ホタルを見に行く
岸権旅館はホタルツアーを実施していた。
6月15日(月)~7月17(金)の間の企画。料金は一人500円 (大人・子供共にホタル募金に寄付)。
場所は箱島地区。あづま養魚場のあったところ。
箱島不動尊の御実神木の根元から湧き出す清水は日本名水百選に選ばれた湧水で、水のきれいな箱島地区はホタルの名所になっている。
ところが。
案内をしてくれた岸権旅館の人の話によると、蛍の数は激減しているという。かつては各旅館が保護区にお客を案内していたが、保護区は人の方がホタルより多い状況になり、保護区を案内することは控えるようになったという。
岸権旅館は保護区から離れた小川にお客を案内している。
ホタルは光は厳禁。音も駄目という。人に近づいてくるが、人の脂やにおいがつくと交尾をしなくなるので、体についてもさわらないようにとのこと。
岸権のガイドの方はボランティアで保護委員を務めており、ホタルへの愛が満ちている感じだった。
田んぼにはホタルはいない。小川にホタルが舞っている。目を凝らすとやっと見つかるほどしかホタルはいなかったが、光の舞いは数が少なくても心安らぐ。
舞いながら光っているのがオス、草の中で光っているのがメスという。
たぶん、シャッターを開いたままにしないとカメラには収められないかすかな光。
撮影はできなかったが、ガイドの気持ちも伝わり、心温まる時間だった。
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