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ヤリイカ釣り(駿河湾で)

 宿では8時には宴会を終え、就寝。3時に起き、午前5時前には土肥の港に到着した。
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 乗船するのは「第十八とび島丸」。事務所は伊豆市小下田2089(0558・99・0159)
 航海速力18.5ノット。総トン数19トン、全長19.95m、全幅5.0m。
 これまで乗った釣り船の中では最も大きい。
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 船室があり、ライフジャケットを着けて仮眠。駿河湾のヤリイカの釣り場に行くまで全速力で1時間半かかるので、しっかり眠れた。
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 7時前には駿河湾の真ん中に到着した。
 いきなり釣りが始まったが初心者の私は、初めは師匠の釣りを見学した。
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 いきなりアタリが。
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 電動リールで引き上げる。
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 イカが見えた。
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 スルメイカだったが、まずは一杯get!

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「約100万年前にフィリピン海プレートに載った伊豆半島が本州に衝突し、駿河湾ができた。駿河湾はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界の駿河トラフに位置し、そのため深くなっている。この海域から西はフィリピン海に属するが、日本においては一般に太平洋の一部との認識をもたれている」「湾の中心から西側は大井川、安倍川、富士川など大型の河川に富み、沿岸水の影響を強く受ける。また河川の影響から海底地形が複雑で多くの海底谷を有する。東側は伊豆半島の中央を流れる狩野川の河口が湾の最奥部にあるため流入河川が少なく表層水は澄みやすい。西側と異なり海底谷は少なく淡島などの島嶼や大瀬崎のような陸繋島が見られる。湾南西部には石花海(せのうみ)と呼ばれる台地が存在し、好漁場となっている」

 師匠の技を学び、いよいよ自分でもトライ。
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 これがイカのハリ。プラスチックツノと呼ばれる。これを5本から7本垂らす。プラスチックツノをエサと思い、イカが食いつく。
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 オモリは水深200メートルまで沈めるためか大変重い。150号、120号を持っていったが、150号を使う。
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 プラスチックツノを収容しておく投入器。これに収納しておくことで糸がからまるのを防ぐ。
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 8時に準備OKとなる。釣り場に来たら一斉にオモリを投入する。同じタイミングで投入しないと他人の糸とからむことが多いらしい。マイペースでできないところは初心者にとってはプレッシャーだった。
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 これが電動リール。手動でも巻ける。イカが釣れたときは自動巻きを使い、オモリを引き上げるだけのときは高速巻きを使う。
 釣りではどんどん場所を変えるので、もたもたしていると迷惑がかかる。
 釣れたか釣れないか分からなかったが、高速巻きをしたらヤリイカがついていた。普通高速巻きだと振り落としてしまう恐れがあるらしい。ラッキーだった。
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 最初の釣果があったのは8時半。
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 イカのひれ(俗にイカの耳)がとがっているのがヤリイカ。
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 偶然に釣れたヤリイカだが、その後まったく釣れず。
 しかし、それまでに基本的なテクニックを師匠に教わる。底までオモリが到達した後、竿を上げ、上げた分だけ糸を手動で巻きもどしながら竿を下げる。
 練習は随分積めたが、依然、釣れない。前日、後半にカワハギが釣れ始めたので、いずれは釣れるかと半分思ったものの、半分は今日は偶然の1杯で終わる気もしていた。
 ところが10時も過ぎるとようやくヤリイカの群れがいるところに当たったようで、どんどんアタリが出始めた。
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 10時半に2杯が釣れる!
 ところが・・・。
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 今度は糸がからまる。引き上げるときにプラスチックツノを投入器に収納しながら引き上げないといけないのだが、イカにばかり気がいって、糸がからむのだ。
 こんなときも最後に助けてくれるのがK師匠。師匠は糸を瞬時にほどく天才だ。
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 10時45分に2杯。11時50分に2杯釣れ、12時には1杯釣れて8杯に。
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 こんな感じで釣れる。うれしい。
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 それ以降は、5つのツノに4つにイカがかかるなど、入れ食い状態。
 サバに邪魔をされて、糸が切られ、オモリを間違ってやや軽い120号に変えてしまったため、道糸が右に流れ、他の人に絡むという失態も演じてしまったが、結局、ヤリイカ18杯、スルメイカ1杯という釣果だった。
 午後1時過ぎに釣りは終わり、片付け作業をした後、再び船室に。ぐっすり眠れてよかった。
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 午後3時20分ごろに土肥港に戻った。
 ヤリイカはカワハギほど駆け引きのある釣りという気はしなかったが、一つひとつの動作がきちんとできていないと、糸もからまり、ほかの人にも迷惑をかける。釣りと言うより漁と言う感じだった。
 帰りは東名高速道路が大渋滞。帰宅は夜遅くになったが、イカの刺身だけは食べた。
 やわらかい。とろけるような食感。味も良い。イカがこんなにおいしいものとは思わなかった。イカの刺身だけで堪能できた。

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Comments

おお、天才じゃないか! 私は取材でイカ釣りをしたことがあるのだけど、まったく釣れず。なぜかツノに鯖がかかっただけ。あんまりおもしろい釣りじゃないので、30分ぐらいしかやらなかったというのもあるのだけど…

Posted by: 賽目 | 2007.12.04 12:01 PM

 天才かもしれないけれど、師匠に頼らなければ糸も結べない(^_^;)

Posted by: フーテンの中 | 2007.12.09 05:30 PM

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