街歩き)北千住から向島を経て浅草へその1北千住駅から東向島駅まで
足腰を鍛え、かつ東京を再発見する狙いで、街歩きを始めることにした。
「散歩の達人」(交通新聞社)のムックを買い、「浅草から向島・北千住へ」という所要時間2時間25分、歩行距離8.5kmのコースを選んで歩き始めた。
昼過ぎのスタートとなるので、昼食を食べる予定の「日の出屋」に近い北千住からのスタートにした。逆コースだ。
北千住駅を午後12時半にスタートした。
学園通り旭町商店街を歩く。
商店街のある千住旭町は実は私の生まれた場所。目指す柳原千草園のある「柳原」にはおばあちゃんがいた。
縁の深い場所から散歩を始められてよかった。
東京電機大学の新キャンパスができるんだ。
東京郊外にキャンパスを設ける大学も多いが、やはり都会の空気に触れられるほうが大学生にとってもいいに決まっている。下町にキャンパス、というのは楽しいかもしれない。サイバーパンク小説にチバシティーがよく出てくるが、ITと下町は意外に合うかもしれない。
学園東通へ。ここから柳原千草園までの道のりがよく分からなかった。ムックの地図は広域地図なのに、ルートは結構マニアック。どこをどう曲がっていけばいいのかよく分からない。案内板などを見て、駅から30分ほどで柳原千草園にたどりつく。
製紙工場跡地を整備した静かな自然公園。残念なことに、池の水は枯れていた。近所の人の憩いの場。
大人の身長ほどの低いガードをくぐると――。
日の出屋(足立区柳原1-33-2、03・3888・1664)があった。
ドラマの「金八先生」のロケ地に近いラーメン屋さんで、撮影スタッフがよく食事をしにきていたという。
ラーメン(500円)は昔ながらの素朴なラーメン。
もともとは和菓子屋。独特の形をしたどら焼きがおいしかった。
13時半に店を出た。
墨堤通りに出て、首都高の下をくぐる。
水のある風景には癒やされる。
橋を渡ってから東武伊勢崎線の方に向かい、多聞寺へ。山門は江戸中期に建てられた区内最古の建物。
六地蔵坐像。
この後がコースとしては退屈だった。高層アパートの横の東白鬚公園は高速道路にさえぎられて隅田川も見えず、わざわざコースに組み入れる必要があるのかという場所だった。「玉の井遊郭跡」という、ちょっと聞くと楽しそうな場所は、ただの住宅地。遊郭らしきものは見つからなかった。約1時間は面白みのない散歩になった。
東向島駅にある東武博物館横を15時に通過。
向島百花園に向かう。
ここまでの感想。
ムックの編集部の気持ちはある程度分かるが、散歩のために無理に”名所”を作り、それを結ぶコースを設定している気がする。北千住~向島間には、そんなに見るべきものはない。
細かくコースを設定しても、地図が大雑把なのでどの道を行くのかもよく分からない。
今後の教訓。
行きたい場所を自分で決め、こうしたムックなども参考にしながら、自分でコース設定したほうがいい。今回は地図とのにらめっこが多すぎて疲れた。どの道を行くかはアバウトでいいのではないか。
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