタ。
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 マグロなしでも刺身の盛り合わせができてしまうところがすごい。
 板前さんたちがフレンドリーなのが良い。マグロの話題になると、トロに負けない赤身があると言って、本当においしい赤身を出してくれたりする。ガリも店独自のものを出してくれた。楽しみながら寿司を味わえる店だ。
 刺身のネタを中心に握ってもらった。ほかでは食べられない珍しいネタに2度満足。
 寿司の値段も手ごろ。例えば、特選おまかせが3500円、特上ちらしが2800円。にぎり(1カン)はまぐろ280円、真鯛380円、中とろ600円。
 良いお酒もそろっており、姉妹店にワインバーがあるため、「寿司に合うワインもある」とか。
 常連になろう。
 平成8年7月に開店というから、まだ新宿では新顔。
 年中無休で営業時間は平日が11:30~14:00 / 17:00~23:30。土日祝日が 11:30~22:00 (土23:30)。

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築地市場場内・大和寿司

 先週、入れなかった築地市場場内の大和寿司(東京都中央区築地5-2-1 築地市場内 6号館、03-3547-6807)に午前9時過ぎに行った。朝食には遅いし、昼には早いので、そんなに行列はしていないだろうと期待して行ったが、見事に裏切られ、早くも長蛇の列ができていた。
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 隣の店の前に並ばないで、と言われ、店の前に4列、5列と列ができるのだが、狭くなった通路でもターレットトラックが行き来するので、並ぶのも命がけだ。
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 待つこと1時間。ようやく一番前の列になった。
 この店は2軒あり、左の店は社長、右の店は若大将が仕切る。
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 若大将の店に入り、お任せコース3500円を頼んだ。若大将によると、この店は創業50年、二つの店になってから15年たつという。
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 1週間前に来た鮨文の寿司の方が独創性は上の気がするが、マグロ、イカ、アナゴなど、どれをとってもとろけるようなおいしいネタで、大満足。昼間からお酒と一緒に味わう客も多かった。
 今回は母親を連れてきたが、ネタの一つひとつに感動していた。「ゆっくり食べようとしているのに、あっという間に食べてしまう」。
 営業時間は午前5時半から午後1時半まで。
 店の人が午前11時ごろには、今日はここで終わりですと列の最後の人に伝えていた。早めに来てよかった。
 定休日は日曜・祭日および卸売市場の休市日

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築地市場場内・魚河岸 鮨文(寿司)

 昼食の時間、若干余裕があったので、思い切って、築地市場に行ってみた。場外は歩いたことがあるが場内は入ったことがなかった。なにしろ、ほとんどの飲食店は昼で閉まってしまう。日曜、祝日と休市日は営業しないので、なかなか行く機会がなかった。
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 場内は構内運搬車「ターレットトラック」が猛スピードで走っておりぼやぼやしていると事故にあう。卸売市場なので、一般の人は仕事の邪魔にならないように歩かなければならない。目指すは寿司屋などがある関連事業者地区。通称「魚がし横丁」。市場橋門から入り水神社まで歩き、神社を左手に見て、右に曲がると魚がし横丁がある。
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 行列で有名な大和寿司(6号館)にまず行ってみた。
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 すごい行列だ。12時ごろ到着したが、これでは午後1時になっても食べられないと思い、次の候補の魚河岸 鮨文(東京都中央区築地5-2-1東京中央卸売市場内8号館、03・3541・3860)に行ってみた。ここもお客が並んでいたが、大和寿司ほどではなかったので、この店で待つことにした。待っている間、お茶を出してくれた。
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 店内はカウンターのみ。10人ほどでいっぱいになる。
 「知ったかぶりしないこと」と「ケチらないこと」が築地を楽しむコツらしい。おまかせコース(3675円)を頼んだ。
 旬のにぎり10かん・巻きもの・汁物・自家製玉子焼き付き(エビ・三ツ葉入)が内容。
 自家製玉子焼きから順番に出てくる。
 工場で飲むビール、打ちたて、ゆで立てのそば、掛け流しの温泉・・・。新鮮さが命のものは多いが、まさに寿司は鮮度。インターネットの口コミサイトなどの書き込みを見ると「たいしたことはない」などという意見もみられるが(そのせいか、インターネット、ブログの撮影お断りと注意書きがあった)、正直言って「旨かった」。もちろんこの店自慢の穴子や、大トロ、中トロ、ふんだんに盛られたうになどは格別だが、赤身やえびなどといった普通のネタが巷のすし屋とはかなり違う。回転寿司などだと、えびは薄っぺらくて、あまり好きではないが、この店のえびはふっくらしていて甘みもあった。シャリも独特で、新鮮なネタと合っていた。
 市場とともに150年間引き継がれてきたという店の歴史、場内にある店ということで、ひいき目になっているとは思うが、この寿司なら3675円でも高くない。
 「最近の回転寿司は頼めば握ってくれるので、回転寿司で十分」と思っていたB級(C級?)グルメの私は、寿司の世界でもようやく「至高」「究極」の世界の一端に触れた気がする。
 営業時間は午前6時から午後2時30分。定休日は日曜・祭日および卸売市場の休市日
 場内はほかにもいろいろおいしそうな店がある。暖かくなったら出勤前に訪ねて(なにしろ、午前4時半から営業している店もある)、場内の店をことごとく回りたい。
 

