唐沢鉱泉(長野県茅野市)
3日目の夏休みを取り、山の師匠、Mさんと八ヶ岳へ行った。
標高1870m、八ヶ岳天狗岳の中腹に位置する唐沢鉱泉に宿泊した。
400年前、甲斐の武田信玄が将兵療養の秘湯として使ったと伝えられる鉱泉が楽しみだ。日本秘湯を守る会の宿。
宿の敷地内から、毎分約600ℓの豊富な湯が自然沸出している。泉温は約10℃で、加温している。檜造りの湯舟に浸かっていると気が休まる。大きな窓と天窓があり、開放感もある。
泉質は二酸化炭素冷鉱泉。
一方の湯舟を沸かし湯に冷たい源泉を混ぜてぬる湯にしているのがうれしかった。38℃くらいにぬる湯に浸かっていると炭酸ガスの小さな気泡が体に着く。ほのかに硫黄のにおいもする。白い湯花はろ過していないぬる湯の方が多かった。ぬる湯はとても効きそうだった。
食事も豪華。これで一泊二食1万1500円は安い。
お風呂は朝7時から夜10時まで(日帰り入浴は午前9時から午後4時まで、700円)。寝る前に1時間ほどゆっくり浸かった。
部屋に入ると初めは暗いと感じたが、慣れてくると十分明るい。黄色い電球は目に優しく、疲れない。
山登りは仕事の翌日に行くことが多く、いつも疲れを引きずっていたが、前日にゆっくり休むことができた。
食事をしてから湯に入り、テレビを見る。ほかにすることはない。テレビゲームやパソコンがなかった子供のころの夜は、こんなふうにのんびりしていたような気がする。
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