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メンチカツ考―ふくのや(東京・神田、洋食、喫茶)

 私はメンチカツが好きだ。自分でも作る。子供のころからメンチカツが好きだった。
 でも「私はハンバーグが好き」という人はいても、「私はメンチカツが好き」とあえて言う人はあまりいない。
 途中まではほとんどハンバーグと作り方は同じ。兄弟と言ってもいいくらいなのに、なぜか、メンチカツにはあまり日が当たらない・・・。
 とんかつ和幸の主なメニューを調べると、ひれかつ、ロースかつ、一口かつ・・・。メンチカツは出てこない。
 東京・神田の旭軒はメンチカツを扱っているが、どちらかというと脇役だ。
 なぜ、メンチカツが主役の店がないのだ!
 そう思っていたら、メンチカツが一番の人気メニューである洋食屋さんが神田にあった。
 ふくのや(東京都千代田区神田錦町1-15、03・3291・2998、2978)だ。
 昼時に行くと必ず列ができている。サラリーマンに大人気の洋食屋だ。
  オムレツメンチ、サラダメンチ、オムライスメンチなど、メンチカツを組み合わせた複合メニューがいろいろあり、「大盛り」だけではなく「メンチ追加」もできる。
 この日は、オムライスメンチ(820円)を注文した。オムライスを大盛りにしたうえ、メンチカツを追加してもらった。値段は1000円だった。確認していないが、恐らく大盛りが100円増し、メンチ追加が80円だと思う。
Fukunoya01
 大盛りだけアップで撮っても大盛りに見えないが、食べごたえがあった。
 ただ、ぜいたくを言えば、メンチカツはキャベツと白い御飯と一緒のほうがうまい。
 いつも昼時であわただしいため、店の人と話したことはない。
 「ふくのや」という店の名前も今回ブログで取り上げようと思い、初めて認識した(今までは「あのメンチカツ屋行こう」と言えば仲間内で通じるため、店名を知らなかった(^_^;)。
 そんなわけで定休日や営業時間は店では確認していない。インターネットのレストランガイドなどによると、
 日曜・祝日定休。営業時間は平日が8:00 - 20:00、土曜が11:00 - 14:00。

 さて、話をメンチカツ一般に戻そう。
 Wikipediaでもメンチカツとハンバーグの温度差は大きい。
 メンチカツ
「メンチカツまたはミンチカツは、豚肉や牛肉の挽き肉(ミンチ)に、タマネギのみじん切り、食塩、コショウなどを混ぜて練り合わせて小判型に丸め、小麦粉、溶き卵、パン粉からなる衣をつけて油で揚げた肉料理のひとつ(いわば、加熱前のハンバーグにカツレツの衣をつけて揚げたものである)。メンチの語源はミンチで、メンチカツ、ミンチカツともに和製語である」
「同種の挽き肉生地で丸ごとのゆで卵を包み、同様の衣をつけて揚げたものはスコッチエッグと呼ばれる。
ウスターソースなどをかけてそのまま食べるほか、サンドイッチの具とされることもある」
 これで終わりだ。一方ハンバーグは
 ハンバーグ
「ハンバーグまたはハンバーグステーキとは、挽肉(豚肉や牛肉、またはその他の畜肉等を含めたあわせ挽肉)にタマネギ等の野菜類のみじん切りと胡椒等の香辛料を加え、卵、パン粉を混ぜ、こね合わせたものを楕円形、円形などに整形して焼いた料理」
そして以下のような項目がずらりと並ぶ。
1 概要
2 歴史・変化
3 バリエーション
4 家庭で作るハンバーグ
4.1 加熱
4.1.1 食中毒予防
5 関連項目 

 インターネットを調べていたら、マクドナルドも2002年1月26日に「メンチマック」なるものを試験的に発売したらしい。しかし、今はそんなメニューはない。失敗に終わったのだろう。
 思い出せば、メンチカツは母親が作ってくれることが多かったが、肉屋でもコロッケなどと一緒に売っていた。それをおやつ代わりに一つ買ってもらって、肉屋の店先で食べた記憶がある。
 
 肉屋で立ち食いというイメージが強いメンチカツ。一方で、ハンバーグは百貨店の大食堂のお子様ランチにも加えられたりして、お子様が休みの日に座って食べるごちそうとなった。
 中身はほとんど一緒でも、それぞれの舞台装置の違いがブランドイメージの差になったに違いない。

 ちなみに私は群馬時代、よく行ったかつ久無庵では、「肉汁手ごねかつ定食」専門だった。「肉汁手ごねかつ」というのがメンチカツ。さすが無庵、おいしそうな名前をつける。

 とんかつは勝負の大部分は肉そのものの質で、あとは揚げ方次第。
 でもメンチカツは、玉ねぎやパン粉なども加えふっくらした味わいを実現している。
 ハンバーグはおいしいが、メンチカツはそれにさらに衣までついている。豪華ではないか。ハンバーグとキャベツの千切りはあまり似合わないが、メンチカツとは絶妙のコンビだ。
 私は、メンチカツが好きだ。

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Comments

小学生のころ、おやつによくコロッケやメンチ、ハムカツを肉屋に行って買い、食べました。おかしよりも、そのほうがよかった。揚げたてで、ソースをかけて。コロッケが15円だとすると、メンチカツは20円で、ハムカツは10円。そんな値段のばらつきだった。ハムカツを二枚にするか、メンチ一枚にするか。それともコロッケにするか。いちばん根の張るメンチがいちばんの贅沢なわけで、その感覚はぼくにはいまもあります。ちなみにトンカツは100円とか、そういう値段で、眼中になかったものだから、いまもまったく食べないです。このあたりの感覚って東京っ子には共通しているのかな。

Posted by: 賽目 | 2007.02.04 05:20 AM

よく値段まで覚えているね(笑)。

Posted by: フーテンの中 | 2007.02.04 10:19 PM

お小遣いが少ないから、値段も必死だよ。

Posted by: 賽目 | 2007.02.04 10:47 PM

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