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ゴルフ練習・フックとスライスの打ち分け

 明日は今年初めてのラウンド。寒くて雨という天気予報。曇りの時間もあるようなので、ゴルフ場までは行くつもりだ。でも、ゆっくり考える余裕もないような雨と寒さだったらキャンセルするつもりだ。
 2008年最後のゴルフ。ゴルフは人生と同じ、障害物競争と書いたが、ゴルフが人生なら、この時は「参加しない」が一番正しい選択だったと思う。思いとどまるのも人生だ。職場のコンペなどではそれが難しく、参加してしまったが、限度を超えた悪環境でゴルフをする意味はない。
 今年のゴルフのテーマは「考えるゴルフ」。このポリシーだけは守ろうと思う。 

 朝6時45分ごろ、練習場に行った。打ち放題のゲージと一般の練習場、どちらも列ができる。
 今年はいろいろな練習を試してみたいので一般の練習場に並んだ。
First_golf100306_01
 前から4番目。
First_golf100306_02
 14番がとれた。13番が真ん中。偶数の打席は左打ちの人用のマットもある。つまり、奇数の打席を取ると、左打ちの人と向かい合いになる恐れがある。これは集中できない。だから、偶数の打席がいい。ならば12番か14番。良かった。
 今日は5カゴ打った。フックとスライスの打ち分けにチャレンジした。
 テキストは『ゴルフスコアUPメニュー200』(小野寺誠著、池田書店)。
 メニュー001 ドライバーでスライスとフックを打ち分ける
 フックはニュートラルの姿勢から右足を後ろに引く。
 スライスはニュートラルの姿勢から右足を前に出す。
 メニュー011 アイアンでインテンショナルスライスを打つ
 通常のアドレスをつくり、ボールを中心にして体の全体を目標の左に向ける。クラブフェースは目標に向けたまま、スタンスの向きに沿ってクラブを振ると結果としてアウトサイドインのカット軌道になる。
 メニュー012 アイアンでインテンショナルフックを打つ
 通常のアドレスをつくり、ボールを中心にして体の全体を目標の右に向ける。クラブフェースは目標に向けたまま、スタンスの向きに沿ってクラブを振ると結果としてインサイドアウトに振り抜ける。

 これだけでフックとスライスが打てるという。はっきり書いていないが、ドライバーも「クラブフェースは目標に向けたまま」なのだと思う。

 アイアンを持ち、右斜め前方を向いて、クラブフェースを目標方向にすると、打ち出しは右斜め前方だが、だんだんフックして目標方向に球が飛ぶ。もともとフックボール系なので、この練習ではよく球が左に曲がった。
 これとは逆に左斜め前方を向いて、クラブフェースを目標方向にすると、打ち出しは左斜め前方だが、だんだんスライスして目標方向に飛ぶ――はずだった。ところが、スライスはあまりせず、素直に左斜め前方にボールが飛んだ。
 ドライバーは本当に気持ち、右足を前後に動かすだけで、ずいぶん球筋が変わった。

 右に曲げたい時に左を向く。左に曲げたい時に右を向くというのはプレッシャーがかかる。左を向いて、素直に打ったら左に行ってしまうのだ。とても危険だ。実戦ではうまくいかないのではないか。

 むしろ、打ち方としては次のように考えた方がいいのではないか。
 フック=クラブフェースをクローズドにして、真っすぐ打つ。
 スライス=クラブフェースをオープンにして真っすぐ打つ。
 これならば、失敗してもまっすぐ飛ぶから安心だ。

 ただ、狙ってフック、スライスを打つ練習は重要だと思った。「右へ曲がるのか左へ曲がるのかが分からない」のが一番まずい。「フックするかまっすぐか」、「スライスするかまっすぐか」であれば対処できる。なぜフックするのか、スライスするのか理屈が分かると、意図しないスライスなどが減るのではないか。まっすぐなボールが打てるのではないか。

 実戦でも以下のようなケースに使えるのではないか。
 右にピンが立っているグリーンを狙う時。
 →真ん中を狙ってスライスボール。失敗しても真ん中ならば問題なし。
 →ピンを狙ってフックボール。グリーンをはずさない。
 左にピンが立っているグリーンを狙う時。
 →真ん中を狙ってフックボール。
 →ピンを狙ってスライスボールを打ち出す。
 
 左のラフから打つ場合、左に引っ掛けてOBというケースもこれまで多かったから
 →左ぎりぎりを狙ってスライスボールを打ち出す。

 フック系なのでスライスが打てると、うまく設計できるような気がしてきた。
 実戦でいろいろ試してみよう。

追記2010.3.7)
 今日のラウンドは中止になった。摂氏10度以下で雨。主催者の判断に感謝。
 ファーストゴルフに行って(12番打席)、フック、スライスに磨きをかける。
 ティーショットの左右打ち分けに有効なことが分かった。
 左に打つときは、保険としてスライスをかけて左に打ち出すとOBゾーンにいかない。かけそこなってもまっすぐ素直なボールになる。
 右に打つときは、保険としてフックをかけて右に打ち出すとOBゾーンにいかない。かけそこなってもやはりまっすぐ素直なボールになる。
 インテンショナルフック、スライスの役割は「保険」のようだ。

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