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礼華(東京・新宿、中華)

 外観を見ると、中華というより、西洋料理の店にみえる礼華(ライカ、新宿区新宿1-3-12  壱丁目参番館1F、03・5367・8355)に行った。中華も最近、個性的な店が増えているようだ。そのひとつがこの店だ。
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 上海料理をベースに独自にアレンジした料理が自慢だ。飲み物は紹興酒を飲んだが、ワインなどそろっていて、従来の中華とは違った感覚で楽しめる。
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 コースもあるが単品を注文した。まず香味野菜と季節の魚サラダ(1800円)。魚はカンパチだった。
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 次が江南の黒酢のスブタ(1500円)
 そして最後に、海鮮入りおこげ(しょうゆ味、2200円)=照明の関係で写真の色が不自然でおいしそうではないため、写真は省略。
 フリー百科事典「Wikipedia」によると、「上海料理の源流は、寧波や揚州の料理であり、酒、醤油、黒酢などの醸造物がふんだんに使われるため、甘く濃厚な味が特徴。特に小籠包、上海蟹は代表的料理といえる」とのことだ。上海料理らしいものを注文したが、お皿や盛り方がおしゃれで、味もよかった。
 営業時間は午前11時半から午後2時半まで、午後5時半から11時まで(ラストオーダーは弊店30分前まで)。
 月曜定休。月曜日が祝日の場合は火曜日が休み。

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珉珉(<珉は玉偏に民>みんみん)羊肉館(東京・渋谷、餃子)=閉店?

追記2013.4.26 渋谷に行ったので訪ねたが以前の場所にはなかった。ネットでは「閉店したのでは」という未確認情報しかない。いずれにしても、前の場所にあった珉珉は閉店した。

(以下が当時書いた記事)

