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野沢温泉(野沢温泉村)へ

 午後は飯山市の隣、野沢温泉村の野沢温泉へ行くことにした。
 野沢温泉には、大学生の時によくスキーに行ったが、外湯には入ったことがない。
 そもそもどんな温泉だったのかも覚えていない。学生時代は仲間と過ごすのだけが楽しく、温泉の泉質などはどうでも良かったのかもしれない。今の温泉好きからは考えられないことだが。
 野沢温泉は、道にじゃぶじゃぶ湯を流して雪を溶かしていたことだけは覚えている。

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で予習をしよう。
 野沢温泉
所在地 長野県下高井郡野沢温泉村
泉質 硫黄泉
泉温 42-90℃
 共同浴場「大湯」
 約百万年前に噴火した古い火山である毛無山(標高1650m)の裾野に、数多くの旅館や宿泊施設がある。共同浴場大湯の周辺には大小の旅館やみやげ物屋が密集している。温泉街の道は狭く曲がりくねっており、また坂が多いのが特徴である。斜面の上手(東側)には日本有数のスキー場である野沢温泉スキー場が広がっており、その近辺にはスキー客用のペンションが多い。旅館街より南側はスキー客用の民宿街となっている。
 共同浴場
 野沢温泉の特徴として、13軒ある共同浴場があげられる。これは地元の湯仲間という組織によって維持管理運営されているが、観光客にも開放されおり、無料または寸志で入浴できる。外湯めぐりを特徴とする温泉は城崎温泉が有名だが、城崎の各浴場が豪華に改築されつつあるのに対し、こちらはいかにも質素で地元の人との会話もある。共同浴場大湯の前や麻釜の近くには足湯が存在する。また何軒かの旅館でも旅館の軒先に足湯を設けている。
 なお、かっては24時間利用可能であった共同浴場も、利用者のマナーの問題から、近年は深夜は入場禁止になっている。
 麻釜(おがま)
 麻釜(おがま)は、100℃近い温度のお湯が湧出している場所。昔はこの高温湯を利用して麻をゆでて皮をはぎ繊維を取っていたが、現在は野菜や卵を茹でたりするなど食べ物の用途に使われる場合がほとんどである。麻釜周辺は火傷など危険防止のため観光客は立ち入り禁止になっている。

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 大湯。
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 中に入ると、すぐに湯船があり、脱衣場も同じ場所にある。木造の建物は味わいがある。
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 とても込んでいた。しかし、みな楽しそうだ。なかなか良い湯だ。
 「ぬる湯」(手前)と「あつ湯」の2つに分かれている。あつ湯はかなり熱く、長くは入っていられない。ぬる湯もあつ湯よりはぬるいというだけで、かなり熱い。
 硫黄のにおいに湯の花。草津温泉のような温泉らしい温泉だ。

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 足湯。

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 麻釜(おがま)。
 説明書きがあった。
 麻釜の由来
  野沢温泉が「湯山村」として歴史に現われたのは、鎌倉時代中期、文永9年(1272)である。
  また、弘知3年(1557)には既に近隣に聞えた出湯であったことが知られている。
  この麻釜(おがま)は、古くは釜潭(熱湯のたぎるふち)と呼ばれており、往事の景観がしのばれる。温度は九〇数度あり、里人は野沢菜を始め、野菜や、山野草をこの高温を利用して食膳に共(供)している。
 泉質は、弱アルカリ性硫黄泉で、湧出量は、毎分約500リットルである。
(1)大釜 二ヶ所の湧出口をもち、90度の熱湯が湧出する。高温のため茹物に適し、山菜、野菜等を茹でる。
(2)茹釜 温度90度、2つの湧出口を有し、大釜と同様山菜など食品類を茹でる。
(3)円釜 現在は方形であるが、もとは円形であったためこの名が生じた。温度は71度で、工芸品の材料である根曲竹や、あけび蔓柳条を浸し、 養蚕の盛んな時代には蚕具の消毒にも利用した。
(4)竹伸釜 東側の大石下から湧出し、温度は80度。円釜と同様に利用されている。
(5)下釜 南方に一列をなして湧出するが、ガスが多い。温度は85度。
                                            野沢組惣代
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 大釜でゆでた卵、とうもろこしを食べようと15分ほど待つ。
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 1個50円。
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 1本250円。

 お茶を飲むところを探して、いい場所を見つけた。
 「お休み処爺婆産(じばさん)」。野沢温泉村大湯通りにある。電話はない。
 毎週土日の営業(9:30~15:00)で、村内の有志(シルバー中心)が集まりお茶のみの場として営業している。
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 おやきや草もちなどを作り、販売している。
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 サービスのコゴミ。
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 草だんご(120円)。
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 草もち(120円)。
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 おやき 野沢菜(120円)
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 しそジュース(150円)

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 午後3時には閉店。

 安い、早い(閉店が)、おいしい。
 長野県はお年寄りががんばっているようだ。

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