お台処(前橋市、群馬の食材を使った手料理)=閉店?
追記)かつて、いっしょに前橋にいた友人から「最近、閉店した」という情報を聞いた(2012.7.5)。
久しぶりの前橋市・中心商店街。人通りが少なく、寂しい街のなかをうろうろして、ようやく見つけた。
お台処(前橋市千代田町4-11-3、027・233・5320)。
オリオン通り商店街に隣接した駐車場の近くにあった。
とても懐かしい店だ。2度移転した。
最初の店は群馬の単身赴任時代。手料理が食べたくて、仲間を連れて頻繁に訪ねた。
次の店もオープンしたばかりに行ったが、今の店はオープンして半年くらいたってから、ようやく行くことになった。
ちょっと髪の毛を短くした店主の志津さん。元気そうだった。
なじみの店はできるだけ長く続けてもらいたい。アポイントなしに気楽に訪れて、一瞬のうちに懐かしい時代を思い起こすことができる。
プラハからの帰国の翌日に群馬県で仕事。海外旅行は刺激的だったが、地方はのんびりできていい。時間の流れを気にせずに、ゆっくり楽しんだ。
群馬県は、宇都宮餃子、讃岐うどん、博多明太子のような、印象の強い食の名物がない。だから、地元のお店も苦労しているようだが、お台処に来ると、これが群馬なのだな、と改めて思う。
ただの野菜、山菜、肉なのだが、産地にこだわり、新鮮。魚を除けば良い食材が豊富というのが群馬なのだ。
料理名としてはオリジナリティーがだしにくいから、だめな店はただの店になってしまうが、群馬のよさを理解していれば、お台処のような店になる。
このような店、東京にもない。
すっかり寂れた前橋中心街だが、そのオアシスとしてお台処に行ってみてもらいたい。
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Comments
おお、この店、良い店だった。また行きたい。移転するのも、お店の場合、たいへんだろうなあ。
Posted by: さいのめ | 2010.05.20 11:41 PM