 日本の餃子店の元祖とも言える店、珉珉羊肉館(<珉は玉偏に民>みんみんやんろうかん、東京都東京都渋谷区道玄坂2-7-5、03・3461・8262) に行った。
 昭和22年の終わりか23年の初めごろだったという。渋谷の百軒店で創業者の高橋通博さんが「友楽」という中華料理店を始め、この店で鍋貼児(コウテル=水餃子が冷めてしまったとき、鉄鍋で火入れしたことから始まったと言われる焼餃子)を出したのが始まり。4年後、友楽は恋文横丁(現109裏)に移り「珉珉羊肉館」に名前を変えた。
 当時、豚肉は高く、餃子の具に羊肉を使っていた。羊肉は羊毛を取るために日本でも飼われていた。歳をとった羊が肉にされて安価で出回ったという。その代わり臭いが強く、それを消すためにたくさんのにんにくを使ったのが、にんにくを使う日本的な餃子の始まりらしい。中国では水餃子が主流で、具にはにんにくを入れないのが一般的だ。
 その後、大阪にいた高橋さんの知人が珉珉の商標を使わせてもらい、大阪ににんにくを使った餃子の店を開いたという。この店がヒットし、チェーン展開もした結果、にんにく入り餃子が全国に広まった。
 珉珉羊肉館は1967年に道玄坂裏に移転。高橋さんは亡くなり、奥さんが店を守りつづけた。その奥さん(現在81)は最近、転んで腰の骨を折ってから店には出なくなり、いまは長男の衛(まもる)さん(49)が店を継いでいる。衛さんによると、お母さんは渋谷で生まれ育ち、生きている忠犬ハチ公も見ていたという。
 
 さて、店に着いて、さっそく焼き餃子(6個530円)2人前に水餃子(同)を頼んだ。ビール(大瓶、550円)は各種あるが、サッポロラガーを頼んだ。サッポロラガーは業務用のみが出ているが、なかなか見かけない。とても懐かしい味で、迷わず頼んだ。
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 水餃子は汁に味のついたタイプと鶏がらスープに入っている水餃子を醤油で食べるタイプの二つがあるが、醤油で食べるタイプを選んだ。
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 オーソドックスな味。今は豚肉を使っていて、当時よりはにんにくの量も少ないという。どちらかというと焼き餃子が好きな私だが水餃子も焼き餃子と同じくらいおいしかった。
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 創業者の長男、衛さん。
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 店内には映画や演劇のポスターが数多く貼ってある。関係者がたくさん訪れているのかと思ったら、「ポスターハリス・カンパニー」という会社が道玄坂にあり、「その店が貼っていく」と衛さんが解説してくれた。自らは文化的な演出などせずに、味一筋で生きている。
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 めんも食べてみた。鶏そば(塩味)780円。うまい。鶏がらスープに塩を入れたお汁がおいしい。餃子と鶏そばを注文すれば大満足だ。
 宇都宮のみんみん本店とは直接の関係はないが、衛さんがある大学教授に、「宇都宮のみんみんに店名の相談を受け、『東京で珉珉という店が流行っているので、みんみんという名前はどうか』とアドバイスした」という話は聞いたことがるそうだ。
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 日曜定休。営業時間は17:00~23:30。 

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表参道ヒルズとBISTY'S WINESHOP & BRASSERIEBAR(東京・神宮前)

 2006年2月11日に開業した表参道ヒルズに初めて来た。表は普通の商業ビル。
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 ところが中に入ると、想像以上の広々とした空間。これはすごい。確かにヒルズだ。
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 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「表参道ヒルズ(おもてさんどうヒルズ)は、東京都渋谷区神宮前四丁目の表参道地区にかつて存在した同潤会青山アパート跡地の再開発プロジェクトである。森ビルが開発を手がけ、設計は安藤忠雄。元々道路に挟まれた細長い敷地であったため、斜線制限により高層建築を造るのは難しい敷地であった。ケヤキ並木の景観と調和させることもあって地上部分を3階と低く抑え、地下3階とあわせて6層分のフロアとしている」とのことだ。
 吹き抜けのビル内の中心にある階段は上に行くに従ってだんだん幅が狭くなる。遠近感が強調されて、より広い空間に見える仕掛けだ。
 さすが安藤忠雄。安藤氏はぐんま昆虫の森のグランドデザインも担当した。里山から表参道ヒルズまで、多彩だ。

