皇居一周・城門巡り その3 大手門~平川門~半蔵門~桜田門
大手門から平川門へ。毎日新聞社の前にある門だ。
平川門橋と平川門。
千代田区観光協会によると、「内濠に架かり、一ツ橋一丁目から皇居東御苑に入る平川門前の木橋です。初めは慶長19年(1614)に架けられましたが、その後しばしば改修が行われました。現在の橋は昭和63年3月31日に改架された姿の美しい木橋(台湾ひのき製、橋脚と橋台は石、脚桁は鉄骨)で、長さ29.7m、幅7.82mです。平川門は、江戸城三丸の正門でした」「 死者・罪人を運ぶので不浄門、奥女中の通用門であったのでお局御門の名もありました。また、田安・一橋・清水の徳川三卿の登城口でもありました。門・枡形も現存しています」。
春日局(かすがのつぼね)が門限に遅れて平川門の前で一夜を明かしたという話は有名。
「竹橋門」とあるが、今は門はない。よく分からないのは、竹橋を渡ったところに「竹橋御門」の跡がある。二つ門があったのか?
千代田区観光協会によると、竹橋は「内濠に架かり、一ツ橋一丁目から代官町通りに向かう橋です。橋名の由来は、初めは竹で編んだ橋が架かっていたからと伝えられています。また、古い地図には『御内方通行橋』と記載されています」「元和6年(1620)に造られた江戸城の竹橋門のあった所ですが、門は撤去され石垣の一部と橋だけ残っています。現在の橋は、平成5年(1993)3月に補修されました。長さ51.05m、幅22.8mのコンクリ-ト橋です」。
このまま紀伊国坂を行けば北桔橋門があるが、内堀通り沿いを歩き、清水門を目指す。
首都高をくぐったあたりからしばらくは石垣の向こうに普通のアパート(北の丸宿舎など)が見え、石垣と著しくミスマッチ。景観上、どうかと思う。
清水門が見えてきた。遠くに日本武道館の建物も見える。
清水門と清水門橋。千代田区観光協会によると、「内濠に架かり、九段南一丁目から北の丸公園に入る土橋です。江戸城北丸の清水門の橋でした。昔、天台宗山門派の祖といわれる慈覚大師が関東に下向の途中、平川のほとりに寺を建立し、清水寺と名付けたことが門名の由来といわれています。土橋とともに門の枡形も現存しています。門は寛永元年(1624)に建築され、国指定の重要文化財になっています。清水門橋の南側は清水濠、北側は牛ケ淵です。江戸時代初期の江戸城北丸には、春日の局や千姫・阿茶の局・お勝の方など屋敷が、武家屋敷とともにありました。宝暦8年(1758)には、10代将軍徳川家治の子重好が門内に徳川御三卿の一つ清水家を興しました」。
清水門から北の丸公園に入れるが、九段会館の前を通って田安門へ。
千代田区観光協会のホームページの田安門橋の説明。
内濠に架かり、九段北一丁目から北の丸公園に入る土橋です。現在は北の丸公園の広い入口通路になっていますので橋の感じはあまりありません。江戸時代は江戸城北丸の田安門の橋でした。昔、門のある台地は田安台と呼ばれ、田安神社があったのが門名の由来です。享保16年(1731)に8代将軍徳川吉宗の子宗武が、田安門内に徳川御三卿の一つ田安家を興しました。橋は土橋となりましたが、門の枡形は現存しています。門は元和6年(1620)に建築され、国指定の重要文化財になっています。田安門橋の東側は牛ケ淵、西側は千鳥ケ淵です。
日本のロックバンド、Base Ball Bearの初武道館ライブが行われる前で、若者でいっぱい。
高麗門→渡櫓門という枡形は、桜田門と同じ。
武道館の脇を通って北桔橋門へ。
千代田区観光協会のホームページの説明。
内濠(平川濠・乾濠)に架かり、皇居東御苑の北側にあります。江戸城北桔橋門の橋で、有事に備えて橋が跳ね上がる仕組みになっていました。太田道灌の時代には、この付近が城の大手(正面)であったと伝えられています。江戸時代は門を入った所に江戸城本丸の天守閣がありました。現在は、冠木門と橋だけが残っています。
この橋から先、半蔵門までは警戒が厳重で門には近づけなかった。
首都高・代官町入り口近くにある乾門。明治になって建てられた門。16時25分。日の入りは16時40分。急がなければ。
千鳥ヶ淵公園を通って――。
半蔵門へ。
千代田区観光協会によると、半蔵門橋は「内濠に架かり、麹町一丁目から皇居吹上御苑に入る土橋です。橋の北側は半蔵濠、南側は桜田濠です。半蔵門は元和6年(1620)に建築されました。門名の由来は伊賀者の頭領服部半蔵正成が、伊賀組の与力30騎、同心200人を従えて、徳川家康とともに江戸に入り、麹町半蔵門辺りに屋敷を与えられ、表向きはこの門の警備に当たったことによるといわれています」。
三宅坂方面。夜のとばりが下りて、美しい。
国会前庭の時計塔が見える。
間もなく桜田門。
桜田門。17時4分。ちょうど3時間かかった。
江戸城=皇居巡り。エキサイティングだった。
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Comments
こうやって見ると、皇居の広さがよくわかりますね。
素晴らしい、
皇居のご紹介、ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。
Posted by: タケエル | 2010.01.06 05:52 PM
どうもありがとうございます。
何事も研究。
麻雀の研究も再開しなければ(一時期、ちゃんとしていたのですが、強くならなくて…)。
Posted by: フーテンの中 | 2010.01.07 10:53 PM
日本を離れる前、子どもたちと江戸城巡りをしました。はじめて二重橋を見て、「おおお」と思いました。
Posted by: さいのめ | 2010.01.09 11:40 AM