葱や平吉 宇田川(東京・渋谷、葱料理)
紅虎餃子房を経営している際コーポレーションが出した葱料理専門店「葱や平吉 宇田川」(東京都渋谷区宇田川町36-18、03・3780・1505)に行ってみた。
渋谷駅から東急百貨店本店まで行き、数分歩いたところなのだが、路地の入り口に案内もなく、まさに隠れ家。
勘で、この路地かなと思って奥に行くと「葱や平吉」の文字が見えた。
後でよく見ると路地に葱が置いてあり、「盗むべからず」とある(笑)。
入り口を入るとカウンター。2階の堀りごたつ席に案内された。
古い民家に来た感じだ。
とてもくつろげる。
料理は葱料理だけでも20種以上。ほかに炭火焼き、魚料理、うどん、鍋料理などがある。
1月までは下仁田葱が食べられたので、「東京で”群馬”が味わえる店」に入れたい。群馬県関係者は下仁田葱の季節にぜひ、訪れてほしい。
まず頼んだのが「そのまま浅葱(あさつき) 双味味噌」。浅葱を黒胡麻味噌か辛味もろ味噌で食べる。シンプルでおいしかった。
そして、葱の黒焼き。大分の呉崎葱か埼玉の深谷葱を選べるが呉崎葱にした。黒く焼けた部分をむいて食べる。香ばしくておいしい。
お酒は芋焼酎を中心に焼酎70種類、全国の地酒も六十数種類ある。
けれどもこの日は葱料理に合うという国産ワイン「穂坂白」を注文した。甲州産の個性を引き出すためフランス産樫樽で熟成させたやや辛口の白ワイン(720ml)だ。
料理は葱づくし。京都葱豚焼き(お好み焼き)。
最後に鶏ねぎ鍋(鍋鶏肉と鶏だんご)。
鶏だんごを作って鍋に入れ、最後にねぎを加えて出来上がり。
すった葱の中に具と汁を入れて食べる。
美味。
脇役と思っていた葱を主役にする発想が面白い。都会人に受けそうな店だった。
無休。営業時間はランチが11:30~14:30(L.O.14:00)、ディナーが17:00~22:30(L.O.22:00)。
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