 表参道ヒルズには、感じの良い店が多いが、高いワインを試飲できる、ちょっと変わったシステムのワインの店に入った。
 BISTY'S WINESHOP & BRASSERIEBAR(東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館 B3F、03・5771・4466)。
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 店のホームページによると、イタリア製ワインディスペンサーENOMATICを店内に10台設置。80種類のワインを専用プリペイドカードを使って試飲することができる。20cc、50cc、90ccの3つの分量が用意されている。
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 最も安かったイタリアの赤ワインは20mℓ120円。最も高いフランス・ブルゴーニュの白ワイン「エチエンヌソゼ」は同1890円。10倍以上の開きがある。滝つぼに飛び込んだつもりで1890円のワインも20mℓ飲んでみた。しばらく香りを味わい、グラスをながめ、また香りを味わい・・・。ようやく口に含んでみたが、20mℓというのは本当に少なく、口に3回含んで終わり、という感じだった。20mℓ120円の赤ワインは90mℓ(420円)飲んだが、結構おいしかった。
 結論。価格差が10倍以上あっても、庶民(凡人?)には10倍の違いは到底分からない。この「エチエンヌソゼ」はボトルだと3万7800円。金持ちの友人とこの店を訪ね、高級ワインの香りだけでもかがせてもらったらどうだろうか(悲しい・・・)。
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 写真は50mℓの赤ワインと料理。
 料理はそんなに種類は多くないが、チーズや生ハムの盛り合わせ、野菜料理など、ワインを試す際に必要な最低限の料理は用意されている。味は良い。
 ただ、「ワインの選択⇒ボタン押し⇒ちょろっと出て終わり⇒落胆」というワイン入手の作業が忙しく、ゆっくり料理を楽しむ雰囲気ではない。ワインと料理と会話を楽しみたいのなら、やはり親切なソムリエのいる店がいい。
 どのワインもおいしいので、あまり、ブランドを気にせず、とにかくいろいろ飲んでみる、というのが正しいこの店の利用法かもしれない。それで気に入ったワインがあればメモをとって、以降のお気に入りにすればいい。
 無休。営業時間は午前11時から午後11時(ラストオーダーは10時)まで。
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 プリペイドカードと名刺。

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レストランあづま(東京・銀座、洋食)

 オムライスがおいしい店と評判のレストランあづま(東京都中央区銀座6-7-6、03・3571・0392)に昼食を食べに行った。
 オムライス、ドライカレー、ピラフのどれも1050円で、以下の5種類から1品が付く。
 ①ひとくちステーキ②エビフライ③ハンバーグ④魚フライ⑤カニクリームコロッケ
 私が⑤、職場の同僚が①を選び、二人とも100円増しで大盛を注文した。
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 オムライスはケチャップとデミグラスソースの両方の味が楽しめる。これはうれしい。
 カニクリームコロッケは自分で作ってみて調理の難しさを実感していただけに、ありがたく、いただいた。
 オムライスを自慢にする店がいろいろあるがやけに高いところが多い。このオムライスは値段が安くて、おいしい。
 オムライスだけでなく、その他の自慢の料理も食べてほしいということで付け合わせがあるのだろう。
 ビーフステーキはたれがおいしいと同僚が言っていた。
 メニューを見ると枝豆/200円などとあり、銀座とは思えない手ごろな価格だ。仕事が終わってから一杯飲みに来るのにもよい店だ。
 年中無休、営業時間は平日が11:30~22:30、日曜・祭日が11:30~22:00。
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 創業37年。
 姉妹店のビフテキ家あづま(東京都新宿区新宿3-6-12、末広亭となり、03・3351・0188)は創業61年。
 もう一つ驚きの姉妹店がある。
 ダイニングバー つなみ(東京都新宿区新宿3-11-6 エクレ新宿3F、03・5368・2273)だ。
 飲み放題、食べ放題でなんと2時間2100円。4~60人で予約を受け付ける。
 ふつうだとちょっと不安になるくらいの破格の低料金だが、あずま系列ならば安心だろう。

