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東京タワー

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 東京タワーにのぼった。大展望台は150mの高さにある。
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 外国人観光客と修学旅行生で平日も混んでいる。展望料金は820円(高校生以上)。
 さらに100m、エレベーターで上にのぼると特別展望台がある。
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 場所はぐっと狭くなる。超高層ビルが増えてきたので、このくらいの高さからの眺望でないと多くの人は満足できないかもしれない。展望料金は600円(同)。

 2011年12月には高さ610mの東京スカイツリーが東京都墨田区押上に完成、電波塔としての主要な役割は東京スカイツリーに譲るが、半世紀にわたりテレビ文化を支えてきた東京タワーの文化的価値は高い。改めて東京タワーをチェックする。

 超高層ビルが増え、子供のころ、初めて東京タワーにのぼったときほどの感動はなかったが、東西南北を、一気にぐるっと見渡せるのは楽しかった。
 大展望台と特別展望台の眺望を比較できるように、同じ方角の写真を並べてみよう。
①東。汐留方面が良く見える。浜離宮があり、ずっと先には東京ディズニーリゾートがある。
 150m
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 250m
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②北。アークヒルズ、国会議事堂などが見える。
 150m
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 250m
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③西。天気が良いと富士山が見える方角なのだが、見えなかった。六本木ヒルズが見える。
 150m
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 250m
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④南。NECビル、レインボーブリッジなどが見える。
 150m
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 250m
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 大展望台からエレベーターでおりると5階建ての観光・娯楽施設、Foot Townがある。
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 Foot Townから上をみる。
 大展望台への直通階段があり、日曜、祝日には大展望台まで歩いて行ける。子供の頃、歩いて、脚ががくがくになった記憶がある。
 蝋人形館はまだあった。1970年に開館、東京の人間が東京タワーに行くのは蝋人形館に行くためだったと言ってもいいほど、人気があった。その後、これだけ東京タワーでヒットしたアトラクションはないのではないか。
 このほか、東京タワー水族館、SPACE WAX(スペース ワックス、ホログラムを展示)、ギネス世界記録博物館(ギネス世界記録に認定された世界一の記録を、400点以上の等身大フィギュア、写真パネルなどで分かりやすく紹介)、トリックアートギャラリー、とうけいプラザ、感どうする経済館、ゲームコーナーなどの娯楽施設がある。
 土産物店はいろいろあるが、東京駅にあるような民放5局のキャラクターグッズを売る店がないのが不思議。飲食店は修学旅行生対応の店、フードコートはあるが、大人がくつろげるような店はない。
 放っておけば、修学旅行生は東京スカイツリーに流れるだろう。産業遺産、デートスポットの側面をもっと出したほうがいいのではないだろうか。

 毎日、東京タワーのお世話になっていながら、東京タワーの電波塔としての役割をすっかり忘れていた。
 タワーは上から広域アナログテレビ放送アンテナ(NHK、関東広域民放5局、放送大学)、広域デジタルテレビ放送アンテナ(NHK、関東広域民放5局)、都域テレビ放送アンテナ(TOKYO MX、アナログ・デジタル共用)があり、その下が特別展望台。その下にデジタルラジオ放送送信設備(実用化試験局)、FM放送アンテナ(NHK-FM、FM東京、J-WAVE、放送大学FM)、テレビ局中継アンテナなどがある。
 
