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八ヶ岳・天狗岳

 唐沢鉱泉で「ぬるくてもいいから」ということで朝6時半ごろから風呂に入らせてもらい、7時に朝食。昼食のお弁当を作ってもらい、水筒に水を入れて7時半過ぎに宿を出た。
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 宿のすぐ近くが登山口。西尾根から第一展望台、第二展望台を経て、西天狗岳と東天狗岳に行き、下山。黒百合平を通って渋の湯まで行き、そこからバス、というコースだ。
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 宿の左手が登山口。
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 なだらかな坂が続く。
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 白樺の林。
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 9時25分に第一展望台に到着。霧で視界が悪い。けれどもこれもまた、山らしい風景とも言える。
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 冷気が昇ってくる。天然のクーラーだ。
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 第二展望台も真っ白な世界だった。
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 山頂に近づくと大きな岩がたくさんあり、岩をよじのぼる。ハイマツが一面に群生している。
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 岩をのぼり切ったところが頂上かと思うと、さらにまだ道があり、くじけた。しかし、10時45分、なんとか山頂に到達。2646m。
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 いつもならここで昼食なのだが、朝ごはんを食べ過ぎておなかが減らない。すぐに向こうに見える東天狗岳に行くことにした。
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 東天狗岳は縦走路にあるので人も多い。硫黄岳、赤岳と縦走すると、「八ヶ岳を登った」と胸を張って言えるのだろう。今回は八ヶ岳の初級者コースだ。
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 東天狗岳。
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 東天狗岳から見た西天狗岳。
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 一瞬、霧が晴れ、硫黄岳が見えた。
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 渋の湯に向け、11時55分に下山開始。途中も岩が多く、猿のように岩から岩へ飛び移った。
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 足の親指の皮がむけそうになり、膝が痛くなってきたが、黒百合平の黒百合ヒュッテが見えてきた。
 黒百合ヒュッテに12時50分着。ここでトイレ休憩&昼食。
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 Mさんによると渋の湯のバスは最終が午後2時55分という。下山を急ぐが、岩が多く滑るので難儀した。
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 渋の湯に浸かりたい気もしたが、バスが見える。2時48分発。55分というのはMさんの勘違い。バスの発車時間ちょうどに渋の湯に着き、無事バスに乗る。

 八ヶ岳観光協会によると、長野県と山梨県の県境に南北約30キロにわたり峰を連ねるのが八ヶ岳。夏沢峠から南、硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳・権現岳を経て編笠山までを南八ヶ岳と称している。夏沢峠から北、大河原峠までを北八ヶ岳と呼ぶ。天狗岳は北八ヶ岳。八ヶ岳では赤岳とともに多くの登山者が訪れる人気の山という。
 同協会のホームページには、「八ヶ岳の『八』って?」というコラムがある。以下引用。
 富士山よりも高かった八ヶ岳が、富士山の神に叩かれた結果、8つの峰が誕生したといわれる八ヶ岳。・・・・・その8つの峰とはどこを指すのだろうか。深田久弥は著書「日本百名山」のなかで、「西岳・編笠山・権現岳・赤岳・阿弥陀岳・横岳・硫黄岳・峰ノ松目」としている。地元では西岳と峰ノ松目の代わりに天狗岳と北横岳を入れている。現在では「八」とは漠然と多数を表しているというのが一般的な見方のようだ。

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