ショウサイフグのカットウ釣り(鹿嶋港から)
神津島へシマアジを釣りに行こうということで、12日には会社の帰りに上州屋に寄って、雨具(兼防寒具)やシマアジが入る長さ60cmのクーラーボックス、長靴、釣り用手袋などを買って準備した。
「上州」屋だから群馬県の特産品でも売ってそうだが、埼玉県草加市栄町1-5-6が本社の釣り具専門店だ。
最低限の準備は整えたが、13日に利根パークゴルフ場にいるときに釣りの師匠、Kさんから「波が荒いので中止」と携帯に電話が入った。
がっかりしたが、間髪入れず、「代わりに鹿嶋でフグ釣りをする」とのこと。さすが釣りキチのKさんだ。よかった。素人にとってはフグの方がありがたみがある。
午前3時に自宅に迎えに来てくれるとのことで、ゴルフ場から帰宅するとすぐに寝床に入りぐっすり寝た。
東京から東関道自動車道で潮来ICまで行き、鹿嶋港へ。目指すは第三幸栄丸(茨城県鹿嶋市小宮作1069-67、0299・82・6032)。4時半過ぎに船着場に到着した。
まずは場所取り。比較的大きな船は、もうクーラーボックスが置いてあり、友人3人が並んで座れるところがあまりなく比較的小さな船(第八幸栄丸)に乗ることになった。ちょっと不安だ。
釣りにはいろいろな方法がある。今日はカットウ釣り。おもりの下に餌針が有り、餌針に付けたアオヤギを食べに来たフグをその下に垂らしたカットウ針(3本のイカリ針)に掛ける釣り方だ。
やわらかいフグの体に針が引っ掛かる。釣りと言うのは針に食いついて魚を釣るものだとばかり思っていたが、体に針を引っ掛けるとは!釣りは奥が深い。
受付を済ませ(エサ付き1万円)、カットウを二つ買う。
乗船し、Kさんに借りた竿に糸を通しているうちに船が出る時間になった。
午前5時半に出港。
夜が明け、日差しがさし始める。
海風が心地よい。出港のときは期待と不安が入り混る。
スピードを上げ、25分ほど走り沖合いへ。
15分後には、港がはるか遠くに。
最初の釣り場に到着。
エサのアオヤギをつける。
どんどん釣り場を変えるが、最初の1時間はまったく釣れず(周りの人は結構釣っている)。このカットウ釣りは、腕前の差が相当出るらしい。
30メートルくらいの深さの海底におもりがついたところで3秒に1回くらい竿を少し上に上げる。そのとき、えさの周りにいるフグに針がかかり釣れる仕組みだ。大きく引き上げすぎるとフグが驚いて散ってしまうが、するどく少し引き上げられれば、フグも逃げず、何度もフグを引っ掛けるチャンスがある。このあたりの技術で釣果に差が出るようだ。
糸が絡んで、どちらかが釣ったか分からないフグを1匹もらっていたが、7時55分、間違いなく自分の竿でフグが釣れた。怒って(?)膨らんでいるのがこのとき釣ったフグ。
8時35分に2匹目が釣れる。ちょっとコツが分かってきた。
よく釣れる場所には他の釣り船も。
8時55分3匹目が釣れる。
10時15分に4匹目。
10時20分に5匹目が釣れる。
ショウサイフグというフグで、関東ではカットウ釣りで人気がある。おいしい魚だが当然毒があるので、フグ調理師免許を持った釣り宿におろしてもらう。
Kさんが5匹分けてくれて合計10匹に。これで夕食は万全だ。
いつもはわずかしか食べられなかったテッサ。たくさん食べられた。シアワセ。
テッチリは骨の部分だけでも十分。フグの味がしみでる。
雑炊がうまい。
から揚げ。これがまたうまい。
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Comments
ふぐの毒は大丈夫だった?? 生きてるか!
Posted by: 賽目 | 2007.10.21 07:58 AM
全部文章を書く前にコメントをもらったけれど、ちゃんと釣りの店でさばいてくれるので大丈夫。うまかった。
Posted by: フーテンの中 | 2007.10.23 09:00 AM
いや、毒が回って、倒れて、料理までアップできないのかと心配していた(笑い)。
Posted by: 賽目 | 2007.10.23 10:28 AM