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焼き野菜のサラダ

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 またまた落合シェフの料理。ステーキの付け合わせに「焼き野菜のサラダ」を作った。
 材料(4人分)
 パンチェッタ・・・・・・・・・・・・・・・・・100g(光が丘のショッピングセンターの専門店に売っていた!)
 赤ピーマン・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
 なす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本
 ズッキーニ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本
 玉ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
 グリーンアスパラガス・・・・・・・・・・4本
 作り方 
 これらに塩、こしょう、オリーブ油をかけ、熱したグリルパンにこれらを並べ、中火でこんがり焼く。
 パンチェッタはフライパンに入れてカリカリになるまで焼く。焼けたら取り出し、しみ出した脂にバルサミコ酢大さじ2、オリーブ油大さじ8~10を入れかき混ぜる。これを野菜、パンチェッタにかける。
 
 野菜のうまみが引き立つ料理。おいしい。

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起死回生の三倍満(哲也@東風荘)

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 正月休みで麻雀三昧。今日も「哲也」で打っていたが、「新宿」で丸裸にされそうなところを起死回生、三倍満(2万4000点の手)で逆転勝利した。
 この前見た哲也@東風荘と画面が違うじゃないか、と思われる方もいると思うので説明しよう。
 この画面はちいといつさんという人が作った雀譜というソフトで対戦を再現したものだ。東風荘がなぜ面白いかと言うと、自動的に牌譜を残しておいてくれるのだ。これを雀譜で再生すれば、対戦の流れが簡単に分かる。
 今日は喜びのあまり、決定的瞬間をキャプチャーするのも忘れてしまったので、牌譜から対戦を再現した。ここで負けると持っているお金がゼロになり、また一から横須賀で始めなければならないところだった。
 以下の牌譜を読み込むと対戦が再現される。東風戦の東4局で3倍満(一盃口 清一色 リーチ 一発 ドラ3を上がった)。1万6300点から4万300点への逆転大勝利。

===== 哲也@東風荘 121卓 開始 2007/01/03 17:52 =====
持点27000 [1]オリーブ R1728 [2]優香のパパ2 R1692 [3]るしふぁー R1609 [4]フーテンの中 R1757
東1局 0本場(リーチ0) 優香のパパ2 7700 フーテンの中 -7700
30符 四飜ロン 平和 リーチ ドラ2
[1南]1m9m4p5P6p7p2s5s5s8s9s西中
[2西]1m3m5m7m8m3p6p8p1s5s北発中
[3北]3m5m7m9m2p2p3p9p3s3s東中中
[4東]1m2m3m6m6m1p3p6s7s8s南西北
[表ドラ]5s8p [裏ドラ]3m2m
* 4G8p 4d北 1G2p 1d1m 2G西 2d北 3G白 3d9p 4G2m 4d西 1G3s 1d9m 2G4s 2d西
* 3G白 3d東 4G発 4d南 1G6p 1d西 2G4m 2d1s 3G2m 3d9m 4G6p 4d発 1G4p 1d中 3N
* 3d5m 4G8p 4d2m 1G7m 1d2p 3N 3d3p 4G7s 4d1p 1G8m 1d9s 2G南 2d中 3G西 3D西
* 4G南 4d3p 1G6s 1d7m 2G3s 2d発 3G4p 3D4p 4G7s 4d南 1G6m 1D6m 2G4s 2d1m
* 3G8m 3D8m 4G発 4D発 1G5s 1d8m 2G南 2d3p 3G9s 3d7m 4G9s 4d8p 1G1s 1d6p
* 2G9m 2d8p 3G2p 3K2p 3G北 3D北 4G1p 4D1p 1G4s 1d1s 2G3p 2D3p 3G5m 3D5m
* 4G9p 4D9p 1G1s 1D1s 2G1p 2D1p 3G6s 3D6s 4G4m 4d1m 1G白 1D白 3N 3d9s 4G発
* 4d9s 1G8m 1D8m 2G2s 2R 2d6p 3G9p 3D9p 4G8s 4d発 1G2s 1D2s 2G東 2D東 3G9p
* 3D9p 4G7p 4d6s 2A

