釣りの修行―糸の結び方
昨日=2日(土)は、ヤリイカの夜釣りに行く予定だった。西伊豆・戸田港で午後4時に釣り船に乗船。夜中の11時まで釣るという計画。前回は駿河湾の水深200メートルくらいのところにいるイカを釣ったが、夜釣りは港近くにやってくるイカを釣るので、水深も浅く、全然違う釣りになるということだ。夜釣りという響きに魅力を感じてすぐにK師匠のお誘いに「行きたい」と返事した。
ところが午後4時乗船の船は予約でいっぱい。すごい人気だった。そこで、夜11時スタートで夜中中釣るという過酷なコースを一度は予約したのだが、前日の釣果が芳しくないこと、厳しい寒さの中の釣りは体にこたえる、との理由でキャンセル。代わりに房総半島でフグを釣ることをK師匠が提案した。フグは2回目だが、何度でも食べたい。すぐに賛成。昨日は、夜釣りに備えて寝坊したが、逆に早朝のフグ釣りに備えて午後9時には床についた。
3日午前2時半に東京発の予定で、夜中に起きると、外は雪だった。やむ感じではない。無理するのはやめようと、断念した。
しかし、このままでは終わらなかった。
K師匠が自宅に来いよと誘ってくれたのだ。
長靴に防水のジャッケット。釣りの格好そのままで、昼ごろ、西武線沿線のKさん宅を訪れた。
実は一度、きちんと、K師匠の指導を受けたかった。釣りの中止でそんな機会が訪れて、かえって良かった。
「ゼロから始める沖釣り入門」(辰巳出版)を買って読んではいたものの、糸の結び方のところで壁に突き当たっていた。
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チチワというなんか謎めいた呼び名の輪が作れないとサルカンという器具が使えない。まずはこれを学ぼうと思ったのだが、絵を見ても何が何だか分からない。
これ、実は八の字結び(英語で8 Knot)の応用なのだ。
ちょっと絵を描いてみたが、輪を一つ作ったら一度糸を向こう側からこちら側に通し、輪に上から通すと八の字結びができる。
これを2本の糸で行い、かつ輪に通した後、八の字をぎゅっと締めるとチチワができる。
これを覚えたら、次に覚えてほしいと言われたのが「ユニ・ノット(Uni Knot)」という結び方。サルカンにも結びつけられるし、糸同士を結びつける「電車結び」はユニ・ノットの応用だ。
2本の糸を重ねて持ち、一方で輪を作る。輪の中で3~4回糸を巻き込み、締めればOK。二つの糸でそれぞれユニ・ノットを作り、引っ張れば糸と糸が強固に結ばれる。
ハリスとサルカンは「クリンチ・ノット(Clinch Knot)」という結び方でもつなげられる。これは「沖釣り入門」の図で理解できた。
八の字結びとユニ・ノットのあわせ技で、枝ス(ハリの付いた糸)を幹糸に付ける方法も教えてもらった。
幹糸に輪を作る方法も伝授された(雑誌などには載っていない独自の方法)。
最後にハリに糸を付ける外掛け結びのやり方も聞いた。
Kさんはものすごい手際のよさで糸を結ぶ。仕掛けを自分で作るので、船上で糸が切れたときなどの対応もスピーディーにできるようだ。
仕掛け作りにもチャレンジしなくては。
今後釣りをしていくうえで必要な基礎をみっちり学べ、有意義な1日だった。
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