« ファーストゴルフ・打ち放題 | Main | 紅葉の川苔山 »

鹿角(東京・西麻布、きりたんぽ・秋田の味)

 鹿角(かづの)は、秋田を代表する郷土料理・きりたんぽ発祥の地。その名前がついた鹿角(東京都港区西麻布1-15-16、03・3402・8212)にきりたんぽ鍋を食べに行った。
 
大きな地図で見る

 『日経おとなのOFF』2009年11月号の特集「東京で見つけた幻の味 郷土鍋の絶品」の3位に輝いた店だ。

 実はきりたんぽをこれまで食べたことがなかった。
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「きりたんぽ(切蒲英)は、秋田県の郷土料理。杉の棒につぶした粳(うるち)米のご飯を竹輪のように巻き付けて焼き、棒から外して、食べやすく切った物をいう。鶏がらのだし汁に入れて煮込んだり、味噌を付けて焼いて食べたりする」。
 「きりたんぽ発祥の地『鹿角(かづの)のきりたんぽときりたんぽ鍋』:最近では全国で食べられている。たんぽ
切る前の段階でのきりたんぽのことをさし、ほとんどの人がこれを『きりたんぽ』と思い込むが、切っていないので『たんぽ』という。『たんぽ』とは本来、稽古用の槍につける綿を丸めて布で包んだものを指し、杉(秋田杉)の棒に、半殺し(半分潰すという意味)のご飯を巻き付けたところがたんぽをつけた槍(たんぽ槍)に似ていることからその名が付いた。
 「きりたんぽ鍋:鶏(比内地鶏)のガラでとっただし汁をベースに、こいくち醤油、酒と砂糖(または味醂)で醤油ベースのスープを作る。煮え難い順に、ゴボウ、(しらたき)、(サトイモ)、(卵巣を含む鷄モツ)、マイタケ(金茸、銀茸)、比内地鶏、(つみれ)を並べ中火で煮立てる。きりたんぽとネギを入れ、味が染みる直前でセリを投入する。セリに火が通ったら完成」。
Kaduno091104_001
 テーブル席に案内された。
Kaduno091104_003
 大根を一度燻製にしてから漬け込んだ秋田名物の漬け物「いぶりがっこ」を頼んだ。燻製の香りがして、なかなかおいしい。
Kaduno091104_002
 女将。みぢゃげどもそうだったが、女将が説明してくれると、郷土料理が一段とおいしく感じられる。
Kaduno091104_004
 きりたんぽ鍋(3300円)。きりたんぽは焦げ目がついている。餅のようなものかと思っていたが、焼きおにぎりに近い。すべて鍋に入れるとスープを吸って柔らかくなりすぎるので、いくつかは後で補充する。
 中に入っているのは、ゴボウ、しらたき、マイタケ、比内地鶏、セリ、ネギなど。
Kaduno091104_005
 具のうまみが染み出し、おいしいスープになっていた。

 営業時間は午後5時~10時30分。
 日曜・祝日定休(7、8月は第二、第四土曜も休み)。 

 東北の鍋はおいしい。次は山形かな。

| |

« ファーストゴルフ・打ち放題 | Main | 紅葉の川苔山 »

Comments

東北の鍋を取材して回ったことがあります。鍋を撮るのはむずかしいのだよなあ。まあ、撮るより食べる方が、やっぱりいいよね。

Posted by: さいのめ | 2009.11.12 03:39 PM

そうですね。写真で見るより、はるかにうまい!

Posted by: フーテンの中 | 2009.11.13 10:31 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 鹿角(東京・西麻布、きりたんぽ・秋田の味):

« ファーストゴルフ・打ち放題 | Main | 紅葉の川苔山 »