  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に、面白い記述があった。
 この塔の正式名称は建築主に因み「日本電波塔」である。当時、相次いで開局する各放送局の電波塔を一本化しようという構想で建設された総合電波塔である。放送事業の将来性に着目した前田久吉と鹿内信隆によって計画された。塔はフランス・パリのエッフェル塔の324mより8.6m高く、当時の自立式鉄塔としては世界最高だった。前田は「建設するからには世界一高い塔でなければ意味がない。科学技術が進展した今なら必ずできる」と高さの意義を強く主張した。この塔の建設に先立ち日本電波塔株式会社が設立され、建築設計の構造学を専門とする学者の内藤多仲と日建設計株式会社が共同で塔の設計を行う。約4.2kt(4200t相当)の鋼材と多くの現場鳶職人の作業によりわずか1年3か月で完成した。完成後、特別展望台の真上にこの塔の建設に携わった人々の銘板が据えられた。
 発信される電波は関東エリアの半径100km圏を範疇とする。この塔の完成に先行して開局していたNHK総合テレビジョン・日本テレビ放送網(NTV、以下「日本テレビ」と表記)・東京放送(TBS、当時はラジオ東京テレビ)はそれぞれ自局の敷地(NHK:紀尾井町、日本テレビ:麹町、TBS:赤坂)に170m程の電波鉄塔を建設してテレビ放送を行っていた。そのため当初は1958年(昭和33年)から1959年(昭和34年)にかけて新たに開局したフジテレビジョン(CX、以下「フジテレビ」と表記)・日本教育テレビ(NET、現・テレビ朝日)・NHK教育テレビジョンが利用していた(NHKは直後総合と教育を交換)。後にTBSも合流した。
 当初はNHKと民放6局のアンテナを一本化するはずだったが、調整の段階で日本テレビが「採算が合わない」「アンテナの配分が不満だ」という理由で不参加になった。しかし、実際はフジテレビ・前田久吉と日本テレビ創設者・正力松太郎との対立といわれる。この塔の完成後も日本テレビは麹町の自社敷地内のアンテナから電波を発信し続けていたが、他局に比べて放送エリアが劣るのは否めなかった。そこで同局は自社の所有地である新宿(現在の東新宿駅付近)にこの塔の2倍もの高さを持つ電波塔「正力タワー」の建設を計画して発表するが、莫大な建設費用が掛かることからその計画は頓挫した。同社は正力没後の翌1970年(昭和45年)になって麹町の本社からこの塔へメインアンテナを移転することになった。その際、TBSが自社の予備スペースを日本テレビに譲ることでメインアンテナのスペースを確保している。
 
 今の形になるまでに紆余曲折があったようだ。
 2011年7月24日までに地上アナログテレビ放送は終了する。これに伴い東京スカイツリー建設計画も浮上した。
 ウィキペディアによると、「2003年12月にNHKと在京民放キー局5社が600m級の新しい電波塔を求めて、『在京6社新タワー推進プロジェクト』を発足したのがきっかけである。2006年3月に現在の建設予定地に決定した。東京スカイツリーの建設目的は、東京都心部に建てられている超高層ビルの増加に伴う東京タワーの電波障害を低減することにある。建設計画の中で地上デジタル放送やワンセグ放送が普及してきており、2011年7月24日には地上アナログテレビ放送が終了するため地上デジタル放送用の電波塔となるが、地上デジタル放送のために建設計画が始まったわけではない。2011年7月24日までに地上アナログテレビ放送が終了するのに備えて2008年7月14日に着工されたが竣工は2011年12月となり、その後試験放送などを経て開業は2012年春の予定である」。「高さについては、東京都心部で立ち並ぶ200m級の超高層ビルの影響を受けない高さとして、NHKと在京民放キー局5社が『600m』という数字を要請した。建設計画を策定する中で、アメリカイリノイ州・シカゴに建設される『シカゴ・スパイア』がアンテナを含めた高さが約2,000フィート(約609m)であったため、それよりも高い『610m』という数字になったという」。
 東京にいながら、東京タワーのことは何も知らなかった。

追記)東京スカイツリーの周辺には交流広場や商業施設も整備される。押上駅と業平橋駅をつなぐ東西長さ約400m、広さ約3.69haに及ぶ「タワーのある街」が生まれる。施設4階レベルには押上駅前からタワーロビーへと続く交流広場を、駅前や北十間川沿いには3つの広場や親水公園を配し、訪れる人々や近隣に住む人たちが集うコミュニティー空間を形成する。
 東京スカイツリーも東京タワーのように、二つの展望台が設けられる。第一展望台は350m。レストラン・カフェ、ショップも置く。第二展望台は450m。ガラスで覆われた空中回廊があり、空中を散歩しているような体験ができるという。
 事業主体は東武タワースカイツリー株式会社。設計は日建設計。施工は大林組。ライティングデザイナーは戸恒浩人氏(シリウスライティングオフィス代表)。

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