東2局 0本場(リーチ0) 優香のパパ2 8000 るしふぁー -8000
満貫ロン 断ヤオ 三色同順 ドラ2
[1東]3m4m7p7p2s4s4s5s5s6s東白中
[2南]6m1p2p4p6p6p7p3s5s7s8s9s北
[3西]2m4m9m9m3p9p3s4s5s6s9s南発
[4北]1m3m3m4m9m9p1s2s3s6s7s南白
[表ドラ]4p [裏ドラ]2m
* 1G5P 1d東 2G北 2d1p 3G5m 3d9p 4G7m 4d9p 1G9p 1d白 2G7m 2d6p 3G9s 3d9s
* 4G中 4d南 1G1p 1d中 2G8p 2d3s 3G西 3d9s 4G6m 4d白 1G西 1d1p 2G4m 2D4m
* 3G1p 3d南 4G9m 4d7s 1G1p 1d西 2G白 2d5s 3G中 3d西 4G8m 4d6s 1G4p 1d1p
* 2G6m 2D6m 3G2m 3d9m 4N 4d3s 1G7m 1d2s 2G6s 2d9s 3G8s 3d9m 4C7m8m 4d2s
* 1G北 1d7m 2G3s 2D3s 3G6p 3d中 4G1m 4d1s 1G2s 1d北 2G2p 2d白 3G7s 3d発
* 4G5m 4d中 1G5p 1d2s 2G2s 2D2s 3G中 3D中 4G東 4D東 1G2m 1d9p 2G西 2D西
* 3G南 3D南 4G2p 4D2p 1G7m 1D7m 2G2p 2d北 3G6m 3d1p 4G東 4D東 1G5m 1d5p
* 2G9s 2d北 3G発 3D発 4G8p 4D8p 1G1s 1d2m 2G南 2d9s 3G7s 3D7s 4G8p 4D8p
* 1G6p 1d1s 2G8s 2d南 3G5m 3d3p 4G8m 4D8m 1G5p 1D5p 2G4p 2d8s 3G8m 3D8m 2A

東3局 0本場(リーチ0) るしふぁー 13000 オリーブ -3000 優香のパパ2 -7000 フーテンの中 -3000
ハネ満貫ツモ 白 中 混一色 ドラ3
[1北]1m1m4m7m2p7p4s4s7s東東南発
[2東]3m3m4m8m2p6p7p6s6s9s南南西
[3南]6m7m9p3s5s6s8s9s東南白中中
[4西]2m7m1p8p9p1s8s8s9s西北発発
[表ドラ]白1p [裏ドラ]2s4s
* 2G3p 2d西 3G9m 3d9p 4G北 4d1p 1G白 1d南 2G8m 2d9s 3G1s 3d9m 4G4m 4d7m
* 1G4m 1d2p 2G5s 2d南 3G5s 3d7m 4G5P 4d4m 1N 1d7m 2G2p 2d南 3G2m 3D2m 4G5P
* 4d2m 1G4p 1d7p 2G8m 2d3m 3G8p 3D8p 4G3m 4D3m 1G6m 1D6m 2G2m 2d6s 3G9m
* 3D9m 4G7p 4d1s 1G発 1d4p 2G3s 2D3s 3G白 3d6m 4G6p 4d西 1G5s 1d7s 2G5m
* 2d2m 3G2s 3d南 4G4p 4d9s 1G5m 1d5s 3N 3d東 1N 1d5m 2G4s 2d3p 3G2s 3D2s
* 4G1m 4D1m 1N 1d白 3N 3d6s 4G7s 4d8s 1G1m 1K1m 1G9p 1D9p 2G東 2R 2D東
* 3G9s 3d8s 4G3s 4D3s 1G6p 1D6p 2G4p 2D4p 3G西 3D西 4G7s 4d7s 1G3p 1D3p
* 2G2s 2D2s 3G中 3A

