副都心線開業
6月14日、副都心線が開業した。有楽町線平和台駅を利用する私にとっては身近なニュース。さっそく乗ってみた。
東京メトロによると、副都心線は和光市~渋谷間を結ぶ新しい路線で、駅数は全部で16駅。
和光市で東武東上線、小竹向原で西武有楽町線・池袋線と相互運転を行う。
渋谷駅では、東急東横線と2012年度をめどに相互直通運転を行う予定。
仕組みはよく分からないが小竹向原~渋谷間はワンマン運転だそうだ。
ワンマン運転と聞いて思い出すのはワンマンバスのような群馬県の上毛電鉄。運転手が運賃箱の前まで来て料金を受け取っていたが、まさか副都心線が。 ) ゜o゜( ヒィー
運賃箱はなかったが、運転はワンマンのようだ。
(追記:なんとなく不安だったワンマン運行。運転士が車両の操作に慣れていないことなどが原因で6月17日には大きくダイヤが乱れ、一時、池袋―渋谷間の折り返し運転をしていた。)
新宿三丁目駅に向かった。
平和台~新宿三丁目間は各駅停車で20分。急行は止まらないので小竹向原で乗り換えなければならない。小竹向原までは4分。小竹向原~新宿三丁目間は16分。
なお、これまでは「新線」に乗って小竹向原に行くと、必ず新木場行きが止まっていたが、「各駅停車渋谷行き」に乗って小竹向原に行くと「急行渋谷行き」に連絡していたりして、新木場方面に行くのはやや不便になった。
(追記:副都心線池袋駅は丸の内線池袋駅までの地下連絡通路ができ、平和台で前の方に乗れば2分程度で乗り換えられるようになった。丸の内線に乗り換えるなら、有楽町線池袋駅より副都心線池袋駅の方がずっと早い。)
車両の前の方に乗った(写真は私が乗った車両)。新宿三丁目駅で降りると、さすがCGM(Consumer Generated Media)の時代。単なる記念撮影とは思えないほど、素人カメラマンが多かった(私を含め)。
副都心線の新宿三丁目駅は髙島屋と伊勢丹を結ぶ位置にできた。平和台から乗り前の方に乗ると髙島屋方面の出口に。
「いまどこにいて、どこから出ると、どこに出るのだろう」。案内の地図の前は人だかり。
髙島屋方面出口から新宿三丁目交差点方面出口に向かう途中、通路からホームが見える吹き抜け空間発見。
楽しい。
丸の内線、都営新宿線、副都心線、どれにでも乗りやすい三丁目交差点の地下通路。
新宿、渋谷、池袋の百貨店の間で顧客獲得競争が激しくなると言われているが、副都心線新宿三丁目駅は髙島屋、伊勢丹の強い百貨店2店にとても行きやすい。副都心線の池袋駅は西武百貨店までは遠い。渋谷駅はどこにいるのか、どこから出ればいいのかがさっぱりわからない(後述)。百貨店戦争は新宿三丁目連合に軍配が上がるのでは。
渋谷駅にも行ってみた。
幅が広い駅。将来の東横線乗り入れに備え、これだけのスペースを取っているのだろう。
中央部にはオブジェのような線路が。将来は東横線に?
出口は1~15。渋谷駅にどこにでも通じているようだが、どこから出るのが地上まで最短なのか、さっぱり分からない。
案内の地図をみると、どこからでも出られることが分かるが。
結局、新しい出口である15番出口から出た。旧東急文化会館跡地のところから出た。エレベーターも2基あり、この出口を選んで正解だった。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると――。
駅の設計は建築家の安藤忠雄。駅全体は「地宙船(地中の宇宙船)」をテーマとしたデザインが施され、新宿三丁目駅や明治神宮前駅と同様に、ホーム階からコンコース階に達する円形の吹き抜けが設置されている。地下駅でありながら機械を一切設置しない自然換気システムを世界で初めて採用するとともに、ホームの床下や天井には冷水を循環させる「放射冷房システム」も採用し、地球環境に配慮した設計を取り入れている。なお、自然換気システムは東急文化会館跡地に建設されるビル開業までは仮設の換気塔を設置して対応する。
なんだか分からないだだっ広い地宙船・渋谷駅。とても疲れる・・・。
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