ホクホク北海道・熊の湯(羅臼町)
昼食をとった後、再び温泉巡りを再開した。
羅臼町から国道334号をウトロ方面へ向かう途中の川沿いにある「熊の湯」(目梨郡羅臼町湯ノ沢町、0153・87・2126=羅臼町役場環境管理課) に行った。
看板の説明によると、「熊の湯の前身は純天然の露天風呂で、名前は付近に熊が出没した事や、上流に熊越の滝がある事などで命名されました。昭和53年(1978年)露天風呂(現在の女湯)を設置した後、町民有志の愛好会により、現在の形に拡張されて管理運営されています」とのことだ。
原生林に囲まれ、川のせせらぎが聞こえる。地元の愛好会で管理・清掃を行っており、浴槽、脱衣所も男女別になっている。
とにかく熱いお湯だった。
お湯は白濁していたが、「まっぷるマガジン 知床・阿寒2009」の写真を見ても、羅臼町のホームページの写真を見ても無色透明だった。草津の湯なども湯の花が多いと白濁するが、そういうことなのだろうか。
羅臼町のホームページによると、利用期間 通年24時間(但し、清掃時間中は入浴不可)。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。効能(代表例)は、神経痛・冷え性・慢性皮膚病・筋肉痛・きりきず。湯船の温度は夏場41℃~43℃、冬場43℃~44℃。
感心したのは脱衣所にあった注意書き。共感するところも多々あるので全文を紹介しよう。
熊の湯入浴十ヵ条
一、脱衣所に入ったら何が書いてあるか良く見て良く読んでから入って下さい。読む余裕がなくお急ぎの方は入浴せずお帰り下さい。
一、湯船に入る時は体を洗ってからさらにお湯を二、三杯かぶってから入って下さい。
一、湯船に入って熱いと思ったら一回目はすぐに上って、上でお湯をかぶりますと二回目からはあまり熱く感じません。
一、湯船に入っている人が(例えば十人いるとして)半分の人が熱いと言えば水を入れても良いが、二、三人が熱いと言っても、その人達には従わなくてもよろしいです。
一、浴場には絶対にアルコール類は持ち込まない事。
一、湯船に水着で絶対に入ってはいけません。ここは浴場です。プールではありません。
一、誰もいない湯船に入る時熱かったら水を出しても良いが、上る時には必ず水を止めてから上って下さい。自分が入っている時、誰かが来てその人が止めるだろうと言う気を持たず、出した人が必ず止める事。
一、ここのお湯は服用しても体に良いので是非服用して下さい。
一、湯船を掃除している時は手伝いをして下さい。手伝いも出来ないくらいお急ぎの方は入浴しないでお帰り下さい。
一、ここのお湯は二、三回繰り返し入りますとすごく温まりますのでゆっくり疲れを取ってお帰り下さい。
羅臼町、羅臼町観光協会、熊の湯愛好会
草津で子供が熱いと言うからと、水をじゃぶじゃぶ入れている親がいたが、温まっていて、少しも熱くはなかった。子供が熱いと言うのなら、水を入れて冷ました温泉を湯船の外でまずはかけてあげればいい。気持ちよく温まっている人がいるのに、周りのことなど構わなず子供の言いなりというのは困る。そんな人が増えているので、愛好会の人はここまで書いたのだろう。
地元の常連が多いようだ。
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