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都会の生活その2 市民会館

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 市民会館のツアーに参加した。写真撮影を許可してもらうには別途55CZKが必要だった。
 市民会館入り口。階段をのぼったところにクロークがある。

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 さらに階段をのぼったところにスメタナ・ホールがある。
 作曲家であるベドジフ・スメタナにちなんでこの名前がついており、プラハ交響楽団の本拠地でもある。
 スメタナ・ホールでは毎年100を超える、主にクラシック音楽のコンサートが行われている。プラハの春国際音楽祭の5月12日のオープニング・コンサートではスメタナの交響詩『わが祖国』全曲が演奏される。

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 巨大なアーチ型の天井を支える鋼鉄のリベットによる当時では斬新な建設法が試みられている。
 中央の天井には、色ガラスと装飾格子で形作られた曲線を描く大きなステンドグラスの装飾窓があり、ホール全体に光を供給している。

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 市民会館の中央に位置するスメタナ・ホールには1200人を収容する客席がある。

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 バルコニー席。

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 優美にたなびく布をまとった2人の女性像と、花でつながれている石膏の竪琴。

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 右側のバルコニー席も同じデザイン。

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 バルコニー席とボックス席の欄干を飾るのはチェコの作曲家たち。

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 ステージの上のパイプオルガンはロマン派のもので、4814本のパイプからなり、その本数からいっても世界最大のオルガンのひとつにあげられる。
 オルガンには、スメタナのブロンズ製レリーフの肖像がかかげられている。

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 ステージの左右を飾るのは石膏でできた彫刻群で、ラヂスラフ・シャロウン作。
 右側がスメタナの『ヴィシェフラト』。

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 左側がドヴォジャークの『スラヴ舞曲』。

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 夜のコンサートが待ち遠しくなってきた。

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 カフェ Cukrárna
 スメタナ・ホールの客席の左出口から廊下に出ると、すぐそこにカフェの入り口がある。
 ここは主にバロック様式であるが(直線的デザインの椅子など)、各所にアール・ヌーボー様式も見つけることができる(金を使用した装飾、ランプやエアコンの格子部分の花柄など)。

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 スロヴァーツコ・サロンSlovácký salónek
 モラヴィア地方の一地域である『スロヴァーツコ』の民族模様が装飾のモチーフになっている。
 このモチーフは壁の模様やカーテンの刺繍、麻や皮でできた装飾に見ることができる。

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 金属製カタツムリのミニ噴水のついた水槽。1909年のアール・ヌーボー様式のもの。

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 ボジェナ・ニェムツォヴァーの小サロン Salonek Boženy Němcové
 このサロンはチェコの女流作家であるボジェナ・ニェムツォヴァーの名を持ち、スロヴァーツコ・サロンとオリエンタル・サロンの間の角に位置する。
 そこには、噴水がある。噴水はカラフルなガラスをはめこんだモザイクで覆われており、白い陶器でできた真ん中の階段状の小さな滝部分は、アール・デコ調である。

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 オリエンタル・サロン Orientální salonek
 アール・ヌーヴォーとオリエンタルな装飾がみごとに調和しているところであり、主にチェスやカードなど、ゲームを楽しむ目的で作られたサロンである。

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 窓の近くにある引き出し式の小さな机は、チェスやカード遊びのためのもの。

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 グレーグル・ホール Grégrův sál
 このホールは19世紀における重要な政治家で、チェコ青年団の創始者の一人であり、『国民新聞』の創始者であったユーリ・グレーグル博士にちなんでこの名がつけられた。

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 壁に据え付けてあるのはフランチシェク・ジェニーシェクの絵画(1911年)。
 これらの絵は生命の誕生から死に至るまでの過程を表している。
 左から慈悲の歌、戦争の歌、弔いの歌。

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 天井の絵もジェニーシェクの作。
 『生命』。

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 『詩』。

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 『死』。

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 グレーグル博士の胸像。

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 パラツキ―・ホール Palackého sál
 チェコの歴史学者、政治家であったフランチシェク・パラツキーの名を持っている。
 主にホールを飾るのは、壁や天井のヤン・プレイスレルによる絵画(1910-1912)である。

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 壁にある二つの絵画は、彼の想像による風景画である。水浴びをする少女たち。

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 槍を手に白馬にまたがり勝利に浸る青年の姿。

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 天井画には『少女と飛翔する鳥たち』という題がつけられている。

 次が、いよいよ一番見たかったアルフォンス・ムハ(ミシャ)が内装をした市長の間だ。
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 市長ホール Primátorský sál
 ちょうど正面玄関の真上に位置するこの市長ホールは、市民会館の中でも造形美術的にもっとも印象的な内装を持つ。
 その装飾はすべて、アルフォンス・ムハ(ミュシャ)のものである。

