ホクホク北海道・自然体験1日コースその1「フレペの滝遊歩道」
2日目は知床の大自然を満喫しようと思い、知床ネイチャーオフィス(北海道斜里郡斜里町ウトロ東365、0152・22・5041)の自然体験1日コース(8:30~17:00)を申し込んだ。1万1000円(昼食含む)で、自然解説員が知床の自然を丸1日をかけてじっくりと案内してくれる。設定期間は4月26日から10月31日まで。
8時過ぎに、知床ネイチャーオフィスの人が、しれとこ自然村まで迎えに来てくれた。知床ネイチャーオフィスはしれとこ自然村がある高台をおりて、国道に出る手前にあった。
8時30分に事務所集合。参加するのは板橋区のKさん一家3人(年配のご夫婦とご長男)と私の4人。今日、ガイドをしてくれる自然解説員の西尾朋高さん(ガイド歴10年目)が出発前に、1日の計画と注意事項などを説明してくれた。
今日は知床自然センターを拠点に、フレペの滝遊歩道(約2km)、ヒグマの冬眠穴(約1km)、原生林(約3km)を回る。双眼鏡を借りて、出発。
知床自然センターからフレペの滝まで歩く。途中、ガイドの西尾さんが、いろいろ説明してくれる。鳥がいると、双眼鏡でバードウオッチング。一人で歩いていたら、何も分からず通り過ぎていただろう。
イタヤカエデ。mapleはカエデ科の植物およびその材木。メープルシロップといわれるくらい、樹液に糖分を蓄えており、凍らない。
シカが食べた跡。シカは新芽や木の皮、枝先、葉などを食べる。シカが好きなのはキハダ、ハルニレ、ナナカマド、ノリウツギなど。
けものみち。
この冬、シカが食べた跡。
シカに食べられると木は弱り、虫の棲み処になる(横の線)。それを狙ってキツツキが木をつつく。
ツタウルシ。かぶれるので注意。
ハリギリに絡むツタウルシ。
ホウの木。葉はホウバ。版木やゲタに使われる。
自然草原。木が生えずに草原になった。
カシワの木。風に強い。
風を直接受ける木ほど背が低い。
フレペの滝。看板にあった説明によると、「この滝は、知床連山に降った雪と雨が地下水にとなって浸透し、切り立った約100メートルの断崖の割れ目から、流れ落ちています。ホロホロと流れ落ちる様が涙に似ていることから、別名『乙女の涙』とも言われています」。
このあたりの野生のシカは人とは一定の距離を保つものの、あまり人間を恐れない。
知床自然センターに戻る草原の道。シカは食べる→反芻する→寝るを繰り返す。
ヤマブドウ。クマの好物。
銀ラン。
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