映画『AVATAR(アバター)』(3D、字幕版)
映画『AVATAR(アバター)』を公開初日の初回(9時20分~)に東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で見た。
CEATEC JAPAN 2009で3D(3次元)テレビのデモンストレーションが家電各社のパビリオンで行われ、パナソニックのパビリオンでは映画『AVATAR』の予告編を流していた。そんなこともあって、1日も早くこの作品を見たいと思っていた。
この特殊メガネで映画を見ると3Dで見える。字幕も浮き出ていたので字幕版で良かったと思った。(^-^)
すばらしかった。3D映画であることをことさら強調することもなく、もう何度も3D映画を撮った後の作品のように3D表現が映画としっくりいっていた。
ジェイク・サリーがアバターの肉体を得て活躍するシーンが圧巻。映像の美しさもあって、すっかり、その世界に没入してしまった。
自然を破壊し尽くした後の地球からやってきた人間たちは衛星パンドラにある屋久島の縄文杉のような“生命の木”もろともパンドラの先住民ナヴィを始末しようとする。アバターとなってナヴィと平和的解決を図ろうとするジェイクだったが――。初めは決して気持ちの良い生き物とは思えなかったナヴィやアバターに途中から観客みんなが感情移入して映画を見てしまったのではないか。
映画のストーリーやテーマに魅力がなければ特撮技術が素晴らしくても駄作になる。アバターのパンフレットのジェームズ・キャメロン(製作・脚本・監督・編集)インタビューで、キャメロンはこう言っている。
僕が長編映画でもこの技術(3D)を使いたいんだが、失敗すると怖いし、まずは小作品で試そうと思っているというと、彼(視覚効果の巨匠、スタン・ウィンストン)は「いや、だめだ。3Dで長編を撮るなら、君にとっての『スター・ウォーズ』みたいな、最大かつ最高の映画でやれ」と反対されたよ。僕は彼の意見を受け入れて、僕にとっての最大かつ最高の映画を3Dで撮ったわけだ。
映画『アバター』について。オフィシャルサイトによると、「アカデミー賞を総なめにした『タイタニック』で世界歴代興収記録1位を達成。映画史に金字塔を打ち立てたジェームズ・キャメロン監督が、構想14年&製作4年を費やした入魂作」だという。
キャメロンが脚本を書き始めたのは1995年だが、思い通りの映画を作るにはまだテクノロジーが追いついていない、ということで、テクノロジーが進歩するのを待ったらしい。
日本でありがちなのが、テクノロジーができたから、それに合わせて作品を作ろうという発想。やはり、作りたいものが先だと思う。
■■ストーリー■■
22世紀、人類は地球から遠く離れた衛星パンドラで<アバター・プロジェクト>に着手していた。
この星の先住民ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体<アバター>を創ることで、有毒な大気の問題をクリアし、莫大な利益をもたらす鉱物を採掘しようというのだ。
この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、<アバター>を得て体の自由を取り戻す。
パンドラの地に降り立ち、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちるジェイク。
しかし彼はパンドラの生命を脅かす任務に疑問を抱き、この星の運命を決する選択を強いられていく……。
(オフィシャルサイトより)
■■キャスト&スタッフ■■
製作・脚本・監督・編集:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、ミシェル・ロドリゲス、ジョヴァンニ・リビシ、ジョエル・デヴィッド・ムーア
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Comments
はじめまして。
「逃げないほうが楽なんだよ」というブログを書いています。
昨日「AVATAR 3D 吹き替え版」を見てきました。
上映の最初に、思わぬハプニングで、一回上映が中断されましたが、無事に見て来れました。
あっという間の3時間を堪能してきました。
Posted by: TOM | 2009.12.24 12:21 AM
感動作でしたね。字幕版は字幕が浮き出ていました。
長いとも短いとも感じない、ちょうどよい長さの映画でした。
Posted by: フーテンの中 | 2009.12.24 01:29 AM