旬彩幸味 楽(東京・池之端、和食)
旬彩幸味 楽 (しゅんさいこうみ・らく、台東区池之端1-1-1 池之端ビル地下1階、03・3836・0417)という和食の店に行った。
ミスター・スタンプス・ワインガーデンはおいしいフランス料理が出されるが、フランス料理を食べに行くというよりも、「おいしいワインを飲みに行く」場所だ。ワインは料理によって味わいが変わる。だから、ワインを楽しむためにはおいしい料理が必要だ。でもワインが主役だ。
楽も、お酒を最大限に楽しむために料理が作られている店のような気がする。
ご主人の長谷川晋一さんは、「SSI認定利酒師」「ANS認定ソムリエ」で、置いているお酒がおいしそうなものばかり。
料理(旬のおまかせ料理)は5000円(天神)、7000円(味彩)、1万円(楽味)、1万5000円(四季彩、予約のみ)の4つのコースがある。5000円の料理を頼んだが、これでも庶民は、量、質ともに十分満足できる。
お酒を大切にしているということは、生ビール(エビス)を見れば分かる。きめ細かい泡。なかなかビール専門店に行ってもこんなきめ細かな泡のビールは飲めない。
前菜の後のお造りは、この日はコチ、オニカサゴ、ヒラメ、金目鯛、アジなど。
お造りが出たあたりで日本酒を頼もうと思ったが、ワインもあると知って、ハウスワイン(白)を頼んだ。
なるほど、白ワインは刺身に合う。
茶碗蒸しは今まで食べたことのないような味わいだった。具ははいっておらず、こしょうがかかっているのだが、店の人に聞くと、3種類の鶏で出汁をとっており、20種くらいの野菜類も使って、贅沢な味わいを出しているという。
日本酒はご主人にお薦めを出してくださいと頼んだ。出てきたのは、「呼友」。「久保田」で有名な新潟県長岡市の朝日酒造が出している純米大吟醸(1合1400円)。簡単には入手できない酒のようだ。う、うまい。
焼き魚はシンプルで、これが日本酒に合う。
ゆっくりくつろげる空間も魅力的。常連になるとカウンター席で、ご主人のうんちくが聞けるのだろうが、そこに行くにはやはり1万5000円コースか!?
日曜・祝日定休。営業時間は18:00~23:00。
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Comments
チェコの感覚からすると、このエビス、泡が多すぎる。グラスの上に線が引いてあって、泡はそこから上でなくてはいけないのです。一方、泡だけという特別なビールもあり、これは上手じゃないと入れられないです。ビールについてはいちどぜひぜひ当地に足を込んで、楽しんでいただきたいですよ。
Posted by: 賽目 | 2007.02.04 05:23 AM
あ、これ泡にフォーカスして、かつズームになっているんで泡が多く見えますが、7:3くらいでしたよ。いや、4:6かな(笑)。
でも本場ピルスナービールは飲んでみたい。
Posted by: フーテンの中 | 2007.02.04 10:22 PM
飲みにきてねえ。泡はたぶん1.5対8.5とか1対9くらいじゃないかな。
Posted by: 賽目 | 2007.02.04 10:50 PM