東4局 0本場(リーチ0) フーテンの中 24000 るしふぁー -24000
3倍満貫ロン 一盃口 清一色 リーチ 一発 ドラ3
[1西]4m7m8m8m9m2s4s6s東南南西発
[2北]1m3m3m6m7m8m1p5p9s南北白中
[3東]1m2m9m3p4p6p6s7s8s東南西白
[4南]1m4m2p3p3p6p6p7p7p9s北白発
[表ドラ]3p [裏ドラ]6s
* 3G7s 3d9m 4G4m 4d9s 1G5p 1d西 2G6s 2d南 3G5s 3d6p 4G9p 4d1m 1G4p 1d東
* 2G発 2d9s 3G6m 3d西 4G中 4d北 1G白 1d発 2G7p 2d1p 3G7s 3d南 4G8p 4d4m
* 1G1s 1d白 2G3s 2d北 3G8p 3d白 4G3s 4d白 1G5P 1d1s 2G2p 2d白 3G6p 3d東
* 4G2m 4d3s 1G1s 1d8m 2G8p 2d中 3G5P 3d1m 4G2m 4d4m 1G6s 1d1s 2G4s 2d発
* 3G西 3d2m 4G8p 4d2m 1G5m 1d5p 2G北 2D北 3G2s 3d西 4G3p 4d2m 1G4m 1D4m
* 2G1s 2d2p 3G発 3d2s 4G1p 4d中 1G6m 1d南 2G2s 2d5p 3G6m 3d発 4G5m 4D5m
* 1G9p 1D9p 2G7m 2d1m 3G3s 3D3s 4G4s 4D4s 1G北 1D北 2G2p 2D2p 3G8s 3d5s
* 4G9p 4d発 1G8s 1d南 2G東 2D東 3G1p 3D1p 4G5m 4D5m 1G7s 1d2s 2G3s 2d6s
* 3G9s 3D9s 4G1m 4R 4D1m 1G7m 1d4s 2G西 2D西 3G9p 3D9p 4A

---- 試合結果 ----
1位 フーテンの中 +31
2位 優香のパパ2 +9
3位 オリーブ -10
4位 るしふぁー -30
----- 121卓 終了 2007/01/03 18:00 -----

 東風荘は老人になっても遠くの人と楽しく麻雀が打てる。
 たまにはこのブログでも東風荘のPRをしよう。

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ミートソース・スパゲッティ

Spagetti_alla_bolognese
 落合務シェフの料理本を見て、ミートソース・スパゲッティを作った。
 ミートソース・スパゲッティなど、料理のうちに入るのかと思われるほどポピュラーな食べ物だが、自分でミートソース(ラグー)を作ることはあまりないのではないか。

ラグーの材料(作りやすい量)
ひき肉(牛、または合びき)・・・・1.2㎏
にんじん・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本
セロリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本
玉ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
ホールトマト・・・・・・・・・・・・・・・2㎏(5缶分)
赤ワイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・200~300mℓ
オリーブ油・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ4
塩、こしょう・・・・・・・・・・・・・・・・各適量
作り方
みじん切りにした野菜をオリーブ油を入れた鍋に入れて、なるべくかき回さないで炒めていく。野菜が油を吸っていい香りが立ってくるまで火を入れる。ひき肉を入れる。炒めるというより「焼く」。おいしそうなにおいがしてきたら鍋底に当たった部分に焼き色がついた証拠なので、そこで肉の上下を返す。肉の色が変わったら、赤ワインを加える。火は最も強くし、一気に水分を飛ばす。よくつぶしたホールトマトを加え、沸騰させ、その後は表面に泡が浮ぶ程度の火加減で30~40分。塩、こしょうで味を調えたあと、室温で冷ます。できれば一晩ねかす。

ゆでたスパゲッティにミートソースをかける。バター10g、パルミジャーのチーズ大さじ2を加えてよくあえる。
美味。

「炒めるより焼くという感じ」「においがしてきたら」あたりが落合務シェフらしい教え方だ。

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カイテル(東京・新宿、ドイツ料理)