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 ホールの上部全体、壁から天井にかけては、国民の根底にある伝統や歴史を彷彿とさせる、スラブ民族の団結がテーマになった絵画で覆われている。

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 『スラブの団結』という名をもつ天井の画はスラブ民族の人々の営みが円形に描かれており、その空の中央には翼を盾にしてその人々を守っている大きな鷲の姿が見える。その天井に向かって描かれている8つの人物画は、チェコの歴史上の重要人物で、絵の下にはそれぞれの人物の性格を象徴する言葉が、ムハ独特の飾り文字で書かれている(パラツキ―・ホールからのドアに向かった右上から時計周りに)
①ヤン・ジシカ=戦いに挑む勇者
②ヤン・アモス・コメンスキー=忠誠
③ペルンシュテインのヴォイチェフ=力強さ
④ホツコ人(南西ボヘミアの国境を守っていた俗に“ドッグ・ヘッド”と呼ばれた民族)=番人
⑤ドゥバーのヤン・ロハーチ=厳格さ
⑥ポジェブラトのイジー=独立
⑦ヤン・フス=正義
⑧プシェミスロヴェツの女王エリシカ=母性的叡智

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 壁を覆う絵。『犠牲(過去)』

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 『自身の力(未来)』

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 『男らしさ(現代)』

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 人物画の下にそれぞれ女性の頭が飾られている。

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 孔雀をモチーフに贅沢に刺繍を施したカーテン。
 面白いサイトを見つけた。ここに行けばまるで市長ホールにいるような感覚でムハの装飾を楽しむことができる。

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 リーグル・ホール Riegrův sál
 堂々とした雰囲気が漂うこのホールは、チェコの重要な政治家で新聞記者でもあった、熱烈な愛国心の持ち主フランチシェク・ラジスラフ・リーグルの名がついている。
 壁にあるふたつの絵画にはチェコの作家をはじめ画家、作曲家のポートレートが一堂に描かれている。
 『チェコの春』と名づけられたこの写実的絵画は、1913年のマックス・シュヴァビンスキーの作品で、左の絵には5人の作家(左から)スヴァトプルク・チェフ、ヤン・ネルダ、ヤロスラフ・ヴルフリツキー、ボジェナ・ニェムツォヴァー、ユリウス・ゼイェル。右には彫刻家ヨゼフ・ヴァーツラフ・ミスルベク、2人の画家ミコラーシュ・アレシュとヨゼフ・マーネス、そして大作曲家であるベトジフ・スメタナとアントニーン・ドヴォジャークが描かれている。
 それぞれの人物が生きた年代や地域はじつはバラバラで、スメタナとドヴォジャークが一つの絵にそろって描かれているのはこの絵だけだという。
 絵画の間には、ヨゼフ・ヴァーツラフ・ミスルベク作のリーグルの胸像がある。

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 スラトコフスキー・ホール Sladkovského sál
 19世紀におけるチェコの重要な新聞記者で、政治家でもあったカレル・スラトコフスキーの名がついたこのホールは、演説や講義を行うための構造になっており、他のホールに比べるとかなりシンプルなつくり。 

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 ガイドツアーには地下のバーで一杯飲めるトークンがおまけについていたが、記念にトークンは持ち帰った。
 市民会館周辺はお土産屋が多い。ガラス製品などを買った後、有名な手作り石鹸の店、ボタニクス(Botanicus)に行った。
  Týn 3/1049 (Týnský dvůr - Ungelt)
 110 00 Praha 1
 Tel.: + 420 234 767 446
 Opening hours:
 MO-SU: 10.00 - 20.00

大きな地図で見る

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 死海の泥ソープ(デッドシーマッドソープ)を買った。

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 19時半からのスメタナホールでのコンサートまで、市民会館のカフェで過ごすことにした。アール・ヌーボー様式のカフェ。カバールナ・オベツニー・ドゥーム(KAVÁRNA Obecní Dům)。

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 ハンガリー料理だが、チェコでもよく食べられるBEEF GOULASHZ(グラーシュ)を注文した。
 200CZK。もちろん、Pilsner Urquell(80CZK)も。

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 お茶(Čaj Černý)を飲んでコンサートの開始を待つ。お茶は60CZK。

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 残念ながらスメタナの曲は聴けなかったが、チェコでのコンサートの夜を楽しんだ。
 休憩時間にワインを飲む。

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 夜のスメタナホール。

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 この位置で聴いた。指揮者はバック・トゥ・ザ・フューチャーのドクにそっくり。(^^♪

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 地下鉄で帰る。

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 そうそう、こちらの地下鉄は群馬のJRと同様、扉を開くボタン付き!

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