 ドイツ料理のカイテル(新宿区新宿5-6-4、03・3354・5057)に行った。
 靖国通りを丸井から東に数分行ったところの、「ハナビシ」がある角を左に曲がったところにある。隠れ家的なドイツ料理店だ。
 ホームページには「年中無休」とあったが、年中無休といっても三が日は例外という店も多い。念のため来店前に電話をしてみると、営業していた。
 二人で行って、まずドイツビールのカイテルオリジナルビール(340mℓ)とエルディンガーワイス(Erdinger Weiss、500mℓ)を頼んだ。どちらも1500円と高いが、ドイツ料理店に来たのでためしに頼んでみた。
 オリジナルビールは「バイエルンマイスタービール」。 「わたしが富士山の水とドイツ直輸入の厳選材料で造ったこだわりのビールです。本場ミュンヘンの熟練の味をお楽しみください」と書いてある。甘みもあっておいしい地ビールだった。 
Keitel001 
 料理は4500円のコースを頼んだ。前菜盛り合わせ、本日のスープ、メインディッシュ、デザート盛り合わせがつく。
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 前菜盛り合わせ。ボリュームがある。
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 メインディッシュ。ソーセージやジャーマンポテト、サワークラフトなど食べたいと言ったものを入れてくれた。
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 デザート。これもボリュームがある。
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 カイテルさん。京王プラザホテルで16年シェフを務めてから、この店を開いた。開店後20年以上たつという。
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 気さくなカイテルさんは、ほかに客がいなかったせいか、日本酒をもってきてくれた。自分は「おれ」と書いたグラスで、我々には「おまえ」「きさま」と書いたグラスをくれて、新年を祝った。
 焼酎にコーヒー豆を漬け込んだ自家製「コーヒー焼酎」も飲ませてくれた。
 きどらないアットホームな雰囲気の店だ。

 酒飲みの私にはデザートはちょっと多かった。コースで頼むよりは、好きなものを単品で頼んだほうがいいかもしれない。 また、お酒の値段はちょっと高めだ。カイテルさんに予算をあらかじめ伝えたうえで注文するのが、この店の賢い利用法かもしれない。

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謹賀新年(テレビでニューイヤー駅伝)

 昨年は群馬県庁のスタート地点でニューイヤー駅伝を観戦したが、今年はテレビで観戦だ。
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 君が代斉唱が終わり、間もなくスタート。
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 1年前も寒かった。選手もスタート直前までは防寒対策。
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 懐かしい風景。
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 小寺知事。
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 スタート!
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 テレビで見ても速い!

 「とうとう東京」を加えて「ぐんぐんぐんま」を継続したものの、当初は何を書いていいかわからなかった。
 東京での仕事は本社の中でほとんど完結する。昼食も隣のビルの地下でとることが多い。東京を肌で感じる時間は仕事の後しかないが、どこへ行っていいやら。大きすぎる東京に手も足も出ない気がした。
 しかし、群馬で題材を探していたときのような新鮮な気持ちで東京を見てみると、それなりの発見があった。
 そばの老舗は江戸の文化を引き継いでいるし、料理やワインがおいしい店は、接客や内装も光っている。
 飲食店を回るだけでも、新しさと伝統が入り混じる大都市の空気が少しは伝わるのではないかと感じるようになった。
 東京の温泉を検証しようと、当初は思った。東京の温泉のガイドブックも買ったのだが、結局、豊島園の庭の湯しか行かなかった。どんなに立派な施設も、法師温泉や草津温泉には勝てない。温泉は本来、人工的なものとは相容れないからだ。自然に湧き出し、男女の隔てなく楽しんだのが温泉だ。
 東京の温泉巡りにあまり意味がないならば、もう少し東京の良さが表れているものを見つけていったほうがいいと思った。
 「ぐんぐんぐんま」は群馬の本当のガイドブックを作るような気持ちで群馬県中を回って書いた。「とうとう東京」は、退社後のわずかな時間で見つけた東京の断片(粉のように小さい)を伝えるしかない。
 しかし、時間はある。のんびりと東京の良さを体験していきたい。

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